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【新日本キック】9・5 悪夢再び!武田がパンチでカットされTKO負け

2004/09/05


されど10・13MAX出場決定!相手はブアカーオ?



「Full Spark's 〜烈輝〜Part2」

新日本キックボクシング協会
2004年9月5日(日) 東京・ディファ有明
開場15:45 開始16:00

▼第15試合 メインイベント 日泰国際戦70s契約3分3R(ヒジなし)
テーチャカリン・チューワッタナ(タイ)38勝12敗5分
TKO 1R2分44秒 ※ドクターストップ
元ラジャダムナンスタジアム・ウェルター級王者
武田幸三(治政館)
  軽快なステップを踏む武田は、タイ人のローを軽く受け流して逆に重い右ローを放つ。タイ人の右ストレートには同じ右を返して、ローへと繋いでいく。ステップを踏みながら前後左右に動く武田は調子の良さを感じさせ、タイ人のミドルをキャッチして右ボディから左フック。左ミドルには軸足へのローを返し、右を突かれれば右を返す。タイ人の右ストレートと武田の右ストレートが交錯すると、武田の左眉辺りから鮮血が流れ落ちる。ドクターチェックが行われ、なんとここでストップ。呆然と立ちすくむ武田に、TKO負けが宣せられた。

  前回の試合でタイ人にヒジで切られたのと同じ箇所かと思われたが、前回の傷跡の上の部分だった。「ヒジじゃなかった。右のパンチ。見えてたのでアゴを引いて滑らせようと思ったんですが、滑らずに食い込む感じがありました。パンチで切られたのは初めて」と武田。ドクターの診断でも、同じ箇所ではないという。

  明日、発表予定のK-1 MAX武道館大会への出場が危ぶまれる事態となったが、武田は「前回もあれだけ切れて3日ぐらいで自分で抜糸した。今回も3〜4日ぐらいで抜糸出来ると思う。体のダメージもない。モチベーション的にも問題はない」と言うが、「ただ、皆さんの期待に応えられる体かどうか…出る資格はないかもしれない」とも。

  会場に訪れていた谷川プロデューサーは、「結果を見ないと分かりませんが、出てもらいたい」とし、伊原会長は「出る方向で考えたい」と語った。治療には長い時間がかかり、前回の21針を越える25針(表面と内側を合わせて)を縫った。縫合を行ったドクターによれば、幅は6cm、深さは前回と同じくらいだという。拳と頭部の骨に挟まれる形で切れたと推測され、「医者の立場から言えば1ヵ月後の試合は微妙、2ヵ月は見た方がいいのでは…」とも語った。

  ドクターがコメントしている間、別室では伊原代表、長江館長、谷川プロデューサー、そして武田本人を交えての話し合いが行われていた。その結果、「10・13のMAXに武田選手に出てもらう事になりました」と谷川プロデューサーより発表がなされた。しかも、「強豪中の強豪とあえてやります」とも。かねてより噂されている、ブアカーオ戦を匂わせるような発言だ。「カードは明日、発表します」と谷川プロデューサー。伊原会長も「どうせやるなら強い相手とやらせたい」と口を揃えた。

「今日はこういう形になってしまい、自分の体はどうでもいいけど、お客さんに申し訳ない」と言う武田だが、その表情には笑顔が戻っていた。「K−1さんにオファーいただいて本当に幸せです。格闘家冥利につきます。強い人を用意してくれそうなので、命がけで頑張ります」と宣言した。「傷の痛み? 本当に何とも思わない。そんな事を気にしてたら、この仕事は勤まりません。僕の体はどうなってもいいんですよ」とプロ根性を剥き出しにした。


建石は防衛前哨戦を難なくクリア

▼第14試合 セミファイナル 日韓国際戦フライ級3分3R(ヒジなし)
日本フライ級王者
建石智成(尚武会)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
金 永民(韓国)15戦11勝(4KO)4敗
  3連戦の中盤戦となる建石。ローキックから細かくパンチを放って、またローへと繋いでいく。ドンドン前へ出る建石に、金はパンチの合間にストレートを刺していくが押される。

  2Rもローと細かいパンチで前へ出る。金のローはしっかりカット。ローが金の急所に当たり、ニュートラルコーナーで回復を待つ間もロックンロールを口ずさみながら首を縦に振ってリズムを刻むというノリノリの建石。その後もローで攻めていくが、打ち返す金を捉えきることは出来ない。

