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8月31日（木）都内ホテルにて記者会見が行われ、10月9日（月・祝）神奈川・横浜アリーナで開催される『HERO'S2006
ミドル級＆ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』のミドル級決勝トーナメント組み合わせが発表された。
谷川プロデューサーは「今年最後のHERO'Sです。いろいろありましたが、トーナメントも盛り上がってきてクライマックスを迎えます」と挨拶、宇野薫（和術慧舟會）VSアイヴァン・メンジバー（カナダ/トリスター）、ハニ・ヤヒーラ（ブラジル/アタイジジュニア柔術）VS
J.Z.カルバン（ブラジル/アメリカン・トップチーム）の準決勝2試合を発表した。
続いて、前田日明スーパーバイザーが見どころを語る。
「ハニ・ヤヒーラはヒクソンの弟子ということで試合をソツなくやっている隙の無い選手。ヒクソンの弟子は自分も何人か見たけれど、彼にはねちっこさを感じて本人に聞いてみたらダン・ヘンダーソンとも練習しているということで、なるほどなと感じました。高谷選手に勝ったカルバンは試合のチャンスを敏感に反応して動いている。彼にはある意味でKIDを思わせる異質な感じを受けます。所に勝ったメンジバーは、所とタイプ的に全く同じで要所要所で動いて攻めて行く。場面場面で見せ場を作ってやっていくタイプなので、宇野君と相性が合うと思う。この二人は激しい攻防になるでしょうね。スタイル的に似ているところもあるし、楽しみなカードです」。
 唯一の日本人選手として優勝に期待がかかる宇野は、「メンジバーは打・投・極に優れた選手だと思っています。これぞ総合格闘技、という試合が出来ればいい。対策は考えていませんが、噛み合うと思います。いい試合になればな、と思います。トーナメント対策は勝ちあがらないと次の試合はないので、メンジバー戦だけを考えて練習するだけです」と、決勝のことは考えずに準決勝のメンジバー戦に集中すると語った。それだけメンジバーが強敵だということだろう。
宇野はこの中で唯一、昨年のトーナメントも闘っている。「その経験も出せればいいなと思います」と、これまでのキャリア全てをこのトーナメントにぶつける意気込みだ。
日本人で唯一残っているというプレッシャーに関しては、「前回の試合でも残っているのがすでに自分だけだったので、会場の期待を感じました。今回も自分しか残っていないので、期待を沸々と感じています。それをいい意味でのプレッシャーにして、頑張ってやるだけですね。結果は考えずに行くだけです」とプラスに捉え、「会場とTVの前で自分に声援を下さい。それがやりがいになります。そういう力がもうひとつ、僕を押し上げてくれます。僕に期待してくれる人は、声援をよろしくお願いします」とファンに“応援でパワーを下さい”とメッセージを送った。
強豪外国人を相手に、宇野が優勝すればそれは快挙。谷川プロデューサーや前田スーパーバイザーにご褒美として何か願い事を聞いてもらってもいいはずだが、宇野は「それは優勝してから考えます（笑）」と謙虚だ。
リングス時代にいい試合をした選手や快挙を達成した選手には、『前田賞』としてポケットマネーで高価な時計などをプレゼントしてきた前田スーパーバイザーは「双子を生んだお祝いも兼ねて何かプレゼントしたいね」と、『前田賞』の復活を予告。そして、宇野に次のような熱いメッセージを送った。
 「宇野君は総合格闘技のパイオニアっていうか、創成期からずっと第一線で頑張っている大変さがよく分かる。いつも周りをハラハラさせて、試合内容でも完封して驚かせる勝ち方をする。彼を見て思うのは、前世があるとすれば戦国時代の若武者の生まれ変わりじゃないかって。それを忘れず現世を生きている感じがします。昔の武士の若い人たちは、こういう雰囲気だったんじゃないかって、彼を見ていると思います。
