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【プロ柔術ドゥマウ】杉江、2連続一本勝ちでライト級GPを制す

2005/02/09



『プロ柔術 ドゥマウ・キモノス ライト級グランプリトーナメント 2005』
2005年2月9日(水)東京・北沢タウンホール
開場17:00 開始18:00
<試合結果>
▼第8試合 ライト級GP 
杉江"アマゾン"大輔(ALIVE)
一本 5分11秒 ※腕ひしぎ十字固め
小野瀬龍也(PUREBRED大宮&rvddw team)
<試合展開>
 引き込む小野瀬の足を飛び越えるように跨いだ杉江が、そのまま小野瀬の右腕を捕らえ腕十字を仕掛ける。小野瀬は腕をクラッチして、自分の膝を杉江の足の間にこじ入れてディフェンス。このピンチを凌ぎ、ガードへ戻す。杉江は膝でガードを割りながらアームロックを狙うが、小野瀬はガードに戻す。すかさず腰を切ってパスガードを狙う杉江。しかし小野瀬は杉江の脇の下に頭を潜らせて、杉江の体を横に転がしてスイープ!一瞬、杉江が尻餅を付いたものの、すぐに体を起こしポイントを許さなかった。

 上になった杉江は小野瀬のスパイダーガードに捕まらないよう距離を取り、小野瀬の足を左右に振ってパスガードを仕掛ける。そして小野瀬のガードの間を膝で割るようにパスガード。遂に杉江に先制の3ポイントが入る。サイドを取った杉江はまずは小野瀬を押さえ込み、奥の腕を下からすくいしっかりと固定すると、頭を跨いで腕十字を極めた。

 1回戦こそ極めきれなかったものの、準決勝・決勝はしっかりと一本勝ちを奪った杉江。この優勝でブラジルでのブラックベルトへの出場権を獲得した。試合後、杉江は「ブラジルで日本の柔術が強いってところを見せたい」とコメント。さらに3月のレオ・サントス戦に向けて「柔術をやっても勝てないんで、今まで培ってきた力と一本を取りにいく姿勢で戦います。取るか取られるかの試合をしますよ」と力強く語った。


▼第7試合 エキシビジョンマッチ
高瀬大樹(フリー)
エキシビジョンのため勝敗なし
山田学(フリー)
<試合展開>
 終始、高瀬が上から攻め続け、終了間際にギロチンからの三角絞めで一本を奪った。試合終了後、高瀬は5月のアブダビコンバットに出ることを発表。さらに世界的な強豪柔術家ロナウド・ジャカレとプロ柔術で対戦したいとアピールした。


▼第6試合 ライト級GP 2回戦
杉江"アマゾン"大輔(ALIVE)
一本 1分14秒 ※腕ひしぎ十字固め
ホドリゴ・ヒラカワ(アカデミアB.J.J.A.J)
<試合展開>
 ハーフガードで引き込むヒラカワに対し、杉江は肩と頭をガッチリと固めて腰を切ってパスガード。ポイントを取られまいと亀になったヒラカワに絞め技を狙いながら、最後は腕十字を極めた。初戦の渡辺戦ではシーソーゲームを展開した杉江だったが、この試合ではわずか2分弱、速攻の一本勝ちとなった。


▼第5試合 ライト級GP 2回戦
小野瀬龍也(PUREBRED大宮&rvddw team)
ポイント 4-3
早川光由(TRI-FORCE)
▼第5試合 ライト級GP 2回戦
○小野瀬龍也(PUREBRED大宮&rvddw team)
ポイント 4-3
●早川光由(TRI-FORCE)
<試合展開>
 引き込む小野瀬に対して、早川はガードの中に収まらず、立った状態をキープする。ここで小野瀬が体を起こそうとすると、それまでは一転して早川が自ら引き込み。しかしこれが小野瀬のスイープと見なされ、小野瀬に2ポイントが入ってしまう。下になった早川は小野瀬の両袖を持って煽り、小野瀬の体が起きたところでタックルを仕掛ける。小野瀬はこれをがぶり、再び早川が引き込もうとすると、飛びつくように腕十字。しかしこれは早川が反応良く体を起こし、ここからは上から早川が上から攻めるという展開が始まる。

 小野瀬のスパイダーガードに対して、早川は自らの膝を立ててそれを阻止。そして頻繁に立ちとしゃがみを繰り返す。早川は小野瀬の膝の間から腕を入れて、自らの膝でガードを割るようにパスガードを仕掛ける。これを凌がれた早川は小野瀬の両ズボンを掴み、自分の頭を小野瀬の足の間に入れるようにして、一気に上四方に回る。パスガードで逆転か?と思われたが、小野瀬は足を早川の体にフックしたまま早川の体をひっくり返す。しかしここですぐに小野瀬が立ち上がったため、ポイントにはならない。

 残り1分過ぎ、再び引き込んだ小野瀬。しかし早川も再び頭を小野瀬の足の間に入れる形のパスガードを仕掛ける。これは失敗したものの、すぐに小野瀬の足をたたんで完璧なパスガード。遂に3ポイントを奪取し逆転に成功する。これで早川の勝ちは決まったと思われたのだが…

 残り15秒、ガードに戻した小野瀬は片膝を立ててディフェンスする早川を、後ろに押し倒すように引っくり返して2ポイント追加!小野瀬が土壇場で再逆転し、息詰まる熱戦を制した。


▼第4試合 ライト級GP 1回戦
杉江"アマゾン"大輔(ALIVE)
ポイント 10-8
渡辺孝(パレストラ新潟)

▼第3試合 ライト級GP 1回戦
ホドリゴ・ヒラカワ(アカデミアB.J.J.A.J)
ポイント 6-4
和道稔之(アカデミアAz)

▼第2試合 ライト級GP 1回戦
小野瀬龍也(PUREBRED大宮&rvddw team)
一本 4分53秒 ※三角絞め
マウリシオ・アントニオ・ソウザ(ボンサイ・ジャパン)

▼第1試合 ライト級GP 1回戦
早川光由(TRI-FORCE)
ポイント 13-0
桑原幸一(フリー)



【関連リンク】
≫ドゥマウ・キモノス公式サイト
 

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