「INFINITE CHALLENGE T〜無限の挑戦〜」
ニュージャパンキックボクシング連盟
2005年1月22日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:15
<主な試合結果>
▼トリプルメイン ラジャダムナンスタジアム・ランキング戦 3分5R
ラジャダムナンスタジアム S・フェザー級8位、WMC S・フェザー級8位
○デンチャイ・トー・シィラチャイ(タイ)
5R判定 3−0 ※50‐47、50‐46、50‐46 桜井は2Rにダウン
NJKFライト級王者、元WMCスーパーフェザー級10位
●桜井洋平(GANGA)
<試合展開>
1R、序盤から攻め込んだのは桜井。左のジャブをついて右のローキック、右のミドルや右ハイキックを積極的に出していく。対するデンチャイは手数こそ少ないものの、強烈な右のミドルを桜井の左の脇腹にヒット。桜井に左脇腹には真っ赤な跡が残る。
2Rに入ると、デンチャイの右のローキックが桜井の左足を捉え始め、時折顔をしかめる桜井。そして右ローでバランスを崩したところで、デンチャイの右ストレートがクリーンヒット。桜井はロープにもたれるようにダウンを喫してしまう。ダウンを奪ったデンチャイは一気呵成に攻め立て、パンチでラッシュをかけるが、桜井もひるまず蹴りを返して、何とかこのラウンドを乗り切る。
3R以降、ダメージのせいか攻撃の手かが減ってしまった桜井。デンチャイも深追いはしない。しかし要所要所でデンチャイの左右のミドルが桜井ととらえ、4Rには左ミドルが綺麗に入り、桜井が顔をしかめる場面も。最終ラウンド、KO以外には勝ちがないと踏んだ桜井は飛び膝やバックブローなど、最後の力を振り絞って前に出るが、デンチャイのディフェンスを崩す事が出来ず。判定負けを喫し、WMCの再ランク入りは難しくなった。
▼トリプルメイン NJKFバンタム級選手権試合3分5R
王者
○藤原国崇(拳之会)
5R判定 3−0 ※50‐48、50-49、49‐48
同級2位、WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者
●米田貴志(OGUNI)
<試合展開>
大応援団を引き連れてきた米田。対する藤原のとなりは先ほど試合を終えたばかりの高橋の姿が見受けられる。戦前の予想通り、この一戦は激しい試合となった。
1R、サウスポーの米田は藤原の奥足へ左のローを飛ばす。それに藤原は鋭い踏み込みからのパンチで応戦するが、連打とまではいかない。2R、藤原は右のローを効果的に使い、下に意識を持ってきてロングの右フック。さらにボディへの右ストレートを織り交ぜながら、右ハイ、右のヒジと多種多様な攻めで米田を攻め立てる。しかし米田も的確に左のローを当て、藤原がバランスを崩す。
3Rになると若干勢いを失った藤原に対し、米田が反撃。パンチから左のローにつなげる。4R、米田の左ストレートが当たれば、藤原も左フック。お互い一発づつパンチを浴びて、さらに試合は激しさを増す。右のローを軸にコンパクトにパンチをまとめる藤原に対し、米田は飛びヒザや左ハイを見せる。しかし米田は効果的だった左ローが減ってしまう。迎えた最終ラウンド、米田はパンチだけでなく、至近距離からフック気味の右ヒジ。その後も上下に攻撃を散らし、米田に的を絞らせない。結局、藤原がそのまま米田を押し切り、バンタム級のタイトルを守った。
▼トリプルメイン NJKFフライ級選手権試合3分5R
王者
○高橋拓也(拳之会)
KO 3R48秒 ※右アッパー
同級2位
●増倉敦士(一心会)
<試合展開>
ここまで2連続KO防衛の高橋はこの日も序盤から飛ばした。身長差を活かし、組み付いて首相撲を狙う増倉に対し、いきなり右のヒジがクリーンヒット。増倉の左の額がパックリと割れる。続行になったものの、高橋はその傷口を狙ってヒジを打つ。2Rになるとバックブローを皮切りにワンツー。さらに右のロングフックを当てると、密着して右アッパーと距離を潰してパンチで攻め立てる。増倉に組み付かれ、何度もマットに倒されるも決定的なひざ蹴りは許さない。そして3R開始直後、再び右のロングフックが増倉の顔面をとらえ増倉はダウン。何とか立ち上がった増倉だが、高橋は一気にラッシュ。最後は右アッパ-で増倉をマットに沈めた。試合後、マイクを握った高橋は「交流戦をやるということなんで、前NKBフライ級王者の川津選手と戦いたい」と宣言した。
▼セミファイナル 日本VSタイ国際戦66s契約 3分5R
NJKFウェルター級王者
△石黒竜也(東京北星)
5R判定 1−0 ※49‐49、50‐49、49‐49 スリンはローブローにより減点1
ラジャダムナンスタジアム元ライト級ランカー
△スリン(タイ)
▼フェザー級ランキング戦 3分5R
同級1位
○岩井伸洋(OGUNI)
5R判定 3−0 ※3者 50−48
同級4位
●安田和伸(岩瀬)
▼68s契約 3分5R
同級6位
○加藤 健(OGUNI)
TKO 5R2分14秒 ※ドクターストップ
NJKFミドル級4位
●中村篤史(北流会君津)
▼ヘビー級 3分5R
○天昇山(キング)
5R判定 3−0 ※3者 50‐47
●宮原康介(日進会館)
※詳細は後ほどアップ
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