第1回のトーナメントはKIDが優勝したけれど、今回は宇野君に優勝してもらってKIDと宇野君で鎬を削っていって欲しい。アメリカがやっと総合格闘技バブルになってきたので、高額のギャラに吊られて世界中のスポーツアスリートが総合に参入してくると思う。創成期の時代を通過して、新しい戦闘スタイルが出来上がってくると思います。その中で名を残すように、宇野君にはパイオニアとしての矜持を守って頑張っていって欲しい」
すでに報じられているとおり、宇野は8月15日に双子の男の子が誕生し、パパとなった。そのことを記者に聞かれると、宇野は照れくさそうにしながらも、「いろんな部分で変りつつあります。小さい体で一生懸命に生きている子供たちを見て、エネルギーをもらってる感じがします。子供たちに上手く伝わるというか、勝ち負けは別にして試合でちゃんと伝わるものが出来ればいいな、と思っています。おむつの交換？ そういったところは人並みにやってます（笑）」と答えた。
「目の傷も治ったので、週6日くらい普通に練習しています。決勝の相手がどちらになるかは考えてませんね。自分がまず勝たないとどっちが来ても関係ないですから。ベルトに対する気持ちはあります。やはり形にしたいという気持ちが強いし、10周年だし。でも、先を考えると足元を掬われるので考えないようにします」と、あくまでも準決勝に集中したいと宇野。
横浜アリーナが会場というのも追い風に感じているという。「横アリでやれるのが凄く楽しみ。凄く好きな会場なんです。桜庭さんがUFC-Jで勝ったのも見ていたし。そこで試合が出来るのは幸せなことですよ。練習を納得行くまでやって、ベストな体調で臨みます。3人とも凄く強くてリスペクト出来る。誰と当たってもいい試合が出来るでしょう」。
「今までやってきたものをぶつけるだけ」宇野は力強くコメントを締めた。
また、ミドル級トーナメントのリザーブマッチには、宮田和幸の出場がほぼ決定。対戦する外国人に関してはまだ未定だという。
TBS
「HERO'S 2006 ミドル級＆ライトヘビー級
世界最強王者決定トーナメント決勝戦」
2006年10月9日（月・祝）神奈川・横浜アリーナ
開場14：30（予定） 開始16：00（予定）
＜対戦カード＞
▼ミドル級トーナメント決勝 5分2R（延長1R）
宇野×メンジバーの勝者
VS
カルバン×ヤヒーラの勝者
▼ミドル級トーナメント準決勝 5分2R（延長1R）
宇野 薫（日本/和術慧舟會東京本部）
VS
アイヴァン・メンジバー（カナダ/トリスター）
▼ミドル級トーナメント準決勝 5分2R（延長1R）
J.Z.カルバン（ブラジル/アメリカン・トップチーム）
VS
ハニ・ヤヒーラ（ブラジル/アタイジジュニア柔術）
＜チケット料金＞
SRS席25,000円 S席15,000円 A席6,000円
＜チケット販売所＞
●デジタル先行発売中
HERO'Sオフィシャルサイト＝http://www.hero-s.com
FEGオフィシャルサイト＝http://www.feg-jp.com
i-mode HERO'Sオフィシャルサイト
Voda fone live! HERO'Sオフィシャルサイト
EZ web HERO'Sオフィシャルサイト
●一斉発売（発売日のみ） 9月9日（土）10：00～
チケットぴあ＝℡0570-02-9999
ローソンチケット＝℡0570－084－638（特電）
CNプレイガイド＝℡0570-08-9977（特電）
キョードー東京＝℡03-3498-9999
イープラス＝http://eee.eplus.co.jp
●一般発売（9月10日以降） 9月10日（日）10：00～
チケットぴあ＝℡0570-02-9999
ローソンチケット＝℡0570-084-003[Lコード:39993]
CNプレイガイド＝℡0570-08-9999
キョードー東京＝℡03-3498-9999
イープラス＝http://eee.eplus.co.jp
＜チケットに関するお問い合わせ＞
株式会社キョードー東京＝℡03-3498-9999
＜大会に関するお問い合わせ＞
HERO'S実行委員会＝℡03-5775-5065
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