3月29日(木)東京・シルバーウルフジムにて、魔裟斗(シルバーウルフ)が公開練習を行った。魔裟斗は4月4日(水)神奈川・横浜アリーナで開催される、TBS/FEG主催『K-1
WORLD MAX2007〜世界最終選抜〜』でオーレ・ローセン(デンマーク)と対戦する。
「相手を倒すというよりも、今は挑戦する気持ち。今まではどっかで受けていたんで、挑戦に切り換えます」と語った魔裟斗。
今年掲げるテーマはずばり、挑戦だ。対戦カード発表会見で「今年は失うものが何もないし、チャレンジャーなんでチャレンジしていきたい」と宣言した魔裟斗の気持ちは今も変わらない。
「挑戦をテーマに掲げたキッカケ? 負けっ放しだからですよ(苦笑)。この前の小比類巻の試合を見ていても、受けて立つのはよくない。
自分で(挑戦者の気持ちで戦うと)言った方が楽だなと思う。実際、気持ちも楽になりましたし。試合に対する自分の気持ちが変わるんじゃないかな」と、07年最初の試合に向けての心境を語った。
特に練習内容は変えていないという魔裟斗だが、「ここ数年はウエイトトレーニングをやっていない分、走り込みをやっている。28歳になったら体力も落ちるのかなと思っていたけど、一日寝ると不思議と疲れがとれて回復するようになった」という。
今回の試合に向けて3月頭まで約1カ月間、中距離を中心とした走り込みに着手。一日800m×12本という陸上選手級のプログラムで、スタミナ強化を行った。
「スタミナがつくと回復力も早くなるらしいんですよ。それにウエイトはやっていないけど、走っていたら自然に筋肉がつく。ふくらはぎも大きくなっているし、体が変わっている気がする」という魔裟斗は、インタビュー後に行われたスパーリングで、上半身裸になると、今まで以上に引き締まった肉体を披露。魔裟斗自身が話していたように、走り込みによって、ふくらはぎは見事に盛り上がっていた。
そしてスパーリングが始まると、魔裟斗はいきなり強烈なミドルとローを見せる。「今はもうがむしゃらに練習しています。もともとスパーリングはガチですけど、倒すつもりでやっています」という言葉は本当だ。
この日はあくまで公開練習用のマススパーでレガース着用だったものの、魔裟斗の右ミドルを受けた対戦相手の左半身はみるみるうちに真っ赤に腫れ上がっていく。
自身の仕上がり具合については「トレーナーに聞いてみてください」「スパーリングを見てもらえれば分かります」と語るにとどまった魔裟斗だが、スパーリングを見る限り、調子はいいようだ。
対戦相手のローセンについては「これと言って何もないかな。何でも出来る選手で、パンチがあるんで、それには気をつけます」と特別意識はしていない様子。
今回の試合は6月から始まる世界大会に向けての前哨戦となるが「そういうわけじゃない。今はとりあえずやるしかないという感じ。自分のことで一杯です」と、あくまで目の前の試合に全てを集中している。
しかし記者からMAXというイベント自体についての質問が上がると、魔裟斗は「(MAXは)俺次第だなと思う。強くてもスターじゃなきゃダメ。俺と一緒でMAXも正念場でしょう」と、ここまでMAXを引っ張ってきたエースとしての意地とプライドをのぞかせた。やはりこの男がいなければMAXは始まらない。
TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2007〜世界最終選抜〜」
2007年4月4日(水)横浜アリーナ
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼K-1ルール 3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
VS
オーレ・ローセン(デンマーク/Untamed)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ)
VS
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チームスーパープロ)
VS
TATSUJI(日本/アイアンアックス)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
VS
武田幸三(日本/治政館)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
VS
尾崎圭司(日本/チームドラゴン)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/チーム IT'S SHOW TIME)
VS
山内裕太郎(AJジム)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
VS
前田宏行(BUKURO GYM)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ダニエル・ドーソン(オーストラリア/シュートボクシング)
VS
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォー・ファイトアカデミー)
▼K-1ルール 3分3R延長1R
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴル プロファイティング協会)
VS
ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)
▼K-1ルール 3分3R 60キロ契約
HIROYA(フリー)
VS
西村憲孝(KSS健生館)
<チケット料金>
SRS席23,000円 S席13,000円 A席6,000円
魔裟斗応援シート13,000円(S席・特典付き)
<チケット販売所>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:39000)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=03-3498-9999
<お問い合わせ>
大会に関するお問い合わせ
皆EG=03-3796-5060
●K-1
WORLD MAX今後のスケジュール
「世界最終選抜」
4月4日(水)横浜アリーナ
「世界一決定トーナメント開幕戦」
6月28日(木)東京・日本武道館
「世界一決定トーナメント決勝戦」
9月17日(祝・月)横浜アリーナ
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