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【全日本キック】3・19決戦はいよいよ明日、日タイ戦5対5全員が計量をパス

2006/03/18



 3月19日(日)東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟主催『SWORD FIGHT 2006〜日本VSタイ・5対5マッチ〜』に出場する全選手が、18日(土)午後5時より行われた計量をパスした。副将戦に出場する小林聡(藤原)が1度目の計量を200グラムオーバーし、2度目も体重が変わらず3度目にしてパスした以外は、全員が一発でクリアしている。(計量結果は以下のとおり)

 大将戦で日本人トップ選手をことごとく撃破している“切り裂き魔”ワンロップ・ウィラサクレックと対戦する、全日本フェザー級チャンピオン山本真弘(藤原)は「いつもより減量がしんどかったんですが、体調は1月の試合(全日本タイトルを奪取した試合)よりもいい。今日ワンロップを見て凄く楽しみになりました。ワクワクしてます」と頼もしいコメント。

 今回、チームJAPANの監督を務める藤原敏男会長からは、「気負わずに気楽に行け」と言われたという。大将戦という重要な役割にも、「自分が全部おいしい所を持っていきます。スピーディーな試合をして、なおかつKOで決める。僕のスピードに注目して下さい。ワンロップの攻撃をかわしまくる…予定です(笑)」と逆にプレッシャーを楽しんでいるかのようだ。

 藤原会長からは今回の試合に備え、“相手を一撃で仕留めるヒジ打ち”の集中特訓を受けた真弘。「相手の背がかなり高いので決まるかどうか分かりませんが、チャンスがあれば狙いたい」と、ヒジで切り裂いてのTKO勝ちが多いワンロップに対し、同じヒジでも“KOで倒す”ヒジを狙っていくつもりだ。

 その真弘と1月にタイトルマッチを争い、判定で敗れてベルトを失った全日本フェザー級1位・山本元気(DEION)は、ムエタイ屈指のスラッガーであるルンピニースタジアム・バンタム級9位カノンスック・フェアテックスとの先鋒戦を自ら買って出た。

「俺が大暴れして勝って弾みをつけて、勝ち戦に繋げます」と元気は意気込む。「(カノンスックの顔を見て)強そうっすね。やる覚悟もやられる覚悟も出来てます。後は試合で頑張るだけ。試合が決まったらいつもそういう気持ちですよ。相手は現役ランカーで強いから、やられるのも覚悟している。でも、自分がどれだけ強いか確認したいから、1Rから公約どおりバキバキ行く。期待して下さい。凄い試合になりますよ」と激闘宣言だ。

 カノンスックが公開練習で「打ち合いたい」と発言した事に対し、「じゃあ、打ち合います」と臨むところだと言わんばかり。「自分のよさが出る試合、自分らしい試合がしたい」と言い、「前回のようにバカみたいには行かない。ヒジには気をつけます。しっかりディフェンスして闘わないとやられますからね。ヒジのディフェンスをしっかり認識して打ち合います」と、前回2度のダウンを奪いながらヒジで切られて逆転TKO負けを喫した二のテツは踏まないと語る。

「秘策? それは言えませんよ(笑)。殴って蹴るだけです。カノンスックもスカすタイプじゃないから、しっかり打ち合ってダメージ与えて、しっかり闘いたいですね」と元気。本人が言うように、日タイ戦の幕開けにふさわしい大激闘となりそうだ。

 中堅戦では今年1月に全日本ライト級チャンピオンになったばかりのサトルヴァシコバ(勇心館)が、元ルンピニースタジアム・スーパー・フェザー級10位シンバード・シットバンクと対戦する。

 このシンバード、当初は元ルンピニースタジアム・スーパーフェザー級10位と紹介されていたが、実はルンピニースタジアム・ライト級7位&ラジャダムナンスタジアム同級9位と二大殿堂にランクインしている現役ランカーであった事が発覚。

 ヴァシコバは「凄く強そうですね。タイ人っぽくないし。名前をパソコンで調べてこれじゃないのかなと思ったんですけど、聞いたら“違う”って言われて。そうか、と思ったんですけどやっぱり本人でした(笑)。ひょっとしたらとは思ってたんですが、実際にそうだったんで“やべぇー”って」と苦笑い。

