「全日本SAW選手権大会2004 極T]」
SAW総本部
2004年10月10日(日)東京・スポーツ会館
開場9:00 開始10:00
※この大会の模様は「リングサイドムービー」で近日公開!
▼全日本無差別級SAW選手権
優 勝:矢内純一(SAW本部)
準優勝:長瀬 玲(SAW本部)
3 位:野呂田大輔(豊道館)
高谷 亮(豊道館)
第1&2&7回優勝、第3&4&6&8回準優勝の“ミスターSAW”こと長瀬玲が久しぶりの出場。予選から勝ち上がり、1回戦で第9&11&13全日本王者の高江州朝也を3−0、準々決勝で第10回全日本王者の河村尚久を1−0、準決勝では昨年王者の廣井一隆を準々決勝で下した野呂田大輔にコーション差で勝ち、決勝進出を決めてしまった。
168cm、80s。35歳の長瀬は子供が柔道を学んでいるのを見ているうちに、自分でももう一度試合をしたくなったという。得意の両膝を着いての巻き込むような一本背負いと、残り時間僅かで小内刈りを仕掛けてポイントを奪う老獪さは相変わらず。この辺の巧さで若手の体力を封じ込めてしまう。
一方のブロックからは、第10回全日本王者(河村と両者優勝)&昨年準優勝の矢内純一が勝ち上がった。矢内は今年5月に大阪で行われた体重別選手権では−80s級優勝も飾っている。1回戦こそ1−0と辛勝だったものの、準々決勝では腕十字で一本勝ち。準決勝では昨年3位&2004世界スポーツ柔術選手権準優勝の高谷亮を下している。
決勝では矢内が攻め、長瀬が隙を突いての一発狙いという闘いに。しかし、ついにスタミナが切れたか長瀬に3度のコーションが与えられ、矢内が体重別と合わせて二冠王を達成した。
麻生秀孝・代表師範は、「矢内は2位3位に終わる事が続いていたが、80sに減量して体重別で優勝した事が自信に繋がった。技の切れは素晴らしいとは思わないが、準決勝8分・決勝10分という過酷なルールを闘いぬく体力が抜群。ちょっと地味なので、動きがあればもっと伸びる」と優勝者を評した。そして、「昨日の台風の影響で地方の選手が前日入り出来ず、ほとんど眠れない状態で今日に東京へ着いたのがかわいそうだった。廣井、高江州が万全であれば違った展開になったと思う」と、大会にも“最強”台風の影響があった事を明かした。
▼特別招待マッチ SPクラス5分2R
2004世界スポーツ柔術MVP
○河村尚久(SAW本部)
一本 1R3分33秒 腹固め
パンクレーション王者
●マイク・マーテル(カナダ/グリズリージム)
トーナメントにも出場し、1回戦で野呂田に敗れたマーテルが善試合終了後に行われた特別招待マッチ(打撃あり)に登場。河村と高谷のどちらかと闘う事になり、最終的に河村が対戦相手に選ばれた。パンクレーションの王者で打撃が得意というマーテルだったが、タックルに行ったところで河村の腹固めに切り返され、一本負けしている。
▼SPクラス(ワンマッチ=打撃あり)5分2R
第3回日本スポーツ柔術ライト級1位
○館 智行(五輪門)
2Rポイント判定 3−2
2002DSGチャレンジGゾーン優勝
●大石大介(大石道場)
▼ルーキークラス −65s級
優 勝:村田卓実(A-3)
準優勝:松本 徹(SAW本部)
3 位:鈴木正義(SAW本部)
延山智康(SAW本部)
※決勝は村田がスリーパーホールドで一本勝ち
▼ルーキークラス −75s級
優 勝:中倉憲一(SAW本部)
準優勝:田島直樹(S-Keep)
3 位:国府田賢道(S-Keep)
大澤勝央(SAW本部)
※決勝は11−1で中倉がTKO勝ち
▼ルーキークラス 75s〜100s級
優 勝:望月直也(フリー)
準優勝:内田俊英(SAW本部)
3 位:吉田美徳(SAW本部)
笹山雅弘(SAW福島)
※決勝は望月が12−0でTKO勝ち
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