「サムライ祭り&SAEKI祭り2」
2005年1月9日(日)東京・ディファ有明
開場15;30 開始16:00
<主な試合結果>
▼大江慎引退
キックボクシングルール
△大江慎(U.W.Fスネークピットジャパン)
時間切れドロー
△武田幸三(治政館)
<試合内容>
約10年ぶりにリングに上がった大江は青いコスチューム姿だ。試合開始直後から、引退試合とは思えないほど激しい攻防を繰り返す両者。特に武田は大江の奥足に強烈なローキックを連発。1R終了間際に、大江は「最初で最後」のローキックによるダウンを喫してしまう。2Rになっても攻撃をやめない武田に対して、大江はお返しと言わんばかりに左ミドルを連発。最後の最後まで手数を止めず、引退試合を締めくくった。
試合終了後、宮戸優光、金原弘光、高山義廣、和田良覚など、大江にゆかりのある人物が花束を贈呈。シーザー武志会長も姿を現し、大江がロープを開ける場面も見受けられた。そして花束贈呈を締めくくったのは、先日結婚を発表した中西百重。感動的なシーンになるかと思いきや、元女子プロレスラーらしく、いきなり大江にエルボーをかます中西。最後は自分の必殺技を極めて、会場を沸かせた。
マイクを握った大江は「約10年間試合から遠ざかっていたんですけど、ちゃんと区切りをつけさせてもらってありがとうございました」とコメント。10カウントゴングを聞いて、リングを降りた。
試合後のインタビュースペースで大江は「悪いことかもしれませんが、僕はこれまで色々なジムを渡り歩いてきました。そして色んな人に助けられて、今の自分があると思っています。今後は解説や後進の育成によって、恩返し出来たらなと思います」と話した。
▼IKUSAスペシャルエキシビジョンマッチ
△山口元気(クロスポイント吉祥寺)
※エキシビジョンマッチのため勝敗なし
△TURBO(FUTURE_TRIBE ver.OJ)
<試合展開>
共に『IKUSA GP』に出場の可能性を残す両者がエキシビジョンながら激突した。山口も右のミドルを叩き込めば、TURBOも臆せずパンチを打ち込んでいき、実戦さながらの激しいエキシビジョンを展開。試合後は「お客さんが沸いていなくて心配だった」(山口)「普通の練習のようになってしまった」(TURBO)と話していたものの、むしろそれだけ観客が二人の攻防に見入っていたということ。見ている人間にも、しっかりと印象に残るエキシビジョンマッチだったと言えるだろう。
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