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【プロ修斗】松根が初防衛に成功。ウェルター級国際戦は日本人全滅

2004/11/12


サステイン「プロフェッショナル修斗公式戦」
2004年11月12日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<試合結果>
▼メインイベント 世界フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
松根良太(パレストラ松戸/王者)
判定 2-1
今泉堅太郎(SKアブソリュート/1位)
<試合展開>
  1R、スタンドでどっしりと構える松根に対して今泉はガードを下げて松根の周りを左右に動く。なかなか動かない松根に対して今泉はガードの上から右ストレート。すると松根は軽くジャブでけん制しながら右フックで一気に踏み込むと左右の連打で今泉を後退させる。そして松根がロープに押し込む形で差し合いの展開となる。互いにボディに膝蹴りを打ち合う両者。するとそれまで押し込んでいた松根が突然今泉を突き放してパンチの連打を浴びせる。さすがの今泉のこの攻撃は予期していなかったのか。必死に足を使って距離を取る。松根はそのまま今泉を追いかけて再び右フックで組み付く。しかし今泉の組んだ状態から肩パンチを時間終了まで放し続ける。
  2R、このラウンドも自分からは動き出さない松根に対して今泉は余所見をしながらパンチを打ったり、片手をぐるぐる回して挑発。業を煮やした松根は右フックで組み付こうとするが、今泉はそれに首相撲で対抗。松根も離れ際に左右のフックを放つ。一旦、距離が出来ると今泉はボディへの右ストレートから左ストレート、さらに右の前蹴りで松根を後退させると再び右のボディを打つ。一方、松根も左右のパンチで今泉を下がらせて組み付くところまではいくものの、テイクダウンが出来ず、差し合いの展開が続く。
  3R、ドローではベルトに手が届かない今泉は序盤から攻勢に出る。今泉はいきなり右のハイキック。これはガードの上を叩いたものの、今度はボディへの右ストレートをフェイントにがら空きの松根の顔面に今泉が右ハイキックをヒット!さらに右のミドルも当てるが、松根もひるむことなく左右のパンチで組み付くと再び差し合いに。今泉も松根の腕を一本抱えたまま投げを仕掛けたり、足をかけてテイクダウンを狙うが松根は倒れない。終了間際、今泉がタックルにいくも、松根がこれを切る。最後は松根ががぶった状態のままで試合が終了した。
 微妙な判定となったがスプリットで松根が今泉を退けベルトを防衛した。試合後、松根は「ベルトを防衛出来て安心しました。ベルトが自分の手元に帰ってきたんで、これからふつふつと喜びが沸いてくると思います」と語った。

▼第9試合 ウェルター級 5分3R
石田光洋(Team TOPS/世界10位)
判定 3-0
杉江“アマゾン”大輔(ALIVE/世界7位)
<試合内容>
  肉体改造に成功し、マッチョアマゾンに生まれ変わった杉江だったが石田のレスリングテクニックの前にテイクダウンを取れない。下から潜りスイープやヒップスロー、自分の足を抱えてのオモプラッタや三角を狙うも、セコンドの指示にあわせて的確に動く石田にディフェンスされてしまう。対する石田はレスリングの強さを生かし、スタンドで思い切りのいい打撃を披露。2Rには杉江の顔面にカウンターで右フックをヒットさせた。

▼第8試合 ウェルター級 5分3R
ジャスティン・ブルックマン(カナダ/シャオ・フランコ)
判定 3-0
福本よう一(和術慧舟會千葉支部)
<試合展開>
  見るからにごつい身体をしているブルックマンはパワフルなパンチでスタンドで福本にプレッシャーを与える。そして福本が下がったところにタックル。テイクダウンを奪うとリングサイドにまで聞こえてくるようなストレート系のパンチを落として攻め立てる。福本も各ラウンド終盤にバックを取らせてからインサイドに戻す動きでグラウンドで上になるも、残り時間が少なくポイントを挽回するまでには至らず。

▼第7試合 ウェルター級 5分3R
ヤニ・ラックス(スウェーデン/チーム・スカンジナビア/欧州2位)
2R3分25秒 フロントチョーク
八隅孝平(パレストラ東京/環太平洋8位)
<試合展開>
  前ウェルター級王者のヨアキム・ハンセンと同門のラックスが八隅から一本勝ちを奪った。何度もテイクダウンを奪う八隅だったがラックスのフックガードを越える事が出来ない。逆にラックスはハンセンばりに下からのパンチを的確に当て続け、上になっている方の八隅の顔が赤く腫れる。そして最後は八隅のタックルを切ってしっかりとフロントチョークを極めた。

▼第6試合 ウェルター級 5分3R
ダニーロ・シェアマン(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
判定 3-0
山崎剛(チームGRABAKA)
<試合展開>
  レスリングベースの山崎だったがシァアマンのタックルを切る事が出来ずインサイドガードからの展開が続き、シァアマンのパウンドに苦しめられる。しかし3Rバックマウントを取ったシァアマンを前に振り落とす形でグラウンドで上になる。そしてシァアマンのガードの間を膝で割るようにパスガードし、一気に腕十字を狙うもシァアマンの腕がすっぽ抜けて、グラウンドで下になってしまい万事休す。常に上のポジションを取り続けたシァアマンが日本デビュー戦を飾った。

▼第5試合 バンタム級 5分2R
高橋大児(秋本道場JUNGLE JUNCTION)
判定 3-0
HIRO(総合格闘技STF)

▼第4試合 フェザー級 5分2R
大沢ケンジ(WKシュターズスクール)
判定 3-0
小塚誠司(PUREBRED大宮)

▼第3試合 新人王決定トーナメント・ライト級決勝 5分2R
リオン武(シューティングジム横浜)
2R4分58秒 TKO ※1Rに右ハイ、2Rに右ストレートで碓氷にダウンあり
碓氷早矢手(和術慧舟會RJW)

▼第2試合 新人王決定トーナメント・ウェルター級決勝 5分2R
遠藤雄介(木口ワークアウトスタジオ)
1R1分42秒 TKO ※グラウンドでのパンチ
内村世己(パレストラ東京)

▼第1試合 新人王決定トーナメント・バンタム級決勝 5分2R
BJ(AACC)
判定 1-0 ※規定によりBJが新人王に決定
赤木敏倫(格闘技道場コブラ会)

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