日本ブラジリアン柔術連盟「第5回全日本ブラジリアン柔術選手権」
2004年6月12日(土) 東京・東京武道館
<主な試合結果>
▼アダルト黒帯ペナ級 決勝
○渡辺孝(パレストラ新潟)
ポイント 4-0
●MAURICIO DAI ANTONIO DE SOUZA(ACADEMIA BONSAI JAPAN)
<試合展開>
一回戦の大賀幹夫戦を腕十字による一本で勝ち上がった渡辺はシードのMAURISIOと対戦。引き込んだMAURICIOはハーフから潜り込んでタックル、渡辺がそれを崩して上を取ろうとしたところで下から腕十字を狙う。しかし渡辺もすぐに相手の襟を掴んでディフェンスする。このピンチを逃れた渡辺は持ち前のバランスのよさで常に上をキープ。何度もバックを奪いにいき、一気呵成に攻め続ける。結果的にはテイクダウンとスイープのポイントで勝った渡辺だが、勝負どころを見逃さない嗅覚は目を見張るものがある
▼女子アダルト紫・茶・黒帯プルーマ級 決勝
○ANGERA MATSUNAGA(ROGHA JIU-JITSU)
2分18秒 マウントからの絞め
●茂木康子(ストライプル)
<試合展開>
過去に行われた「Gi-Feminino」とほぼ同じメンバーが揃ったこのトーナメント。組み合わせも再戦が多く、決勝も茂木VSANGERAとなり、茂木にとってのリベンジマッチとなった。しかし試合は一方的なANGERAのペース。引き込んだANGERAがスイープからパス、マウントと流れるような動きで9ポイントを奪取すると、最後はマウントからの絞め技でタップを奪った。
▼アダルト茶帯ペナ級 決勝
○桑原幸一(東京イエローマンズ)
13秒 腕ひしぎ十字固め
●梅村寛(ALIVE小牧)
<試合展開>
いきなり引き込んだ桑原が巴投げのような形でスイープを仕掛ける。そして梅村がバランスを取ろうと手を畳に付いた瞬間、すかさず腕十字へ!これが完全に決まり、桑原がわずか13秒で梅村からタップを奪った。誰も予想していなかった秒殺劇。試合後、桑原は大きなガッツポーズで雄たけびを上げて喜びを爆発させた。
▼アダルト茶帯メジオ級 決勝
○杉江大輔(ALIVE)
1分29秒 腕がらみ
●時任拓磨(PUREBRED)
<試合展開>
杉江はハーフガードの時任に絞め技を仕掛けながらパスすると、反転する時任の頭を跨いでガッチリと押さえ込む。そこから時任の腕をチキンウィングアームロックのような形に捉えると、徐々に絞り上げていく。しばらく耐えていた時任だったが、最後はかなり危険な角度で腕が折れ曲がり、タップするしかなかった。アマゾンは道着を脱いで、マッスルボディをいかんなく見せ付けたものの、それをチェアマンに怒られる場面も。
▼アダルト紫帯ガロ級 決勝
○ジョン・カルロス・倉岡(AXIS柔術アカデミー)
2分20秒 ブラボーチョーク
●本間祐輔(パレストラ北海道)
<試合展開>
引き込んだ本間に対して、ジョンカルは上半身を押さえ込んでハーフ、マウントを奪う。そしてブリッジして起き上がろうとする本間からブラボーチョークで貫禄の一本勝ち。圧倒的な強さを見せ付けた。なおジョンカルはガロ級でありながら、翌日の紫帯アブソリュート級にも出場する。
▼アダルト紫帯プルーマ級 決勝
○ジョン・パウロ・倉岡(AXIS柔術アカデミー)
2分13秒 オモプラッタ
●端智弘(PUREBRED大宮)
<試合展開>
飛びつくようにガードを取ったジョン・パウロはすぐにオモプラッタの態勢へ。何とか逃げようとする端の道着を掴んで上手くコントロールし、ポジションをキープする。ここでジョン・パウロは足で肩を固定し、腕を伸ばすような珍しい形で肘を極めにかかる。これには端も全く警戒しておらず、無念のタップ。ジョン・パウロの引き出しの多さが垣間見えた試合だった。
▼アダルト紫帯メジオ級 決勝
○柿澤剛之(PUREBRED)
ポイント 2-0
●青木真也(RJJ)
<試合展開>
サンボや柔術の大会に積極的に出場し、関係者の間では評価の高い柔道家・青木。来月4日にはDEEPで総合格闘技プロデビューも果たす予定なのだが…試合は終始、青木ペースで進む。腰の強さとバランスの良さで常に上をキープ。ポイントにこそならなかったもののパスガードでアドバンテージを取る。しかし残り1分過ぎ、心に隙が出来たのか、柿澤の潜り込みに対処が遅れ、片足を担がれたまま、柿澤に立たれてしまう。そのまま足を払うようにして柿澤がテイクダウンし、スイープのポイントを許してしまう。青木もそのまま三角絞めを狙うが万事休す。ほとんど手中に収めていた勝ちを逃してしまった。
▼アダルト茶帯プルーマ級 決勝
○藤田善弘(パレストラ広島)
ポイント 0-0 アドバンテージ2-2 ※RODORIGOのマイナスアドバンテージのため
●RODORIGO JUN HIRAKAWA(BJJ AJ)
▼アダルト紫帯ペナ級 決勝
○片庭勝宣(AXIS柔術アカデミー)
ポイント 2-0
●北原暢彦(AXIS柔術アカデミー)
▼アダルト紫帯レーヴィ級 決勝
○冨樫健一郎(パレストラ広島)
ポイント 2-0
●富岡義宏(クラブ・バーバリアン)
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