※今大会の試合映像は近日クローズアップにて公開!
J-NETWORK
「GO! GO! J-NET '05 -MACH55- 」
2005年3月2日(水)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
▼第9試合 67・5s契約サバイバルマッチ1
元・新日本キックボクシング協会ライト級王者
○我龍真吾(ファイティング・マスター)
KO 1R2分18秒 ※3ノックダウン
J-NETWORKウェルター級王者
●SHIN(アクティブJ)
我龍の下からのガン付けに対して、額をくっつけてガンを飛ばし返すSHIN。両陣営のセコンドが止めに入るほどの、激しい視殺戦が繰り広げられる。
1R、SHINはローからハイと長足を生かした蹴りの連打。しかし、我龍にローを蹴られると、次第にローに対するいつもの弱さを露呈してしまう。我龍のローを、首相撲で防ごうとしたSHINだが、我龍は掴まれたまま構わずパンチの連打。ロープにSHINを押し込んでの連打で左フックを決め、SHINはダウンを喫する。
SHINが立ち上がったところへ、猛然とパンチで襲い掛かる我龍。SHINも打ち返すが、左ストレートで吹っ飛ばされて2度目のダウン。最後は我龍がパンチを打ちに行き、左フックで一気に仕留めた。
一方的な展開でJ-NETWORKウェルター級王者を破った我龍は、「フリーになってやっと結果が出せました。5月6日にもう1回SHIN君とベルトを賭けて闘って、ベルトを獲りたいです」と、リマッチでのタイトルマッチを要求すると共にベルト獲りも高らかに宣言した。
▼第8試合 MACH55トーナメント3分5R Bブロック第2試合
全日本キックボクシング連盟バンタム級王者
○藤原あらし(S.V.G)
KO 3R2分45秒 ※右フック
J-NETWORKバンタム級1位
●関 健至(彰考舘)
1R、藤原は余裕の表情を浮かべて蹴りで攻める。いきなりハイキックを飛ばし、蹴り込みの深いローキックと飛び込み様のストレート。左ミドルキックを軸に足技で攻めて行く。首相撲からのヒザは一方的で、その内の一発を顔面に当てて早くもダウンを奪う。その後も藤原の首ヒザ地獄が続き、テンカオと左ミドルも交えながら攻め続ける。
2R、やはりヒザ蹴りを連打して行く藤原。関が蹴りを出すと、パンチの連打を畳み掛けていく。左ミドル、左ハイを出して前に出る藤原は、パンチで応戦する関にテンカオを合わせ、組み付くと再びのヒザ地獄。前蹴りで突き飛ばし、立ち上がってきたところにはテンカオをグサリ。関はこれで2度目のダウンを喫したが、ゴングに救われた。
3R、左ミドル、左ハイから飛び込み様のストレートに繋げる藤原。関のハイキックが軽くヒットする場面も見られたが、あとは一方的に藤原が攻めまくる。コーナーに釘付けにしてのパンチの連打でダウンを奪い、必死の反撃を試みる関を前蹴りと左ミドル&ローで突き放して、右アッパー→レバーブロー→右フックのコンビネーションでマットに沈めた。
これで5月6日の準決勝では、全日本キックVSNJKF“藤原対決”の実現が決定。しかし、フジハラは反省しきりで、「自分としては納得できる試合じゃなかった。このままやったら、次は危ない。自分らしい試合が出来るように、考えてまた練習します」と語った。
▼第7試合 MACH55トーナメント3分5R Bブロック第1試合
NJKFバンタム級王者
○藤原国崇(拳之会)
TKO 3R2分45秒 ※ヒジによるカット
全日本キックボクシング連盟バンタム級3位
●寺戸伸近(BOOCH BEAT)
1R、寺戸がジャブからのフックで先制。その後も左ジャブを突いて、藤原がパンチで出てくると左フックを引っ掛けようとする。藤原は序盤、見た感じがあったがローキックを主体にパンチとのコンビネーションを繰り出し、レバーブローを何度も突き刺す。両者のパンチが激しく交錯し、スリリングな展開が続く。
2R、藤原が1Rに続いてレバーブローを連発。両者とも空いてのパンチの入り際に左フックを引っ掛けようとする。1R同様、パンチのコンビネーションの応酬が繰り広げられるが、徐々に藤原ペースに。寺戸のパンチを寸でのところで見切り、スウェーからすぐにストレートを打ち返して前に出る。
