「DEMOLITTION 040711」
GCMコミュニケーション
2004年7月11日(日)東京・東京FMホール
開場18:00 開始18:30
<対戦カード>
▼第6試合 -59.5kg契約 5分2R
○廣野剛康(和術慧舟會GODS)
2R判定 2−0
●築城実(P's LAB東京)
<試合展開>
1R、タックルを狙う廣野だが、頭を下げて突っ込んでしまい、築城のパンチを受けてしまう。しかしそれを掻い潜って組み付くと、築城が簡単に引き込むため、グラウンドでは廣野が上を取る展開になる。得意のフロントチョークを仕掛けたい築城に対し、廣野はすぐに頭を抜いてディフェンス。自陣のコーナーに押し付けてバスター、細かいパンチを落としていく。ブレイク後、築城の左ミドルが間合いをつめてくる廣野の顔にヒザ蹴りのような形で何度かヒットするが、築城が簡単に引き込んでしまうため、効果的ではない。終了間際、築城がフロントチョークを仕掛けながら後転してスイープ。マウントを奪うものの、よほどガードポジションに自信があるのか、すぐに下になってしまうため、ポイントとはならない。
2R、これまで打撃では優位に立てなかった廣野はパンチから左ハイと一気呵成に攻め立てる。一方の築城も組んでからのヒザ、左ミドルを蹴っていくが、廣野のタックルの勢いを止められない。築城の口を塞いだり、ヒジで顔に嫌がらせを繰り返す廣野。しかしガードから必死に抱きつく築城を攻略できない。ここで消極的ということで築城にイエローカードが提示される。ブレイク後、廣野は築城の体がロープの外に出るほど勢いのあるタックルでテイクダウン。ガードを膝で強引に割って、この試合初めてハーフガードを奪う。セコンドからは「寝技で勝負!」という声がかかるが、残り時間が少なく、そのまま試合が終わった。
判定を2-0でモノにし、約2年ぶりの勝ち星を挙げた廣野。「自分としては結構パンチをもらいすぎたんで50点のでき」とは言うものの、うれしそうな表情を浮かべていた。
▼第5試合 -76kg契約 5分2R
○寿丸。(秋本道場JUNGLE JUNCTION)
2R判定 2−0
●小沢稔(V-CROSS)
<試合展開>
互いに修斗、パンクラスで活躍している両者が、デモリッションらしい気持ちと気持ちがぶつかり合う激しい試合を展開した。1R、開始直後からガードはお構いなしとばかりに足を止めて、真っ向からの打ち合い。グラウンドになれば関節技を狙うというよりもとにかくパンチを落とす。
2R中盤まではほぼ互角の展開だったが、寿丸。が右ストレートをヒットさせたのを皮切りに、インサイドから強烈なパウンド。必死になって下から足関節を狙う小沢だったが、逆にこれが自分の体を固定してしまう形となり、寿丸。のパンチの餌食になってしまう。2R攻勢に出た寿丸。がデモリション初勝利を手にした。
試合後、マイクを手にして小沢は「今までありがとうございました。この試合を最後に総合格闘技のリングから降ります」と総合格闘技からの引退を宣言した。
▼第4試合 無差別級 5分2R
○石野貴士(A-3)
1R2分00秒 TKO ※4点ポジションからのヒザ蹴り
●日下武(烏合会)
<試合展開>
いきなり飛び掛っていた石野はそのまま左右のパンチの連打。たまらず投げを打とうとした日下の体を潰してインサイドからパウンド、さらにタックルを切ってがぶると、的確に顔面にパンチを当てる。何とか片足をとっていた日下だったが腕のクラッチも外れてしまい、最後は4点ポジションからのヒザ蹴りで完全に動きが止まってしまい、レフェリーが試合を止めた。
▼第3試合 -83kg契約 5分2R
○外山慎平(和術慧舟會東京本部)
2R TKO ※マウントからのパンチ
●長井憲治(V-CROSS)
▼第2試合 無差別級 5分2R
○山岸正裕(YMC)
1R2分4秒 KO ※ボディへのヒザ蹴り
●山本高行(TEAM-KAZE)
▼第1試合 -83kg契約 5分2R
○村山暁洋(GUTSMAN修斗道場)
2R1分56秒 TKO ※セコンドからのタオル投入
●森山大(U-FILE CAMP)
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