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GCMコミュニケーション 「CROSS SECTION」
2004年9月4日（土）東京FMホール
開場18：00 開始18：30
▼メインイベント CROSS SECTION MMAルール -47㎏契約5分2R
 △大室奈緒子（和術慧舟會東京本部）
判定0-0
△吉田正子（NATIVE SPIRIT）
1Ｒリーチで劣っている大室は自ら飛び込んでワンツー。吉田が距離を取ろうと右ミドルを蹴ったところでそれをキャッチしてテイクダウン。柔術家らしく吉田は大室の手首を掴んで腕十字や三角絞めを狙う。さらに関節技だけでなく大室の足を抱え、プレッシャーをかける。しかし大室のグラウンドでのバランスもよく、簡単には決まらない。吉田は強引にヒップスローを狙うがこれも潰されてしまう。スタンドに戻ると、吉田は大室の左ローに合わせて右ストレート。しかし大室も吉田が左ミドルの蹴り足を取ろうとした瞬間、右ストレートを入れる。大室は組みつくと半身になって投げを狙うが、吉田は無理せずに引きこんでガードを取ると腕十字の態勢に。大室がこれを潰凌いだところでラウンド終了。
2Ｒ、大室が組み付くと吉田はすぐに引き込んで頭を持ってコントロール。大室はそれを振りほどくことが出来ずにやりずらそうな表情を見せる。一方、吉田はギロチンやハーフから後転してスイープを狙っていく。しかしスタンドに戻ると優勢になるのは大室。立って押し込む大室。四つで組むと吉田の体を振ってテイクダウンを奪う。大室は必死に掴まれた手首を引き剥がしてボディパンチを落すが、そこからパスガードや関節技につなげることが出来ないまま試合終了のゴングを聞いた。結果としてはドローとなったものの、大室は「ドローになってよかったくらい」と反省しきり。「今日はメインでしたけど、またイチからやり直します」と悔しそうな表情を浮かべた。
 ▼セミファイナル CROSS SECTION MMAルール 5分2R
○真武和恵（和術慧舟會東京本部）
2Ｒ2分41秒 腕ひしぎ十字固め
●WINDY智美（パンクラスism）
1Ｒ、WINDYの右ハイを掴んた真武がそのままテイクダウン。しかしWINDYもすぐに立ち上がって四つ組のままブレイクを待つ。WINDYはワンツーから首相撲の要領で真武をテイクダウンする。下になった真武はハーフから脇をくぐってバック狙い。立ち上がったWINDYをコーナーまで押し込む。テイクダウン出来ないとみた真武は自ら引き込んで下からハーフネルソン。 しかしWINDYもすぐに腕を抜いてイノキ・アリ状態からローを蹴る。スタンドに戻ると真武はすぐにタックル。必死に切ろうとするWINDYをコーナーまで押し込むと足を引っ掛けてテイクダウン。バックからチョークを狙うが、WINDYはそのまま立ち上がっておんぶ状態に。ブレイク後、WINDYのワンツーが綺麗に真武の顔を捉えるが、それでも真武はタックルに入る。
2R、WINDYのが当たるものの、真武はしつこくタックル。そして1Ｒ同様、テイクダウン出来ないと見るや引き込む。真武は下から足を外掛けにして膝十字。これは極まらなかったものの、回転して逃げるWINDYから上を取り、スイープに成功する。サイドを取った真武はマウントから肩固めへ。しかしWINDYもブリッジして起きあがって何とかディフェンスする。しかし真武は再び、足関節狙いからスイープ。立たれてしまうものの、今度はそのまま後ろについてバックドロップ気味にテイクダウン。最後は亀の状態のWINDYに腕十字を極めた。
 ▼第4試合 CROSS
SECTION MMAルール -51㎏契約5分2R
○おっさん（総合格闘技闇愚羅）
