
「極真空手、思い出を挙げればキリがない」の第28回目。今回もボクにとって初の世界大会取材となった1991年11月に開催された『第5回全世界大会』に関するエピソードの数々を綴る。
外国人選手の話が続いたので、ここら辺で日本人選手たちの話も綴っていこう。1991年の世界大会イヤー、この年には忘れられない取材体験があった。1990年12月の月末、年末年始の休みに入ってしまう関係で、年末になるべく次号用のアポをとっておこうということになり、八巻建志担当だったボクは八巻に連絡。当時の編集長から「稽古始めを取材して来い」と言われたので、いつから練習を開始するのか聞いてみた。
すると、意外すぎる答えが。なんと1月1日から練習しているというのだ。1月1日って……元旦ですよ、元旦。当時は今ほど元旦から開いている店もなかったくらい、正月=休みという時代だった。ボクはバイト時代も三が日はしっかり休んでいたくらいお正月は休みにこだわる人間なのだが、その事を編集長に伝えると「面白いじゃないか。八巻建志、元旦から世界大会へ向けて始動ってタイトルでいいじゃん。行って来い」と元旦取材が決定してしまった。
1991年1月1日、ボクは車を運転してカメラ持参で指定されたジムへ。到着すると八巻はすでに…