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【新日本キック】建石智成、韓国フライ級王者にTKO負け

2005/06/12



新日本キックボクシング協会
「勇者達の挑戦 PART VI」

2005年6月12日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
<試合結果>
▼第18試合 メインイベント 52.5s契約 3分3R
チョ・デヨン(韓国/ソウル市原/韓国フライ級王者/9戦8勝(6KO)1分)
TKO 1R1分27秒 ※レフェリーストップ
建石智成(尚武会/日本フライ級王者)
<試合展開>
 1R、蹴りで距離を取ろうとするチョは、パンチで飛び込んでくる建石に振り下ろしの右ヒジ!これで建石は頭部をカットし、長い時間ドクターチェックが入る。再開後、短期決着を狙って攻め立てる建石だったが、チョが再び振り下ろしの右ヒジ。これで出血がさらにひどくなり、レフェリーが試合を止めた。まさかのTKO負けを喫した建石は、控え室で「こんな負け方嫌。チケットを買って来てもらった人に申し訳ない」と悔しさを露にした。一方、この番狂わせを起こした韓国フライ級王者のチョは高校3年生でまだ18歳の新鋭。建石の動きをかなり研究し、ヒジでのカットは狙い通りとのこと。今後の目標として「日本でもキックのタイトルが欲しい」と語った。


▼第17試合 セミファイナル フェザー級 3分3R
トゥンソンノーイ・シンポンローハー(タイ/67戦46勝(5KO)14敗7分)
TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
大野信一朗(藤本/日本フェザー級1位)
<試合展開>
 1R、右ローを中心にパンチで攻める大野に対して、トゥンソンノーイはサウスポーから左ミドル、左ハイを飛ばす。序盤はお互いに様子を見合う静かな展開。しかし2Rに入ると、トゥンソンノーイは、離れた間合いから大野の蹴り足を掴むと、大きく踏み込んで左ストレートと左の縦ヒジ。その後もトゥンソンノーイはこのストレートとヒジ攻撃をしつこく続ける。そして2R終盤、トゥンソンノーイの左ヒジで大野がカット。そのまま試合は続行されたが、2R終了時のインタバールの時点でドクターストップがかかった。


▼第16試合 ウェルター級 3分3R
関ナオト(宇都宮尾田/日本ウェルター級8位)
KO 2R2分13秒 ※右ストレート
トンチャイ・ブンラット(タイ/40戦34勝(8KO)5敗1分)
<試合展開>
 1R、パンチと左右のロー攻める関。トンチャイは右のミドルや右のヒザ蹴りを返していくが、一気に距離を詰める関にクリーンヒットを当てることが出来ない。逆に関は確実にローを当てて、トンチャイの足にダメージを与えていく。2Rに入ると関のローで足が止まってしまったトンチャイ。最後はトンチャイをロープに詰めた関が、狙い済ました右ストレートを叩き込みトンチャイをマットに沈めた。


▼第15試合 フライ級次期挑戦者決定戦 3分3R
吉川 靖(伊原/2位)
判定 2−1 ※30−29、29−30、30−29
がってん古川(治政館/3位)
<試合展開>
 1R、古川はリーチのある吉川の懐に入って、ボディと顔面へのパンチを打ち分け、離れ際に右ローを蹴っていく。なかなか自分の距離を掴めない吉川だったが、終盤右ストレートを当て始める。2R、出入りの早さで吉川を翻弄する古川は、このラウンドもボディブローを有効に使い、右ボディストレートからの左フックが綺麗に吉川を捉える。またしても序盤にペースをつかまれた吉川だったが、古川のローに合わせて右ストレート。さらに左右のローを連発し、古川の動きを止めにかかる。3R、吉川の右ローで古川がバランスを崩すなど、徐々に古川の動きのペースが落ちていく。そしてラウンド中盤から両者が足を止めて打ち合うという展開に。古川の左フックと吉川の右ストレートが、それぞれ顔面をとらえたものの、倒すまでには至らない。そしてお互い有効打がないまま試合終了。判定はスプリットとなり、吉川が時期挑戦権を獲得した。


▼第14試合 ミドル級 3分3R
ビッグベン・チョープラムホク(タイ/前泰国プロムエタイ協会ウェルター級王者)
TKO 1R2分42秒 ※セコンドからのタオル投入
青木克眞(トーエル/日本ミドル級4位)
<試合展開>
 1R、ビッグベンが開始直後に放った右ローで、会場中に大きな衝撃音が響き渡る。その後もビッグベンは強烈な左ミドル、右ローを飛ばしていく。これを嫌がって組み付こうとする青木だったが、その度にビッグベンは青木を豪快にマットに転がす。さらにビッグベンはジャンピングハイキックも披露。最後は首相撲からのヒザ蹴りを叩き込み、打たれるがままになった青木の姿を見て、セコンドがタオルを投入した。プロムエタイ王者としての強さを見せ付けたビッグベン。ミドル級王者の松本哉朗も「今まで見てきたタイ人と比べても遜色ないし、普通に強いと思う。倒しにくるタイプなんで戦ってみたい」と興味を示した。


▼第13試合 ライト級 3分3R
石井達也(藤本)
判定 1−0 ※30−30、30−30、30−28
星野 豹(横須賀太賀/6位)

▼第12試合 ウェルター級 3分3R
植木 功(尚武会)
KO 3R2分54秒 ※右アッパー
佑斗(治政館)

▼第11試合 バンタム級 3分3R
田中義人(伊原)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
田辺祐基(藤本/4位)


▼第10試合 ミドル級 3分2R
ウォン(トーエル)
TKO 1R1分09秒
上杉亜紀斗(宮川)

▼第9試合 ライト級 3分2R
トーマス中村(市原)
判定1−0 ※20−20、20−20、20−19
マスマニアデビル(ホワイトタイガー)

▼第8試合 フェザー級 3分2R
鈴木 久(治政館)
判定3−0 ※三者とも20−18
三澤竜士(尚武会)

▼第7試合 フライ級 3分2R
吉村正人(伊原)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
中田悦弘(トーエル)

▼第6試合 ヘビー級 3分2R
國吉(治政館)
判定3−0 ※三者とも20−19
柴田春樹(ビクトリー)

▼第5試合 フェザー級 3分2R
野口 元(尚武会)
判定2−0 ※20−19、20−20、20−19
渡部孝宏(山田)

▼第4試合 56kg契約 3分2R
下田舞汝武(尚武会)
判定2−0 ※19−18、20−18、18−18
栗本高志(横須賀太賀)

▼第3試合 ウェルター級 3分2R
松村清次(伊原稲城)
判定3−0 ※20−19、20−18、20−19
TAKUTO(誠真)

▼第2試合 ウェルター級 3分2R
緑川 創(藤本)※デビュー戦
判定3−0 ※三者とも20−19
卯月慎也(トーエル)

▼第1試合 65kg契約 3分2R
落合哲也(尚武会)
判定3−0 ※20−18、20−18、20−17
菅谷 匠(楊心館)


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