ZST事務局「BATTLE HAZARD
02」
2005年9月10日(土)東京・ZeppTOKYO
開場16:30 開始17:30
<試合結果>
▼メインイベント BATTLE
HAZARD 02 特別ルール 1・2R5分 3R3分
○勝村周一朗(勝村道場)
TKO 1R2分51秒 ※レフェリーストップ
●セルゲイ・ユシュケビュチス(リトアニア)
<試合展開>
ドローが続き、セミが両者負傷によるノーコンテストと、スッキリしない試合が続いた中で、ZSTの初メインに勝村が登場。バシッとメインを締めくくりたい所だったが、またしても事件が起こることに…
1R、リーチ差を生かして打撃で前に出るセルゲイに対し、勝村は組み付くとそのまますぐに引き込んで三角絞めを仕掛ける。しかしセルゲイはリトアニア人らしい、強靭な背筋力を生かし勝村を投げ飛ばす。
再開後、セルゲイの打撃をかいくぐりテイクダウンを奪った勝村。がっちりとホールドするセルゲイの顔を突き放し、ブリッジしてポジションを戻してきたところで得意の三角絞めへ。しかしここでセルゲイが肘サポーターをしていない状態で肘打ちを出してしまい、イエローカード。またロープ際だったためドントムーブとなるが、リトアニア陣営はこれに猛抗議、しかしリング中央、勝村が三角絞めの状態から再開となる。
腕を外に出してディフェンスるセルゲイに対し、勝村はオモプラッタに移行。そのまま体を起こすと、セルゲイの奥の脇の下で自分の腕をクラッチする「植松がメレンデスにやった技」でセルゲイの肘関節を極めにかかる。回転して逃れようとするセルゲイだったが、勝村のクラッチが固く逃げることが出来ない。和田レフェリーの「ギブアップ?」にも応じず、完全に動きが止まってしまったため、レフェリーストップとなった。
するとここで「タップしてないのに何で止めるんだ」と、リトアニア陣営が激怒。和田レフェリーが何とか事態を収拾しようとするものの怒りは収まらず、リトアニア陣営は憮然とした態度のままリングを後にした。
結果的に勝利を収めた勝村は「今日はZStらしい試合が少なかったけれど、ZSTは選手、スタッフ、ラウンドガール、みんなが頑張っています。だからお客さんも一緒になってZSTを盛り上げていきましょう」と、マイクアピールで大会を締めくくった。
また試合裁定に納得のいっていないセルゲイに対し、勝村はリング上で「いつでも再戦受けるから、いつでも来い!」とマイクアピール。試合終了後のバックステージで11月に行われる予定のHERO'Sリトアニア大会の話を聞くと、「それいいですね。今度は向こうのリングで言い訳できないように、息の根を止めてやりますよ」とコメント。
▼セミファイナル K-1特別ルール 3分3R
―ダリウス・スクリアウディス(リトアニア)
2R1分29秒 ノーコンテスト
―小次郎(スクランブル渋谷)
<試合展開>
1R、左のローとミドルを飛ばすダリウスに対し、小次郎の右のインローを返していく。さらに小次郎はダリウスがパンチで飛び込んでくるところに、右ストレートを合わせる。ダリウスは左のハイを蹴るも、打ち終わりを小次郎に狙われ連打を許す。ラウンド終盤は互いに足を止めてパンチの打ち合い。終了ゴング直後にダリウスが左ミドルを放ち、それをガードした小次郎がダリウスに歩み寄って睨みつけるなど、やや両者共にヒートアップ。
2R、左ローで前に出るダリウスに対し、小次郎がカウンターの右ストレート!これでダリウスが尻餅をつき、小次郎がダウンをアピールするが、ダリウスはすぐに立ち上がりスリップをアピール。結局、ダウンは宣告されず。しかしこれで焦りを感じたのか、頭を下げてパンチで前に出るダリウス。しかしここでダリウスの側頭部が、小次郎の右目尻に直撃してしまう。これにより両者共に流血し、ドクターストップが宣告され、試合はノーコンテスト。互いに消化不良の一戦となってしまった。
▼第4試合 タッグマッチ 15分1本勝負
△矢野卓見(烏合会)&代官山剣Z(チームKIBA)
時間切れドロー
△植村”JACK”龍介(P'sLAB東京)&稲津航(U-FILE
CAMP登戸)
<試合展開>
久しぶりのZST復帰戦となった矢野はOFGを着用してのリングイン、先発は矢野とジャック。矢野は半身にながらも、右のガードをしっかりと上げた構えで、前に出てくるジャックに左フックを返していく。一度、ジャックのパンチをもらったものの、今度はタックルから引き込んで足関節を狙う。ここで両者がタッチ。
ここ数試合、打撃が切れる稲津は今日も強烈な左のインローを連発。突っ込んでくる代官山を突き放し、完全に打撃勝負。代官山にテイクダウンを許しそうになったところで、自らのコーナーに逃げてタッチ。
代官山に組みつかれたジャックは、自ら引き込んでフックガードからスイープ。上半身を固めてパスを狙うが、代官山も足を入れて足関節で対抗する。一旦はブレイクとなり、投げを潰されてマウントを許した代官山だったが、すぐに自分の膝を入れてヒールホールド。たまらずジャックは稲津とタッチ、これを見た代官山も矢野とタッチ。
タッチを受けた矢野は稲津の打撃に対して、今度は完全にお尻を向ける、いつもの矢野スタイル。しかし稲津はそこに容赦なくローを叩き込んでいく。矢野は後ろを見せた状態から、一気に反転してタックル。先程と同じように自陣コーナーまで逃げてタッチ。そのままリングに残った矢野はジャックからテイクダウンを奪うとすかさずヒールホールドへ。ジャックはすぐに稲津にタッチし、このピンチを逃れる。ここで矢野も代官山とタッチ。
代官山VS稲津のマッチアップとなるが、稲津が左ローと左膝で代官山を一気に攻め立てる。しかし代官山に組み付かれるとすかさずタッチ。そのジャックが代官山からテイクダウンを奪い、サイドからアームロックを狙い、マウントから三角絞めを仕掛けるなど、代官山を二人で攻めるジェネシスタッグが、試合を有利に進めていく。ここで満を持して矢野が登場。稲津の打撃に背中向けで対抗し、タックルからの引き込みで寝技の展開を狙うが、タッチワークの前に寸断される。
最後はジャックが膝蹴りとパンチで代官山をロープ際に釘付けにし、連打を出したところで試合終了。両軍共にタップ、KOを奪えないドローに終わった。
▼第3試合 BATTLE
HAZARD 02 特別ルール 5分2R
△磯崎則理(U-FILE CAMP赤羽)
時間切れドロー
△金原正徳(総合格闘技武蔵村山道場)
▼第2試合 BATTLE
HAZARD 02 特別ルール 5分2R
△佐東伸哉(P'sLAB東京)
時間切れドロー
△伊藤有起(A-スクエア)
▼第1試合 BATTLE
HAZARD 02 特別ルール 5分2R
○川名蘭輝(ロデオスタイル)
一本 2R58秒 ※チョークスリーパー
●矢島雄一郎(禅道会総本部)
▼第0試合 ジェネシス特別試合 GT-Fルール 5分1R
△綱川慎一郎(K'zファクトリー)
時間切れドロー
△所敏彦(リバーサルジム)※所英男の兄
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