 現役ランカーが相手という事で不安と楽しみはどっちが多いか聞かれると、「僕のタイプは不安になります。怖い、ドキドキしちゃう」と恐れを隠さない。しかし、「明日の作戦は秘密にしたい。自分なりの対策はしました。お客様が見て楽しい試合がしたいですね」と“秘策”がありそうだ。

 それでも、ヒジの話になると「怖いですね。いかに攻撃が出来るか。打たれ強い自信はあるけれど、ヒジは切られたら終わりですから」とやはり不安そう。ヴァシコバは左ストレートに一打必倒の破壊力を持っているが、パンチャーにとってヒジは鬼門なのだ。

 チームJAPANの公開練習では、監督の藤原会長より鉄柱を蹴ってスネを鍛える練習方法を伝授されたヴァシコバだが、「鉄柱でやってみたら痛かったので、ビンにしちゃいました。ビンでスネを叩いて鍛えました」と笑う。

 頼りない発言の多かったヴァシコバだが、最後には「伝統ある全日本ライト級のチャンピオンになったからプレッシャーはあるけれど、応援してくれる人やスタッフの期待に応えたい。そのためにはKO勝ちすれば盛り上がるから、KOを狙う。いい試合をしてブッ倒したい。全力でタイ人さんにぶつかって、“奇跡の”KO勝ちをしたい」と、KO宣言だ。

 細木和子の六星占術に凝っているヴァシコバは、「この3年間は凄く運勢がいいそうなので、今回も大丈夫じゃないかな。日曜日の運勢はいま見ると怖いので、試合が終わって帰ったら見ます」と言って記者たちを笑わせた。また、試合当日には藤原会長がヴァシコバに「怖くないおまじないの言葉をかける」という。

 次峰戦で元ルンピニースタジアム・スーパーフライ級9位デッドゥワン・ポー.ヂャルンチャイと対戦する石川直生(青春塾)も真弘・ヴァシコバ同様、今年1月に全日本スーパーライト級チャンピオンになったばかり。

「タイ人はみんな同じ顔に見えるのでビックリしました。元気の相手は凄く怖い顔なのに、僕の相手はお猿さん。僕も猿顔だから似てますね」と石川は冗談を交えながらの余裕のコメント。

「僕が倒される事はない」と石川は言い切る。「僕が倒すか、(ヒジで)切るか切られるかです。向こうも僕もスタミナには問題ないけど、ビデオを見た限りでは倒すような怖い武器を向こうは持っていないから。日本向けにローでガンガンくれば別ですが。僕がヒジを出した時、タイ人は必ずヒジを返してくるからそういう展開になった時が勝負です」。

「期待の方が大きい。不安は全くない」と石川。「いい感じの仕上がりですね。イメージトレーニングもいっぱいやって、イメージの中では勝ちまくってます。三つぐらい勝ちパターンもあります」と、もの凄い強気だ。「5対5に出る事を決めた時は、現役タイ人を自分の中で大きくイメージしてしまったんですね。“勝てるのかな?”って不安があったけど、先週ぐらいに吹っ切れたんです。相手は現役チャンピオンじゃないのに、なに自分でビビッてんだって。僕のライバルたちは凄く強いのに、そいつらと競い合ってる僕が現役っていうだけでビビッてられない。いまの俺だってけっこう強いじゃん、と吹っ切れました」というのが、その強気の理由だ。

「5Rやるつもりはありません。作戦もある。3R以内に勝つにしろ負けるにしろ決まります。前田(尚紀)との試合と同じで一瞬で決めようと思っている。だから、お客さんはトイレに行ったりしないで下さい」と、短期決着も宣言。「今年、僕はチャンピオンになった。そこからステイタスを築き上げていく。こんなところで躓いているわけにはいかない。格好のステップにしたいから、軽く勝てたらいいなと思います」と、最後まで強気の姿勢を崩さなかった。

