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【全日本キック】白鳥、ギリシャ戦を制して大月に宣戦布告!

2004/09/23


全日本キックボクシング連盟
「DANGER ZONE」

2004年9月23日(木・祝)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:30
※オープニングファイト開始17:15



▼メインイベント モンゴル・ギリシャ国際戦ライト級サバイバルマッチ
同級全日本1位
白鳥 忍(高橋道場)
TKO 3R0分13秒 ※右ミドル
ギリシャ・ムエタイ協会ライト級1位
マリオス・カラリス(クルー・マリオ・ジム)

 1R、カラリスの右ミドルをキャッチして、右ストレートを叩き込む白鳥。左ボディから左フック、右ボディから左フックとパンチのコンビネーションにも冴えを見せる。このラウンド、白鳥はテレビの解説席に座っていた大月に見せ付けるかのように、パンチを上下に打ち分けてフック、アッパーへとつなげるコンビネーションを度々繰り出した。しかし、試合後の白鳥のコメントによれば、「相手の情報が何もなかったので、1Rは様子を見ていた」という。そして、「2R目から戦略を考えて、自分のやりやすいように行った」。

 2R、カラリスはパンチで前へ出ながら、ヒジ、飛びヒザ蹴りを狙う。白鳥がパンチで出てくると、バックハンドのヒジ。白鳥はこれに左右フックを返し、右ストレートから強烈な右ミドル。カラリスもヒジで応戦し、白熱した展開が続く。白鳥はワンツーをクリーンヒットさせると、右ミドル、さらに右ストレートでカラリスの膝がガクッと落ちる。白鳥はパンチでコーナーへ詰めていき、右ミドルから鮮やかな右ストレートでダウンを奪った。立ち上がったカラリスは、勝負を諦めずにヒジを返していくが、白鳥に再びコーナーへ詰められ、右アッパー、左ミドル、左ハイの波状攻撃を喰らい終了ゴングと同時に2度目のダウン。立ち上がるも、すでに足にきていてフラフラの状態。

 3R、白鳥は右ストレート、左フック、右ハイのコンビネーションでカラリスをコーナーへ詰めると、右アッパーから右ミドル!カラリスは崩れ落ちてダウンを喫し、レフェリーは即、試合をストップした。

「これから、もっと強いヤツとやりたいです」とリング上で宣言する白鳥。その目は、間違いなく大月に向けられていた。試合後のコメントでも、「(この日、ライト級トーナメントのベルトを授与されたが)嬉しいけど、そんなに大したものじゃない。やっぱり、大月に借りを返したい」と、次回10・17後楽園で復帰する大月の名前を出した。「他の日本人はいい。大月だけ。あとは、世界の強豪とやりたいです」と、国内ではもはや大月以外にターゲットはいないと話した。また、サムゴーとのヒジありルールでの再戦はどうか、との問いには「大丈夫です。自分にもヒジがあるから」と微笑んだ。



山本は巧さを見せつけ高谷に判定勝ち

▼セミファイナル ウェルター級サドンデスマッチ
同級1位
山本優弥(BOOCH BEAT)
判定3−0 ※三者とも30−29
2003修斗ライト級新人王
高谷裕之(格闘結社田中塾)

 1R、警戒にステップを踏み、左右に構えをスイッチしながらハイキックを狙っていく山本に対し、高谷は左フックを振るって真正面から打って出る。山本は左ハイをフェイントにして左ミドルを入れたり、ヒジを突き出して高谷の突進を止めての右ローと上手さを見せ付けた。ヒジを上手く距離を取るために使い、パンチも良く見えている山本は、高谷のパンチをほとんどもらっていない。

 2R、頭を低く下げてパンチで入っていこうとする高谷。山本はガッチリとその左右フック連打をガードして、ガードの隙間からニヤリと笑って右ローキック、踵落とし。高谷の左フックをブロックしての左フックを返し、当ててはさっとフットワークを使って離れるなど小気味がいい。高谷が足を止めての打ち合いを望むと、山本も応じて激しいパンチの応酬。その中で高谷の右フックがヒットすると、山本はベロを出して顔を突き出し、挑発する。高谷の応援団がこの行為に激しく怒り、一瞬、不穏な空気が流れた。

