GCMコミュニケーション『CROSS SECTION』
2004年12月12日(日)東京・東京FMホール
開場18:00 開始18:30
<試合結果>
▼メインイベント MMAルール 5分2R -57 kg契約
○真武 和恵 (和術慧舟會 東京本部)
1R3分32秒 腕ひしぎ十字固め
●奥田 初代 (P'sLAB)
<試合展開>
1R、「どんなタイプの選手か分からなかった」という真武は、奥田の不意を着くような右フックをもらってしまう。しかしそこから慌てることなく、胴タックルで組み付くと、自ら引き込んでグラウンドの展開に持ち込む。下になった真武は、奥田の右腕を掴むと、自分の左膝を使って、奥田の体を後ろに蹴り倒すようにスイープ。上のポジションを取り返す。奥田の三角に対して、真武は膝を奥田の足の間に入れながら、担いでパスガード。反転しようとする奥田からバックを奪うと、すぐに腕十字へ。奥田は真武の体をロープに押し付けて、抜こうとするも、真武は頭の位置をずらして、腕十字の態勢をキープ。最後は真武が奥田の体を前転させるような形で腕を極めた。
▼セミファイナル MMAルール 5分2R -50kg契約
○松本 裕美 (PUREBRED京都)
2R判定 3−0
●瀧本 美咲 (禅道会)
<試合展開>
1R、スタンドで勝負したい松本は右のミドルで距離を測って、瀧本に組み付くチャンスを与えない。瀧本のタックルもしっかりと切り、テイクダウンを奪われそうになっても、押さえ込まれる前に立ち上がり、スタンドの状態をキープする。しかしインサイドガードから放った右ストレートが、瀧本の顔面に入ってしまい、イエローカードをもらってしまう。
2Rに入ると松本の打撃がますます冴える。ミドルだけでなく、右のストレートもヒット。瀧本は組み付いても、テイクダウンではなく、自ら引き込むという展開が続く。結局、減点はあったものの、そのポイントを取り戻すだけのダメージを与えた松本が、クロスセクション初勝利を挙げた。
▼第5試合 MMAルール 5分2R
○大室 奈緒子 (和術慧舟會 東京本部)
1R3分42秒 腕ひしぎ十字固め
●金子 和美 (フリー)
<試合展開>
1R、積極的にパンチで前に出る大室。右ストレートを当てて、金子を首相撲に捕らえると、膝蹴りを放つ。そしてテイクダウンを奪うと、サイド、マウント、バックとポジションを変えて、金子を完全にコントロールする。バックマウントでは完全に金子の体を伸ばし、チョークを極める場面もあったが、ここは金子の必死のディフェンスに凌がれてしまう。しかし最後はマウントから相手を脇を空けさせてから、お手本通りの腕十字。キッチリと一本勝ちを収めた。
▼第4試合 MMAルール 5分2R
○吉田 正子 (NATIVE SPIRIT)
1R3分2秒 チョークスリーパー
●井上 明子 (JDスター)
<試合展開>
1R、井上の右ストレートを嫌い、グラウンドに持ち込む事が出来ない吉田だったが、片足タックルから引き込んで足関節を狙う。しかし井上も吉田に体重を預けて、それをディフェンス。柔術家の吉田に対して、果敢にパスガードを仕掛ける。しかし、吉田も足を抜かれかけたところで、反転して片足タックル。そのまま立ち上がって、パスを許さない。スタンドに戻ると、井上の右のパンチになかなか距離を詰められない吉田だったが、ロープ際で組み付くと、スタンドの状態のまま飛びつくようにバックへ。なんとそのままチョークスリーパーを極めた。
▼第3試合 MMAルール 5分2R -58kg契約
○端 貴代 (和術慧舟會 東京本部)
2R判定 3−0
●杉本 由美子 (禅道会)
<試合展開>
1R、いきなり端の右ストレートが杉本の顔面にクリーンヒット。その勢いのまま、スタンドでペースを掴んだ端は杉本の右のロー、ミドルに合わせてパンチを当てる。そして差し合いになると、杉本の投げを潰してグラウンドで上になる。端はハーフガードからアームロックを狙いながら、パスガード。杉本の動きに合わせて、バック、マウントとポジションを変える。
2R、杉本の右ミドルをキャッチした端が右ストレート。杉本は尻餅をつくように後ろに倒れる。端はイノキ・アリ状態から、ガードの間を膝で割ってパスガード。チキンウイングアームロックでキャッチを奪う。さらにそれが極まらないとみるや、引き込むような形で三角絞めへ移行。最後は下から腕十字を狙ったところで、ゴングとなった。一本こそ奪えなかったものの、試合を終始リードしていた端の、フルマークによる判定勝利となった。
▼第2試合 MMAルール 5分2R -54kg契約
○内藤 晶子 (和術慧舟會 RJW)
1R3分17秒 チョークスリーパー
●忍田 なほみ (SOD女子格闘技道場)
<試合展開>
1R、忍田のパンチにあわせて内藤がタックル、テイクダウンを奪う。サイドで押さえ込もうとする内藤に対して、忍田はギロチンチョークの態勢で強引に立ち上がろうとする。内藤は必死に押さえ込もうとするため、動きが止まってしまいブレイクに。しかし再開後、再び組み付いた内藤は後ろにつくと、そのまま振り回すようにテイクダウン。亀の状態で守る忍田からチョークスリーパーを極めた。
▼第1試合 MMAルール 5分2R -53kg契約
○バッカス羽鳥 (BBDOLL)
1R55秒 TKO ※セコンドからのタオル投入
●筒井 千尋 (和術慧舟會 東京本部)
<試合展開>
1R、ゴング直後から一気に間合いを詰めるバッカス。右ストレートを打ちながら飛び込んでいく。これに対し筒井は胴タックル。しかしバッカスはスタンドの状態のまま筒井の首をギロチンチョークにとらえると、そのままグラウンドに引き込む。自分の体を起こしてディフェンスする筒井だったが、バッカスは足をガッチリと組んで、首を締め上げる。最後はセコンドからのタオル投入という形で、バッカスが勝利を手にした。
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