DEEP事務局「DEEP 17th IMPACT」
2004年12月18日(土)東京・ディファ有明
開場14;00 本戦開始18:00
▼第12試合 DEEPミドル級タイトルマッチ 5分3R
○桜井隆多(R-GYM/挑戦者)
TKO 1R2分40秒 ※レフェリーストップ
●上山龍紀(U-FILE CAMP.com/王者)
※桜井が第二代王者に就く。上山は2度目の防衛に失敗。
<試合展開>
1R、上山はパンチのフェイントから片足タックル。すぐに桜井の横に回りこみ、テイクダウンを狙う。これに対して桜井はギロチンで対抗。しかし上山はすぐに頭を抜いて、インサイドガードに収まる。下になった桜井だが、上山の頭を抱えて鉄槌。上山にパウンドを許さない。そして下から体を蹴って立ち上がりスタンドに戻す。
上山は間髪入れずにタックルにいくが、桜井はがぶりながらパンチ。そのままコーナーにつめてパンチの連打を集める。ここで上山は桜井の首を掴んで首相撲からの膝蹴り。桜井の意識が上になったとみるや、すぐに両足タックル。ここ最近の消極さが嘘のように、序盤からアグレッシブな動きを見せる。そのまま四つの状態になり、ロープ際で差し合いになると、押し込まれている桜井が膝蹴り。上山の顔を突き放して、距離を作る。
そして上山の右のパンチに合わせて、桜井の右ストレートがクリーンヒット。上山はそのまま後ろに尻餅を付いて、亀になってしまう。最大のチャンスを迎えた桜井は動きの止まった上山にパンチを落とし続ける。上山も前転しながら足関節を狙うが、桜井に潰され、パンチを浴び続けてしまう。ここでレフェリーが二人の間に割って入り、桜井が王座奪取に成功した。
セコンドに肩車されて喜びを爆発させる桜井。茨城からバスでかけつけた応援団が一斉にリングに押しかけ、場内は一時騒然となった。試合後、桜井は「来年はもっと試合がしたい。このベルトの防衛戦はもちろん、修斗でやり残したこともあるし、PRIDE武士道にも出たい」と語った。
▼第11試合 5分3R
○今成正和(Team-ROKEN)
一本 2R2分36秒 ヒールホールド
●レナート・タバレス(アメリカン・トップ・チーム)
<試合展開>
1R、意外にも今成は強烈な右のインローを飛ばす。さらに飛び膝を狙うが、これはタバレスがキャッチしてテイクダウンを奪う。一旦はハーフになったタバレスだったが、今成は左手首を掴んでコントロール。ガードに戻す。今成は下からタバレスの右腕を掴み、潜り込むように腕十字を仕掛ける。しかしタバレスもすぐに反応し、足を一本跨いでハーフガード。上半身を固めながら、絡まれてない方の足で、今成の足のクラッチをこじ開け、サイドポジションを奪う。
さらにすぐマウントを取ったタバレス。体を密着させて、細かいパンチを打ちながら肩固めの体勢へ。一度は体がサイドに流れたものの、今成がブリッジして起き上がろうとした動きに反応し、すぐにマウントへポジションを戻す。今成の細かい動きにも警戒し、キープファイトが続く。しかし3分過ぎ、マウントの状態から今成がブリッジでポジションを入れ替えると。今成は上からロー。そして残り30秒を切ると、ボディへの踏み付けからヒールホールドへ!しかしこれは逆足を制しきれず、タバレスが回転して逃れる。
2R、ここでも先に打撃を出すのは今成。右のインローを飛ばして牽制する。これに対してタバレスは左ハイキックから両足タックルでテイクダウン。今成の右膝を押して、パスガードを狙う。しかし今成はその腕を股の間に入れるように三角絞め。タバレスが体を起こすと、すぐに逆の腕を掴んでオモプラッタ。そのままタバレスを前転させるようにして、スイープに成功する。上になった今成はすぐに関節技には行かずに、イノキ・アリ上体からローを飛ばし、ブレイクがかかる。
ブレイク後、セコンドから「いつもの動きだ」と声がかかると、今成はノーガードで半身の構えで、タバレスに近づく。そしてタバレスをロープ際に追い詰めると、押し倒すようにテイクダウンに成功する。上になった今成はすぐにヒールホールド。これはタバレスが反応し、極め切れない。しかし再びヒールを仕掛けた今成はしっかりと逆足を潰して万全の態勢。タバレスはタップするしかなかった。急遽参戦が決定した『PRIDE武士道』ルイス・ブスカペ戦では本来の力が発揮できなかった今成だが、この試合で足関十段健在をアピールした。
▼第10試合 5分3R
○大場貴弘(フリー)
TKO 1R1分58秒 ※レフェリーストップ
●篠原健一郎(荒武者総合格闘術)
<試合展開>
1R、篠原の周りを回りながら、右のジャブとローを付く大場。ガードの間から篠原の顔面に右のパンチが2連続で入り、篠原を後退させる。しかしコーナーに詰まり、差し合いになると、やはりアマレスで実績を残す篠原が一枚上手。すぐにもろ差しを取って、大場の体をコーナーに押し込む。ここで動きが止まりブレイク。
再開後、篠原の大振りのパンチに合わせて、大場が両足タックル。重心が完全に前のめりになっていた篠原から、簡単にテイクダウンを奪う。すぐに片足タックルに切り替えした篠原だったが、大場はがぶりながら、すぐにバックへ。横転してガードに戻そうとする篠原をニーオンザベリーで押さえ込むと、パウンドの連打でTKO勝利を収めた。
▼第9試合 5分3R
○入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
TKO 3R ※レフェリーストップ
●神王(CMA-KOREA 金道場)
▼第8試合 5分2R
○石井 淳(超人クラブ)
TKO 2R0分30秒
●倉島信行(無我)
▼第7試合 5分2R
△羅王(猪武者)
ドロー 判定1-0
△藤沼弘秀(荒武者総合格闘術)
▼第6試合 5分2R
○長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)
判定3-0
●宮本優太郎(ビバリーヒルズ柔術クラブ)
▼第5試合 5分2R
○小野瀬哲也(メガトン)
判定3-0
●高橋渉(高田道場)
▼第4試合 5分2R
○鬼木貴典(Team Roken)
TKO 1R0分45秒 ※レフェリーストップ
●ニセ大仁田(国際プロレス)
▼第3試合 5分2R
○濱田順平(CMA誠ジム)
判定 3-0
●ホスバヤル(フリー)
▼第2試合 フューチャーキングトーナメント76s級決勝戦 5分2R
○帯谷延弘(フリー)
TKO 1R2分50秒 ※レフェリーストップ
●ジョンパチスタ吉村(HARD COMBAT)
▼第1試合 フューチャーキングトーナメント82s級決勝戦 5分2R
○佐藤豪則(高田道場)
判定3-0
●山田護之(パワーオブドリーム)
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