 3R、高谷は左フックで突っ込む。山本はそれをいなし、右ローから右ストレート。それでも高谷が打ちに来ると、ほとんどのパンチにカウンターを合わせていく。後半、高谷の左フックがまたもヒットするが、山本はラスト数秒で細かい連打を当ててポイントを稼ぎ、「狙いどおりの」判定勝ちを得た。





掣圏道・桜木が全日本王者を破る

▼スペシャルマッチ ヘビー級サドンデスマッチ
掣圏武芸トーナメント王者
桜木裕司(掣圏会館)
延長2回 判定3−0 ※三者とも10−9
全日本ヘビー級王者
西田和嗣(SVG)
 1R、桜木の左フックにテンカオを合わせた西田が、以後も桜木のパンチにテンカオを合わせていく。終盤には西田の左ミドルも入り、桜木の手数が減っていく。

 2R、セコンドの「前へ!」の声で西田は左ミドルの連打で桜木を追い込んでいく。テンカオ、左ローの連打で桜木の足を折り曲げ、KO寸前に。

 しかし3R、桜木は回転胴廻し蹴りをきっかけに反撃を開始、フックとボディを繰り出しながら前へ出て、左フックをヒットさせる。最終Rに来て、なぜかスタミナが上がってきた桜木の手数が止まらない。判定は29−29が二人、西田に30−29が一人でドロー。

 延長戦、パンチで前へ出る桜木は左ボディブローをヒットさせ、バテた西田にフックとローの連続攻撃。最後、西田はロー合戦に持ち込んだものの、ジャッジ1名が10−9で桜木に入れてまたもドロー。

 最終延長、桜木はにっこりと笑いながら両腕を突き上げるが、西田はドッカリと椅子に座ったまま。この時点で勝敗は決まっていたのかもしれない。桜木は構えを左右にスイッチしながら、パンチと右ローで前へ出る。単純な動きだが、西田はほとんど攻撃を返す事が出来ず下がるのみ。後半、西田は右ハイキックを三度放って行ったが、序盤に全く手が出なかったのが響いてポイントは桜木に入った。桜木はリング上で「せ・い・けん・どー!」と雄叫びを挙げた。





手数の金が接戦を制してランキング入り

▼第8試合 全日本ウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ
金 統光(藤原)
延長1回 判定2−0 ※10−9、10−10、10−9
同級6位
小松隆也(建武館)

 元気のいい金は右ローから右フック、右ストレートを皮切りに突進する。小松は長い手足を利しての組みヒザ、金はそれに右ヒジ連打で応戦する。

 2R、コーナーに詰めて右ヒジを連打する金に、小松も体を入れ替えて左ヒジを返す。金が縦ヒジで入ってローで攻めれば、やはり小松は体を入れ替えての左フック。

 3R、組みつく小松にヒジを入れる金。小松が苦しさに頭を下げると、ヒザを突き上げてまたも右ヒジ。金が手数では勝っているものの、決定打がないため延長戦に突入。勝負に出た小松は金をコーナーに詰めてパンチで打ちに出るが、金もヒジとローを返す。しつこく組んでくる小松を、金は押し戻してのヒジ、そしてヒジの連打でそのまま押していく。金がアグレッシブさと手数で今度こそ上回った。




2年以上のブランクがある降矢が復活

▼第7試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ
隆矢康勝(GENESIS)
延長1回 判定3−0 ※三者とも10−9
同級8位
梶村政綱(藤原)

