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                           9月23日(土・祝)東京・後楽園ホールにて行われるシュートボクシング主催『NEO ΟΡΘΡΟΖ Series.5th』のメインイベントで、大野 崇(unit-K)と対戦する緒形健一(シーザー)の、試合直前コメントがシュートボクシング協会を通じて届いた。 
                           
                          今回はS-cupの前哨戦でない、総力戦となる 
                           
                         ――『S-cup』出場への闘いも、今回でいよいよ大詰めになります。ここまで緒形選手は5連勝をマークしていますが、振り返ってみていかがですか? 
                           
                           結果を残せたという部分はありますけど、『S-cup』に出て試合を勝ち抜くことを考えたらまだまだですね。必要なことがたくさんあります。 
                           
                          ――それはどんな部分なんですか? 
                           
                           安定感がまだまだ足りないですね。練習では出せても、試合で使ってない技術が結構あるんです。それを今回の試合で全部出して勝利すれば、『S-cup』も見えてくると思います。 
                        ――今回の対戦相手、大野崇選手にはどんな印象がありますか? 
                           
                           いつかやることになるだろうな、とは思ってましたね。印象でいうとハートが強くて、気持ちで退かない選手。技術的にも高いし、最近はシュートボクシングのルールにも慣れてきてますよね。 
                        ――大野選手も打ち合いを厭わない選手ですから、かなり手が合うんじゃないですか。 
                           
                           合うと思います。ただ、こういう対抗戦は何よりも精神力の勝負ですからね。まして今回は、お互い『S-cup』に出るために負けられない同士ですから。バチバチの試合、気持ちの闘いになると思ってます。もう、僕は"負けるくらいだったら死んだ方がいい"って気持ちでやってるんで。 
                           
                           あとは『S-cup』を勝ち抜くための絶対的な強さをこの試合でも見せていくしかないなと。『S-cup』前の試合ですけど、今回は前哨戦なんかじゃないです。総力戦ですよ。 
                        ――この時点から総力戦ですか。 
                           
                           これを超えないと先がないですからね。 
                        ――「これを超えないと先がない」。緒形さんは、前回のS-cupから2年間ずっとそういう気持ちで闘ってきたように見えます。その成果というか思いのようなものを、すべて『S-cup』にぶつけると。 
                           
                           そうですね、ずっとそうです。自分で決めた道ですからね。めったにない経験をさせてもらってると思います。だから自分の覚悟を見せたい。シュートボクシングで、S−cupで一番になることが、僕の最大の夢ですから。 
                        
                        ――それでは、今回の試合はKOではなく勝ちに徹するという感じですか? 
                           
                           それはないですね。お客さんあってのモノですから。ただ、昔みたいに"フェイントとか捨てパンチなんかいらないんだよ。一発で倒してやる"なんて思ってないですよ(笑) 
                        ――そういう時期を経て、ここにきていろいろなものが噛み合ってきそうだと。 
                           
                           はい。ただですね……こっちのガードが甘いと向こうも打ってくるんで、ちょうどいいんですよね。 
                        ――向こうが打ってくれば、こっちのパンチも当たりやすいと。しかしそれは物騒な闘い方です  
                          よ(笑)。 
                           
                           ハイリスク・ハイリターン、風車の理論で(笑)。やっぱりプロですからね。お客さんが沸いてないと"アレ?"ってなるんですよ。 
                        ――いや〜、それにしても、負けられない闘いを前にした選手の言葉とは思えないですね……。 
                           
                           結局、侍とかもそういうものだったと思うんですよ。生きるか死ぬかギリギリの世界。時代は変わっても、人間ってどこかでそういう感覚を求めてるんですよね。だから今でも格闘技があるんでしょうし。だったら、僕はとことんまでそれを突き詰めていきたいなって。ギリギリのところを突き詰める経験って、普通に生きてたらなかなかできないですからね。 
                           
                           競技として勝つことだけを考えたら手堅くいくのがいいんでしょうけど、プロとして、格闘家としての本質はそうじゃないって思うんですよ。本質を引き出さないと格闘家である意味がないし、いいものが見せられない。 
                        ――そうなると、緒形さんが『S-cup』で優勝する時にはとんでもなく壮絶な試合になりそうですね。 
                            
                           もうボッロボロでしょうね(笑)。“よく生きてたな”って感じになるんじゃないですか。でも、僕はそういう勝ち方しかできないでしょうし、それがオレなんだって思ってます。 
                         
                         
                         
                        シュートボクシング協会主催 
                          「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series.5th」 
                          2006年9月23日(土・祝)東京・後楽園ホール 
                          開場17:30 開始18:00 
                          ※スターティングファイト17:30〜  
                        <決定対戦カード> 
                        ▼メインイベント ファイナル 70kg契約 3分5R 
                          アンディ・サワー(チーム・サワー/S-cup2002、2004王者・K-1WORLDMAX2005王者) 
                          VS 
                          現在調整中 
                        ▼メインイベント 2nd 70kg契約 3分5R 
                          緒形健一(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)      
                          VS 
                          大野 崇(unit-K/ISKA世界ミドル級王者) 
                        ▼メインイベント 1st 70kg契約 3分5R 
                          土井広之(シーザー/前SB世界ウェルター級王者) 
                          VS 
                          菊地浩一(寝屋川/SB日本ウェルター級2位) 
                          ※トリプルメインイベントはすべてエキスパートクラス特別ルール 
                        ▼第5試合 森谷吉博引退試合 57kg契約 
                          森谷吉博(シーザー/SB日本スーパーバンタム級王者) 
                          VS 
                          レノックス・チャンス(AFCキックボクシング)  
                        ▼第4試合 エキスパートクラス特別ルール Sウェルター級3分3R 
                          山口太雅(寝屋川) 
                          VS 
                          バダムガラフ・バルジンニカム(モンゴル) 
                        ▼第3試合 スターティングクラスルール 55kg契約 2分3R 
                          中森保孝(シーザー) 
                          VS 
                          鈴木友則(湘南)  
                        ▼第2試合 スターティングクラスルール ヘビー級 2分3R 
                          井上俊介(吉田道場) 
                          VS 
                          岩下雅大(龍生塾) 
                        ▼第1試合 スターティングクラスルール 65kg契約 2分3R 
                          野畑圭介(風吹) 
                          VS 
                          中島弘貴(シュート・ボクセ・アカデミージャパン)   
                        <チケット料金> 
                          RS席10,000円 SS席7,000円 S席6,000円 
                          A席5,000円 B席4,000円 
                          ※当日券は各500円増し。 
                        <チケット販売所> 
                          イープラス=http://eee.eplus.co.jp 
                          CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com 
                          チケットぴあ=0570−02−9999 
                          ローソンチケット=0570−00−0403 
                          フィットネスショップ=03−3265−4646 
                          レッスル渋谷=03−3464−0078 
                          板橋大山アメリカン=03−3962−6443 
                          チャンピオン=03−3221−6237 
                          書泉ブックマート=03−3294−0011 
                          後楽園ホール=03−5800−9999 
                        <お問い合わせ> 
                          シュートボクシング協会=03−3843−1212 
                           
                            
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