 奇しくも計量のこの日は、1978年にチームJAPAN監督・藤原敏男会長が後楽園ホールでモンサワンを破り、史上初のタイ人以外でラジャダムナンスタジアム王座を獲得したキックボクシング界の歴史的記念日。その藤原監督率いる“藤原ジャパン”は、日タイ戦第一弾での全敗ショックを払拭し、勝利を収める事が出来るか? 歴史的な一戦は、明日に迫っている。

▲(左から)カノンスック、デッドゥワン、シンバード、ヨードクングライ、ワンロップのチームMUAYTHAI
▲(左から)山本元気、石川直生、サトルヴァシコバ、山本真弘のチームJAPAN


全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2006
「SWORD FIGHT 2006〜日本VSタイ・5対5マッチ〜」

2006年3月19日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト数試合あり

<全対戦カード>

▼第9試合 日本VSタイ・5対5マッチ大将戦 57kg契約3分5R
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/M-1バンタム級王者)56.9kg
VS
山本真弘(日本/藤原/全日本フェザー級王者)56.9kg

▼第8試合 日本VSタイ・5対5マッチ副将戦 62.5kg契約3分5R
ヨードクングライ・ノーンカムジム(タイ/元ルンピニースタジアム・バンタム級6位)61.1kg
VS
小林 聡(日本/藤原/WKA世界ムエタイ・ライト級王者)62.5kg

▼第7試合 日本VSタイ・5対5マッチ中堅戦 63kg契約3分5R
シンバード・シットバンク(タイ/ルンピニースタジアム・ライト級7位&ラジャダムナンスタジアム同級9位)62.8kg
VS
サトルヴァシコバ(日本/勇心館/WFCA世界スーパーライト級王者)62.7kg

▼第6試合 日本VSタイ・5対5マッチ次鋒戦 59kg契約3分5R
デッドゥワン・ポー.ヂャルンチャイ(タイ/元ルンピニースタジアム・スーパーフライ級9位)58.9kg
VS
石川直生(日本/青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)58.8kg

▼第5試合 日本VSタイ・5対5マッチ先鋒戦 58kg契約3分5R
カノンスック・フェアテックス(タイ/ルンピニースタジアム・スーパーバンタム級9位)57.7kg
VS
山本元気(日本/DEION/全日本フェザー級1位)57.9kg

▼第4試合 全日本スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦 サドンデスマッチ3R延長1R
山内裕太郎(AJ/前全日本ウェルター級王者)69.2kg
VS
小松隆也(建武館/全日本ミドル級6位)69.2kg

▼第3試合 全日本スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦 サドンデスマッチ3R延長1R
濱崎一輝(シルバーアックス/全日本ミドル級2位)69.3kg
VS
佐藤皓彦(JMC横浜GYM/全日本ミドル級8位)69.5kg

▼第2試合 全日本バンタム級ランキング戦 サドンデスマッチ3R延長1R
寺戸伸近(BOOCH BEAT/全日本バンタム級1位)53.3kg
VS
割澤 誠(AJ/全日本バンタム級2位)53.5kg

▼第1試合 CROSS BOUT 全日本対J-NETWORK 67.5kg契約 サドンデスマッチ3R延長1R
北野ユウジ(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKウェルター級2位)67.3kg
VS
大 輝(JMC横浜GYM/全日本ウェルター級7位)67.1kg

▼オープニングファイト第3試合/バンタム級3分3R
大野修司(ムサシノクニ) 
VS
菊地 慧(藤原)

▼オープニングファイト第2試合/ミドル級3分3R
横澤浩史(S.V.G.)
VS
守屋拓郎(NJKF/町田金子)

▼オープニングファイト第1試合/ライト級3分3R
渡部太基(藤原)
VS
野間一暢(JMC横浜)

<チケット料金>
スタンディング券4,000円

<当日券情報>
当日16:00より後楽園ホール1Fのチケット売り場にて販売
※大混雑が予想されます

<お問い合わせ>
全日本キック=http://www.aj-kick.com
03-3365-1171

【関連リンク】
≫全日本キック公式サイト
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