 1R、サウスポーから強い左のパンチを出す隆矢。序盤は左フック、コーナーへ詰めての左ショートが面白いように当たる。隆矢はさらに組みヒザ。

 2Rもガッチリとロックしての組みヒザで攻める高矢。梶村はそれを右のヒジで突き放す。右ミドルからの右ストレートで前へ出る梶村だが、組みに行ってもヒザが出るわけでもなくクリンチで終わってしまう。

 3R、やはり梶村は組み付いてヒザ蹴りからヒジ、右ストレートで追っていくが、降矢も打ち返し、さらに梶村が打ち返す。降矢は梶村が組み付いてくると左ヒジを二連発、梶村はバックキックを空振りするとそのままバックハンドブロー。終盤、降矢が前蹴りからの左右フックを連発して攻撃をまとめようとしたが、梶村も右ストレートを打ち返して1−0のドローに持ち込んだ。

 延長R、梶村が自分の右ストレートでバランスを崩すと、降矢はローから飛びヒザ蹴り。組んでばかりの梶村に左ヒジを見舞うと、ヒジ合戦へと突入。梶村はパンチを打たれながらもローを返していくが、降矢は飛びヒザから左ヒジ。ラスト、前へ出ようとする梶村を、降矢はヒジ、ヒザ、パンチで押し返していって圧力と手数で勝負を決めた。




極真空手技で決めた!イゴールがKO勝ち

▼第6試合 ヘビー級3R
イゴール・ペプロフ(ロシア/極真会館)
KO 1R2分10秒 ※飛びヒザ蹴り
川崎康弘(士心館)

 世界大会にも出場したロシア極真の空手家が、全日本キックに初登場。川崎はジャブを放ちながら接近し、ショートフックとショートアッパーのコンビネーション。「フン、フン!」と声を上げながらパンチを入れる川崎は、右フックでグラつかせると一気に詰めようとするが、イゴールは片手を引っ掛けてのヒザ蹴り。空手式の接近戦でモーションの少ない一撃を喰い、川崎ダウン。

 立ち上がった川崎は飛びヒザ蹴り、コーナーへ詰めての連打を見舞い、バックブローまで繰り出すが、イゴールのガードは固い。逆にイゴールが急角度で突き上げてくるヒザを織り交ぜながらのパンチ・コンビネーション、右上段廻し蹴りと空手殺法を爆発させる。右中段後ろ蹴りからの左上段廻し蹴りで、川崎をロープ際に追い詰めたイゴールは、そのまま飛びヒザ蹴り! バッタリと天を仰いだ川崎は10カウントを聞いた。イゴールは極真空手の技を、巧みにキックボクシングに生かしての初陣だった。




▼第5試合 フェザー級3R
岩浅晶士(SVG)
ドロー ※29−29、30−30、30−30
森山直樹(はまっこムエタイ)

▼第4試合 ライト級3R
栗原 豊(光)
KO 3R0分25秒 ※左アッパー
安川文健(AJ)

▼第3試合 ミドル級3R
白川裕規(SVG)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−28
森田礼王(建武館)

▼第2試合 バンタム級3R
寺戸伸近(BOOCH BEAT)
KO 3R2分53秒 ※左ハイキック
水原浩章(光)

▼第1試合 バンタム級3R
ハリィ永田(はまっこムエタイ)
KO 3R0分16秒
前田浩章(JMC横浜)

▼オープニングファイト第4試合 ミドル級 3分3R
今野孝親(DRAGON GYM)
判定3−0 ※30−28、29−28、29−28
大和東洋(REX JAPAN)

▼オープニングファイト第3試合 62kg契約 3分3R
黒狼(=ブラック・ウルフ/高橋道場)
判定3−0 ※30−27、30−26、30−27
岩切博史(月心館)※デビュー戦

▼オープニングファイト第2試合 フェザー級 3分3R
遠田誉人(DRAGON GYM)
判定3−0 ※三者とも30−23
渡辺一由(レグルス池袋)

▼オープニングファイト第1試合 ライト級 3分3R
寺崎直樹(青春塾)
判定3−0 ※三者とも30−28
小助川公太(鷹虎)


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