2Ｒ2分9秒 V1アームロック
●高橋まり（パレストラ東京）
1Ｒ 高橋は左ミドル、右の前蹴りと打撃でプレッシャーをかける。テイクダウンされるも三角絞め。腰を上げて高橋の体を潰そうとするおっさんだが、高橋はガッチリと足をクラッチ。おっさんは必死にヒジを外に張ってディフェンスする。三角が決まらないとみた高橋は足をクラッチしたままマウントを取ると腕十字に切り替えるがブレイク。スタンドに戻ったおっさんは片足タックルでテイクダウンするものの、高橋はアームロックからの三角絞めで攻める。
2Ｒ タックル狙いのおっさんに高橋は左ジャブを合わせる。テイクダウンされるも、すぐにおっさんの体を蹴って、後ろに倒してスイープ。脇をすくってサイドポジションを取る。しかしここでおっさんが底力を見せる。下からのアームロックで引っくり返すと、腕を持ち替えてＶ１アームロック！逆転の一本勝ちを収めた。
 ▼第3試合 CROSS SECTION MMAルール 5分2R
○松本未来（クラブ・バーバリアン）
2Ｒ判定 3-0
●石山絵里 （RED DEVIL KIS'S）
1Ｒ 石山は右ミドルからワンツ－で前に出ると、松本はこれを嫌って真っ直ぐ後ろに下がってしまう。しかし石山が前のめりになったところで両足タックルで豪快にテイクダウン。サイドを取った松本はボディに膝蹴りを連発する。さらにマウントまでポジションを進めるが、石山はブリッジしてインサイドガードに戻す。スタンドに戻ると松本は打撃をかいくぐってタックル。再びマウントを取って腕十字を狙うが、逃げられてしまう。
2Ｒ これまで打撃で圧倒されていた松本だったがゴング直後、強烈な前蹴りで石山を吹っ飛ばす。石山は必死に下から腕十字を狙うが、松本は頭を跨いでも腕を抜くと、上からガッチリ押さえ込んでボディにパンチを落とす。残り30秒、マウントから腕十字を狙うがタイムアップ。寝技で圧倒した松本が判定勝利を収めた。
 ▼第2試合 CROSS
SECTION MMAルール -61㎏契約5分2R
○端 貴代（和術慧舟會 東京本部）
2Ｒ判定 3-0
●菊川夏子（ライルーツコナン）
1Ｒ、先にチャンスを掴んだのは菊川。テイクダウンは許したものの、イノキ・アリ状態から手首を持って腕十字を狙う。一瞬、ヒジが延びるものの、端は自分の頭を入れてディフェンスする。ここでガードから距離を作ってタックルに行った菊川を端がガブッてバックからチョーク。これは逃げられてしまうが、マウントから今度は端が腕十字。三角絞めのように足をクラッチしてひじを伸ばしていくが、極めることが出来ず。
2Ｒ 端はパンチを受けながらも、コーナーまで押し込んでテイクダウン。しかし菊川にすぐにガードを取られると簡単に立ち上がられてしまい、逆に捻り倒されるようにしてテイクダウンを奪われる。しかし寝技では上の端はヒールホールドを仕掛け、そのままスイープ。今度はしっかりと足を越えて横四方→マウントを取る。ここで菊川はＴＫシザーズでスイ―プ。スタンドに戻すが有効打を当てるまでには至らなかった。
 ▼第1試合 CROSS SECTION MMAルール 5分2R
○筒井千尋（和術慧舟會 トイカツ道場）
1Ｒ3分48秒 腕ひしぎ十字固め
●せり（SOD女子格闘技道場）
1Ｒ、せりの打撃にやや苦戦した筒井だったが自ら寝技に引き込むと、せりの脇の下から頭をくぐるようにしてスイープ。イノキ・アリ状態から足を振ってパスガードを狙うが立ち上がられてしまう。スタンドに戻ると、せりが右ストレートから組み付いてテイクダウン。しかし筒井は下から頭と右ヒジを抱えてお手本どおりの腕十字。最後は自分が上になる形で極めた。
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