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【ZST】9.12　小谷、所の左足を破壊！MFCに弾みをつける

 2004/09/12


ZST事務局「ZST.6」
2004年9月12日（日）東京・ZeppTOKYO
開場16:30　開始17:30
<試合結果>
▼メインイベント　ライト級シングルマッチ
○小谷直之（ロデオスタイル）
1R1分44秒　ヒールホールド
●所英男（STAND）
<試合展開>
　所は開始直後、小谷のパンチに合わせて両足タックルでテイクダウン。先に所が得意のグラウンドの展開に持ち込むことに成功する。小谷は下から所の頭と手首を持って腕十字やスイープを狙うが、所はセコンドの指示通り、自分の膝で小谷のガードを割ってパスガードを仕掛ける。小谷は自分の両足で所の体を突き放してタックル。そのまま持ち上げるようにしてバスターで叩き付けるが、所は慌てず足関節を仕掛けそのままバックを狙う。最終的にグラウンドで上のポジションを取り返すことに。小谷は再び所の体を蹴って両足タックル。ここで所は小谷の腕を取って、蹴り上げるようにして小谷の体を跳ね上げる。そのまま上を取ろうとするが、小谷も上手く体を反転させてバランスを保ち、この試合初めてグラウンドで上のポジションを取る。一旦、立ち上がってイノキ・アリ状態になると所の足を取って渾身の力でヒールホールドへ！所は回転して逃げようとするが、脱出することが出来ずタップするしかなかった。試合後、マイクを握った小谷は「所選手のファンの思っているような試合展開にはなりませんでしたが、自分としては満足しています。10月のアメリカの大会は見に来れないと思いますが、応援してください」と、MFCへ向けて抱負を語った。なお所は左足側関節内側靱帯損傷、左足首剥離骨折の疑いがあるため、試合後、病院へと向かった。

▼セミファイナル　フェザー級シングルマッチ
○ジェフ・カラン（チーム・エクストリーム）
1R44秒　ギロチンチョーク
●大石真丈（SHOOTO GYM K'zFACTORY）
<試合展開>
　小谷の腕でハイキックで腕を骨折したことばかりがクローズアップされるジェフ・カランだが、この日はその実力を改めて満天下に知らしめた。スタンドで誘いの左フックを打ったカランは大石のタックルに合わせて「狙っていた」というギロチンチョークを仕掛ける。始めは体を落とさず直立してディフェンスしていた大石だが、カランは飛びつくように強引に大石の体に足を絡みつけグラウンドに引きずり込む。そしてそのまま大石を絞め落とした。実力者大石からの一本勝ちで11月のGPに向けて最高のアピールとなったカラン。もし出場が正式に決定すれば台風の目になりそうだ。

 ▼第4試合　ライト級　シングルマッチ
○宮川博孝（チーム・アライアンス）
1R1分43秒　ヒールホールド
●アンジェ・クジェネフスキー（リトアニア）
<試合展開>
　直前で対戦相手が変更になった宮川だが、ゴング直後、思い切りよく両足タックルでテイクダウンを仕掛ける。しかし東欧の選手らしく腰の強さを見せるクジェネフスキーを倒すことが出来ない。すると宮川は自ら引き込んで足関節を狙う。何とか体を起こし、宮川を引きずるように足を抜こうとするが、逃げ切れず。宮川が本戦デビューで見事一本勝ちを収めた。試合後、コーナーに上ってアピールしようとした宮川だったが、勢い余ってそのまま転落。会場からは笑いが起こった。
▼第3試合　ライト級　シングルマッチ
△ミンダウガス・スミルノヴァス（リトアニア）
3R時間切れ
△佐東伸哉（P'sLAB東京）
<試合展開>
　半身に構えてこんにゃくハイブリッドレスラーぶりを発揮する佐東に対して、ミンダウガスはスタンドを要求。しかしスタンドになっても特に打撃を当てるだけでもなく、試合を有利に進めることができない。最後は二人ともバテバテになりお見合いが続き、膠着したまま試合が終わった。

▼第2試合　フェザー級　シングルマッチ
△村田卓実（A3）
3R2分46秒　チョークスリーパー
△内山貴博（総合格闘技武蔵村山道場）
<試合展開>
　内山の下からの三角、ヒップスローにやや手こずった村田だったが、OFG・ニーパットを外して完全にグラップリングモードで臨んだ第3R。担ぎパス狙いから膝で割るようにサイドを取ると、前腕で内山の首にプレッシャーをかける。そして内山が腕十字を嫌がって体を反転させたところでバックからチョークを極めた。

▼第1試合　ライト級シングルマッチ
○ダリウス・スクリアウディス（リトアニア）
1R49秒　KO　※右フック
●磯崎則理（U-FILE CAMP.com）
<試合展開>
　ダリウスは数発ローを蹴ったあと、右の打ち合いになった瞬間、フックをクリーンヒット。そのまま磯崎は後ろに倒れこみ、KOが宣告された。これでダリウスは3連続KO勝利。レミギウスに続くリトアニアのエースに成長したと言ってもいいだろう。



　
【関連リンク】
≫ZST公式サイト
 

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