  3R、建石のリズムは変わらず、細かい連打で金を追っていく。金も打ち返すが、建石の前進に後退を余儀なくされる。建石は右ストレートからのバックブロー、会場からの「もう一度」とのアンコールに応えてバックブロー。金の左ハイがかすめるが、建石はすぐに距離を詰めてパンチをラッシュ、ラスト10秒にはパンチを出しながら前へ出て駄目押しした。

  判定勝利を収めた建石は、「ワン・ツー、ワン・ツー・スリー・フォー、ロックンロール!」という掛け声と共にハッスルポーズを決め、「次は防衛戦なんでよろしくお願いします」と、次回10・24のタイトルマッチをアピールした。



▼第13試合 セミファイナル ライト級3分3R(ヒジなし)
センデッド・サシプラハー(タイ)180戦135勝(50KO)42敗3分
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
同級3位
朴 龍(市原)
  センデッドはジリジリと間合いを詰めていき、速いパンチ。朴はローが来ればロー、ワンツーが来ればワンツーとトレースしていく。静かな立ち上がり。2R、センデッドが左ストレートをクリーンヒットさせ、一気にロー&ヒザで詰めて行く。スピードに勝るセンデッドの手数の多さが目立つ。3R、センデッドは左ミドル、朴はワンツー。朴のパンチに合わせてセンデッドはミドルを放ち、機を見てハイキックも。さらにセンデッドはコーナーに詰めた朴へ左ミドルの5連発!パンチからミドル、ヒザと圧倒するセンデッド。朴のパンチからはノラリクラリと逃げ、完勝した。



▼第12試合 ヘビー級3分3R
内田ノボル(ビクトリー)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
富士大輔(トーエル)
  パンチで前へ出て行く富士、何度も内田をコーナー際へ追い詰めて行く。右ストレートが三度ヒットし、内田もローを返していくがパンチ一辺倒の富士に押され気味。2R、内田は富士の右ストレートをヘッドスリップして右ロー、嫌がって組み付く富士にヒザ蹴りを見舞う。さらにはブレイク後の反則のヒジ打ち。この後は富士の動きが止まり、スタンディングダウン。内田はフロントチョークのように相手を捕らえてのヒザでスタンディングダウンを追加し、以降もワンツーからの首ヒザ。3Rは徹底してワンツーからのヒザで富士を追い込む内田。内田が右ストレートを三度クリーンヒットさせ、富士もよく打ち返したがダウンのロスポイントは奪い返せなかった。



▼第11試合 ミドル級3分3R
同級2位
國中厚二(市原)
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
同級1位
阿佐美義文(治政館)
  勢いに勝る國中がジャブからミドル、ジャブから右アッパーと猛然と攻める。阿佐美はローをコツコツと当てていくという好対照な両雄。2R、國中が左ミドルからの左右フックで怒涛の攻めを見せたが、3Rになるとややバテ気味に。組み付く國中に阿佐美はヒジ、ワンツーで詰めて行き、國中が組み付いてくるとヒジを見舞う。國中は阿佐美のローに合わせての右ストレート、単発ながらミドルを当てていき、阿佐美もパンチで前へ出て最後は打ち合いが展開された。判定はドロー。



▼第10試合 フェザー級3分3R
同級2位
大刀国秀(藤)
ドロー 判定1-0 ※30-29、30-30、30-30
同級4位
小原祥寛(藤本)
  パンチの大刀に対して、小原は徹底して組み付く。ローやミドルを放っては、首相撲に持ち込むという展開で相手の光を消す戦法。3R、大刀はようやく左フックからの右アッパーをヒットさせるが、小原はやはり徹底した組みヒザを貫き、また大刀も首相撲に対応しきれずドローに終わった。



▼第9試合 ウェルター級3分3R
同級1位
井場洋貴(治政館)
ドロー 判定1-0 ※30-27、30-30、30-30
同級2位
荻野兼嗣(ビクトリー)
  1R、井場が武田幸三ばりのローキック集中攻撃。2Rも相手の攻撃を受けてはローを返していくが、中盤からリズムを変えてローの後に右ストレートから突っ込む。荻野はその接近戦をヒジ&ヒザで切り返し、3Rには左ミドルを井場の入り際に合わせて面白いようにヒットさせていった。しかし、共に決め手なくドローに終わった。


▼第8試合 ライト級3分3R
同級7位
兼子忠司(伊原)
判定3-0 ※三者とも30-29
同級4位
正田孝平(藤本)

▼第7試合 ウェルター級3分3R
SHINGU(治政館)
TKO 2R0分57秒 ※セコンドからタオル投入
同級10位
ケイゾー松葉(藤本)
※1Rと2Rに右ストレートでダウンあり。

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