「SHOOTBOXING 20th ANNIVERSARY
SERIES 4th」
シュートボクシング協会
2005年9月25日(日)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
文&撮影 橋本宗洋
▼メインイベント 70kg契約3分5R
○宍戸大樹(シーザー/SB日本ウェルター級王者)
判定 3−0 ※宍戸は3Rに背負い投げでシュートポイント1獲得。イムは4Rにボディへのヒザ蹴りとパンチ連打でダウン。3R、イムにグラウンド攻撃により減点1
●イム・チビン(Kpプロモーション/韓国ムエタイ総連ウェルター級王者)
<試合展開>
6月大会で緒形健一をTKOに下した“韓国の魔裟斗”ことイム・チビンと新エース・宍戸大樹の対戦。試合前半、ムエタイスタイルから繰り出す重いミドルキックとパンチでイニシアチブを握ったイムだったが、宍戸は組んでからの揺さぶりやシャープな蹴り、そして得意とするバックブロー、バックキックなどトリッキーな攻撃でジワジワと反撃。3Rにはシュートポイントも奪う。観客の大声援が後押しする中、宍戸は4Rにラッシュをかけ、2度のダウンを奪ってみせる。最後まで食い下がったイムだったが、宍戸は最後まで攻撃の手を緩めず、文句なしの判定勝利。初の単独メインを勝利で飾るとともに、先輩である緒形の敵討ちを成し遂げた。
▼第8試合 71kg契約3分5R
○土井広之(シーザー/前SB世界ウェルター級王者)
判定3-0 ※土井は4Rに首投げでシュートポイント1獲得
●大野 崇(正道会館/ISKA世界ミドル級王者)
<試合展開>
土井と大野、サウスポーの技巧派同士の対戦は、予想以上の名勝負となった。世界タイトルを返上、出直しをはかる土井は、序盤から得意の“キラーロー”で大野にダメージを与えていく。「練習してきた」という左ストレート、右フックもヒット。対する大野も強烈な右ミドル、パンチのコンビネーションで攻撃。試合はお互い一歩も引かない打撃戦となった。土井は4Rにシュートポイントを奪取。5Rには大野のラッシュでダウン寸前となるピンチもあったが、これに耐え抜くと左ローで反撃、大野をフラフラにしてみせる。判定は3-0で土井。強敵との対戦を制し、復活を果たした土井は観客の拍手とシーザー会長のねぎらいに「思わず感極まって」涙を流した。
▼第7試合 57kg契約3分5R
○竹村健二(名古屋JKF/元・全日本キックボクシング連盟フェザー級1位)
判定3-0 ※石川は1Rに首投げで2度シュートポイント1を獲得。1R、石川に倒れた相手への攻撃により減点1
●石川剛司(シーザー/SB日本フェザー級1位)
<試合展開>
デビュー以来、スタンドでの絞め技を武器に9連勝中の石川が、元・全日本キックフェザー級1位の竹村と対戦。1R、立て続けに投げを決めた石川だが、竹村のローキックとヒザ、ヒジに消耗し、後半は失速。4Rには自分が得意とするスリーパーを逆に仕掛けられてしまう。5Rにはカウンターのタテヒジで反撃を試みた石川だが、竹村はペースを譲らず。左ハイもヒットさせるなど完全に試合を支配した竹村が、判定3-0で勝利を収めた。
▼第6試合 62kg級契約3分5R
○三原日出男(シーザー/SB日本スーパーフェザー級5位)
KO 1R2分42秒、※左フック
●南 健介(ウィラサクレック)
▼第5試合 67kg契約3分5R
○金井健治(ライトニング)
TKO 2R2分53秒 ※菱田の鼻骨骨折によるドクターストップ
●菱田剛気(RIKI)
▼第4試合 68kg契約3分5R
○尾崎圭司(チームドラゴン)
判定3-0 ※山口は1Rに右フックでダウン
●山口太雅(寝屋川)
▼第3試合 67kg契約3分3R
○吉川英明(チームドラゴン)
判定3-0 ※関戸は1Rにパンチ連打で、2Rにボディへのヒザ蹴りと右フックでダウン
●関戸一智(湘南)
▼第2試合 68kg契約3分3R
○松本賢治(シーザー)
一本 2R1分06秒 ※スタンディング・チョークスリーパー
●KEISUKE(風吹)
▼第1試合 82kg契約3分3R
○岩下雅大(龍生塾)
判定 3−0
●海渡昌浩(フリー)
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