「SHOOTBOXING 20th ANNIVERSARY SERIES 3rd」
2005年6月26日（日）東京・後楽園ホール
シュートボクシング協会
開場17：30 開始予定18：00
写真&レポート 橋本宗洋
 ▼メインイベント 70kg契約3分5R
○イム・チビン（Kpプロモーション／韓国ムエタイ総連ウェルター級王者）
TKO 2R終了時 ※右目の負傷によりドクターストップ
●緒形健一（シーザー／SB日本スーパーウェルター級王者）
＜試合展開＞
魔裟斗戦とは見違えるような動きのよさを見せたイム。1Rから左のミドル、ハイを連発していく。対する緒形はロー、ミドルで対抗。時おりパンチで詰める場面もあるが、主導権を握るまでには至らず。2Rに入ると、イムの蹴りはさらに猛威を振るう。緒形の右のガードを叩き潰すような、ミドルとハイの中間の高さの蹴りが冴え渡る。緒形がピンチを迎えたこのラウンドが終了したところで、ドクターがリングに入り、緒形をチェック。緒形は古傷である右目下を再び負傷し、続行不可能との判断でドクターストップ。無念のTKO負けとなった。
 ▼セミファイナル 71kg契約3分5R
○宍戸大樹（シーザー／SB日本ウェルター級王者）
判定 3−0 ※50−49、49−48、50−47
●大野崇（正道会館／ISKA世界ミドル級王者）
＜試合展開＞
SBとK-1の対抗戦は、互いの意地がむき出しの名勝負となった。宍戸は1Rから持ち味である運動量の豊富さを全開。ミドル、ハイ、距離を詰めてのパンチなどで攻め込んでいく。あえて投げを封印し、打撃勝負を挑んだ宍戸に大野も真っ向から対抗。2Rにはパンチを効かせて宍戸の動きを止める場面も。しかし、そこから息を吹き返した宍戸は、さらにテンポアップ。バックブロー、バックキック、胴回し回転蹴りなど多彩な技を駆使して大野を追い詰める。途中、大野は出血する場面もあったが、雄叫びを上げると猛反撃。3分5R、まったく休む間がない打ち合いが続く。ジャッジの採点は3-0で宍戸。対抗戦を制したSBの新エースは、観客の大歓声の中「これでK-1に借りを返せた。今度は貸しを作る番。他団体からのオファーがあれば逃げません！」と宣言した。
▼68kg契約3分5R
○バクスター･ハンビー（カナダ／WMTF世界スーパーウェルター級王者）
判定 3−0 ※50−47、49−48、50−47
●ジョン・ベクホー（太雄曾館）
＜試合展開＞
生まれつき右腕のヒジから先がないというハンディキャップを持つ“片腕の弾丸”バクスター・ハンビーがSB初参戦。右腕にもグローブを着用してリングに上がったハンビーは、抜群の距離感でベクホーの攻撃をかわしてのカウンターの左フックを何度もヒットさせる。ベクホーもパンチをヒットさせるのだが、詰めきることができないままハンビーのペースで試合が進む。距離を開ける前蹴り、回転系の技もまじえつつ攻撃を重ねるハンビーは、出血も見られたベクホーの攻撃をを落ち着いてさばき、3-0の判定勝ちを収めた。
 ▼57kg契約3分5R
○石川剛司（シーザー／SB日本フェザー級3位）
KO 1R1分28秒 ※スタンディングチョークスリーパー
●ラジャサクレック・ソーワラピン（ウィラサクレックジム）
＜試合展開＞
ここまで8連勝中の石川が初の国際戦。2日前にMAキックで土井広之が同じウィラサクレックジムのゲンナロンに敗れており、「カタキを討つつもりだった」と土井のガウンを着て入場した。試合は序盤から一方的な展開に。探りあいの蹴りをお互いが放った直後、石川のワンツーがヒットしてラジャサクレックがダウン。石川は立ち上がったラジャサクレックにさらに連打。パンチ、ハイキックと攻めまくり、ロープに詰めたところで得意のスタンディングスリーパーへ。なんとか耐えようとしたラジャサクレックだったが、石川が渾身の力で絞り上げるとついにタップ。石川が必勝パターンで9連勝を飾った。
▼フレッシュマンクラスルール 68kg契約3分3R
○金井健治（ライトニング）
延長判定 3−0 ※10−9、10−9、10−9
本戦判定 1−1 ※30−29、29−29、29−30
●山口太雅（寝屋川）
▼フレッシュマンクラスルール 67.5kg契約3分3R
○菱田剛気（RIKIGYM／SB日本ウェルター級）
TKO 2R終了時
●八隅孝平（パレストラ東京／修斗ウェルター級）
▼フレッシュマンクラスルール 56kg契約3分3R
○ナグランチューンマーサ･M16（龍生塾／SB日本フェザー級）
判定 3−0 ※29−27、29−27、29−28
●今井教行（シーザー／SB日本スーパーバンタム級）
▼フレッシュマンクラスルール 57kg契約3分3R
○大沼慶子（シーザー／SB日本レディース2位）
判定 2−0 ※20−20、20−29、20−28
●篠原 光（チーム南部／喧嘩女王初参戦）
▼フレッシュマンクラスルール 67kg契約3分3R
○関戸一智（湘南／SB日本ウェルター級）
KO 2R1分21秒
●上田廣満（SB日本ウェルター級）
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