GCM 「DEMOLITTION 041015」
2004年10月15日(金)東京・北沢タウンホール
開場18:00 開始18:30
<全対戦カード>
▼第6試合 DEMOLITTIONスタンディングルール 3分3R
○平山貴一(和術慧舟會東京本部)
3R判定 2-0
●石山篤(クロスポイント)
<試合展開>
これがキックデビュ―戦となる両者。良くも悪くもデビュ―戦らしい試合となった。1R、総合でのキャリアがある平山が積極的にパンチで前にでる。右ストレ―ト、左フック。顔のガ―ドを固めさせて左ボディとパンチを当てていく。対する石山は「亀になるな」のアドバイスを受けるもパンチをもらうと後ろに下がってしまう悪い展開に。
しかし2R「初のキックで休むタイミングが分からなかった」という平山はスタミナ切れ。単発のパンチで組み付いては膝蹴りを狙うがほとんど当たらない。逆に石山が平山の前足に右のアウトロ―を当て始める。
3Rに入ると明らかにバテバテの両者。石山も効果的だったロ―を蹴ることができず、組み付いてくる平山をミドルで離すといった攻撃ができない。平山も首相撲からの膝蹴り一辺倒になってしまい有効打のないまま試合終了。結果は2-0で平山が判定をものにした。しかし動きの少ない試合内容に「すいませんでした」と平山は反省しきりだった。
初の試みとなったスタンディングル―ルだが通常の肘なしキックル―ルとほとんど変わらず観客にアピ―ルする部分が少なかった。このル―ルを差別化するためには例えばOFG着用にするなど工夫が必要だ。
▼第5試合 DEMOLITTIONスタンディングルール 3分3R
○手塚豊(タイガープレイス)
3R1分45秒 レフェリーストップ ※3R手塚が右フックでダウンを奪う
●デンジャー高山(TEAM-1)
<試合展開>
1勝14敗というある意味ものすごい経歴を持つデンジャ―高山だが、今回も総合格闘家の手塚にやられてしまった。
1R、デンジャ―のパンチの打ち終わりを狙って手塚は左フックを連発。何度もデンジャ―の顔面をとらえるがダウンを奪うには至らない。さらに右アッパ―も織り交ぜて一気呵成に攻め立てるが有効打はない。
逆に2R以降はデンジャ―の右ロ―をもらってバランスを崩す手塚。明らかに痛そうな仕草を見せる。しかし3Rに入って気合いを入れ直した手塚はお返しと言わんばかりにデンジャ―の左足にロ―。下に意識を持ってきて最後は右フック一閃、デンジャ―をマットに沈めた。
▼第4試合 DEMOLITTIONルール 5分2R
○金太郎(R-GYM)
1R1分14秒 KO ※グラウンドでのパンチ
●芦川祥教(RJW/G2)
<試合展開>
これがプロデビュ―戦の金太郎はスキンヘッドで迫力十分。ゴングがなると右のオ―バ―フックで芦川をロ―プまで吹っ飛ばすと持ち上げて豪快にテイクダウンする。そしてインサイドからボディと顔面にパンチを打ち分け、ロ―プの外に体が出かけた芦川の顔面にパウンドを集中させTKO勝ちを収めた。
▼第3試合 DEMOLITTIONルール 5分2R
△村田卓見(A=3)
2R判定ドロー
△畑大樹(チームKIBA)
<試合展開>
先月ZSTに出場した村田だったがパウンドありのル―ル、そしてスタンドの打撃に苦しむことになった。1Rこそパンチの間合いを詰めてテイクダウンを重ねていた村田だったが、2Rになると失速。タックルを切られインサイドからパンチを浴びて苦悶の表情を浮かべる。結局、2Rにポイントを失いドロ―に終わった。
▼第2試合 DEMOLITTIONルール 5分2R
○横山直樹(和術慧舟會東京本部)
1R4分1秒 腕ひしぎ十字固め
●西哲也(B-CLUB)
<試合展開>
レスリング力で上回る横山が西を圧倒。一度目のテイクダウンではブレイクで逃げられたものの二度目のテイクダウンでハ―フガ―ドで上になるとア―ムロック狙いからパスし、腕十字を極めた。
▼第1試合 DEMOLITTION 5分2R
○井上裕貴(RJW/central)
2R判定 2-0
●梅田恒介(R-GYM)
<試合展開>
互いに上を取りたい両者。テイクダウンの数では梅が上回るも井上は相手の体を突き放すとエビの動きで立ち上がる。そして2R中盤、梅の投げを潰して上になるとパンチを連打。この集中攻撃が功を奏し判定をもぎとった。
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