3R、藤原は寺戸のパンチをブロックして、すぐに打ち返す。スウェーで避けてのパンチの切り返し、ストレート、ヒジで下がらせてハイキックなどコンビネーションがフル回転していく。技が次々と繰り出されるため、寺戸は徐々にスピードに付いていけなくなってしまいがちに。そして、藤原の縦ヒジが炸裂! これで寺戸がカットされ、藤原が危なげなく勝利をものにした。
▼第6試合 MACH55トーナメント3分5R Aブロック第2試合
J-NETWORKバンタム級王者
○牧 裕三(アクティブJ)
TKO 2R0分59秒 ※ヒジによるカット
前MA日本フライ級王者
●辻 直樹(山木)
過去2戦して辻の二連勝。特に前回(12月5日)の試合では辻が1RでTKO勝ちしており、牧にとっては背水の陣。下馬評も強打の辻が有利だったが…。
1R、牧がワンツー・ローで攻めれば、辻もローを蹴り返して持ち前の強打を唸らせていく。牧はコンビネーションの最後に必ずローを加える。しかし、攻撃力ではやはり辻が上回り、同じローキックでも牧がバランスを崩す場面が多い。パンチでプレッシャーをかけてくる辻を、牧は前蹴りやハイキックで突き放す。
1R終盤、ロープに追い込んだ牧のテンカオがグサリとボディに突き刺さり、「ごほっ!」と息を吐く辻。このチャンスを逃すまいと、牧は一気に前へ出る。パンチで下がらせて、ヒジ&ヒザの波状攻撃。
2R、牧はヒザ蹴りでダメージの残る辻を攻め、パンチ、ロー&ハイキック。ローからパンチ、またローと上下に攻撃を散らして左の縦ヒジ! これで辻の髪の生え際が切れ、ドクターチェック。続いてストップがかかると牧は何度もジャンプして大喜びした。
▼第5試合 MACH55トーナメント3分5R Aブロック第1試合
NJKFバンタム級4位
○真 二(OGUNI GYM)
延長1R 判定3-0 ※公式記録はドロー
MA日本キックボクシング連盟バンタム級王者
●高橋拓也(習志野)
1R、ジリジリと迫る真二に高橋は身長・リーチ差を生かした闘い方を展開。前蹴り、ヒザ、ヒジを使って当てては離れるのアウトボクシング。真二がパンチで入ってこようとすると、ヒジを合わせる。
2R、前に出てくる真二に、高橋は左ジャブを使って距離を取り、真二が入ってくるとヒジ&ヒザ。しつこくヒジを叩きつける高橋。真二の目立った攻撃はローぐらいしかなく、後半になると高橋がパンチのコンビネーションとミドルキックを入れる。
3R、高橋はストレートと前蹴りで真二を吹っ飛ばすが、真二の前進は止まることを知らない。打たれても前進を続けるしつこさに、高橋は後退を余儀なくされていく。後半には真二のコツコツと蹴り続けた右ローキックが効き始め、高橋はスタミナ切れの兆候。
4R、前半の高橋はミドルキックやプッシングで真二を押し返すが、真二の前進はまったく止まらない。パンチやローを出しながら前に出て、右ローでは高橋のバランスを何度も崩す。あまりのしつこさに高橋はスタミナ切れ、真二のラッシングには拍車がかかる。
5R、真二が押し気味に試合を進めていたが、残り30秒で高橋のヒジがヒット! 真二がカットされ、ドクターチェックが入る。再開後には高橋が最後の気力を絞って、パンチの連打で前に出る。しかし、判定は三者とも48-48でドローとなった。(公式記録はドローになるが、トーナメント戦のため延長ラウンドに突入)
延長R、両者真っ向からぶつかり合う! しかし、高橋は5Rのラッシュでガソリン切れとなったか、首ヒザだけになってしまう。真二はフックを放っていき、押して行く。その最中、真二の右ローキックが足払い気味に決まり、高橋が転倒。これがダウンを取られてしまった。真二はさらにコーナーに詰めての連打を決めてダメ押し。三者とも10-8で、真二がMA日本キック王者を破る金星を挙げた。
▼第4試合 55s契約サバイバルマッチ1
○松下ミツヤ(M-FACTORY)
延長1R 判定3-0 ※三者とも10-9
●大原清和(レグルス池袋)
▼第3試合 60s契約サバイバルマッチ1
○黒田アキヒロ(サバーイ町田)
判定2-0
●夜桜弘治(Team YOZAKURA)
▼第2試合 フェザー級サバイバルマッチ1
○赤羽秀一(ウィラサクレック)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●笠原 淳(SKVアラビア)
▼第1試合 ライト級3分3R
○ファイヤー原田(レグルス池袋)
TKO 1R1分30秒
●安川文健(全日本キック/AJジム)
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