ALL JAPAN KICKBOXING 2005
「Fujiwara Festival〜藤原祭り2005〜」
全日本キックボクシング連盟
2005年12月5日(月)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:30
▼第8試合 メインイベント 日本・タイ国際戦3分5R
○小林 聡(藤原/WKA世界ムエタイ・ライト級王者)
KO 3R2分57秒
●リチデット・ウォー.スラポン(タイ)
1R、ゴングと同時に小林が左ロー、その後も左ローを蹴り続ける。しかし、右ローにタイ人が左ストレートを合わせて小林は転倒。プレッシャーをかけていく小林、左ミドルから右ロー、左ミドルをキャッチしての右ローを蹴りこんでいく。タイ人は早くもヒジを繰り出し、小林は右ローで応戦。ロープ際に詰めていく小林は、左ミドルをキャッチしてロー、さらに左のパンチを入れる。タイ人はヒジ、小林はレバーブローを叩き込み、左フックから右ロー、続く右ローでタイ人を転倒させる。小林のレバーブロー、ミドルを連発! タイ人はパンチで前へ出て行くも、小林がジャブを出しながら下がっていなしていく。
2R、小林の右ローが強烈にヒット。タイ人はヒザ、パンチ、左ミドル。小林は周りながらレバー、左アッパー、ステップを使って回り込み、左ローを当てていく。小林がジャブを突くと、タイ人は左右のミドルとローを蹴り返してくる。小林はジャブで距離を図っての右ストレート、左ボディから左フックをクリーンヒットさせた。小林の右ロー三連打に動きが止まるタイ人。小林はタイ人のミドルをキャッチしての左フックでダウンを奪う。左アッパーから右フック、そしてロー、タイ人はパンチで前へ出てくるが、小林は右のフックをカウンターで返していく。
3R、タイ人はローからパンチ、小林はそれを上回る強いローを放ち、ロープ際に追い詰めてパンチを当てていく。タイ人は手を止めて、小林を見ていく。小林はじりじりと追い詰めながら左フック、右ローの二連発、さらに二連発でタイ人はダウン! 小林は左レバーから右ロー、パンチで反撃してくるタイ人にカウンターの左フックを当て、右ロー二連発で再びダウンを奪う。小林は右ローをさらに連打、左フックから右ローを蹴ると、タイ人はついにマットへ沈んだ。
▼第7試合 セミファイナル 全日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝
サドンデスマッチ3分3R延長1R
○前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)
判定 3−0 ※30−27、30−27、30−27
●TURBO(FUTURE_TRIBE ver.OJ/前NKBフェザー級王者)
全日本キック初登場のTURBO、西側に陣取った応援団から大声援が送られる。リングインすると、大きくリング内を一周。大きな「TURBOコール」が沸き起こり、クラッカーが鳴らされるなど大騒ぎ。
1R、進み出たのは前田。ローの相打ちの後、前田の右ローでTURBOは2度の転倒。TURBOのパンチに強烈な右ローを蹴っていく前田、TURBOは大きくバランスを崩す。さらには足払いでまたも転倒させられる。前田はボディからフック、ローで追い込んでいく。TURBOは前蹴りからワンツー、ヒジ。前田は右ローを蹴り続ける。TURBOの左ミドルには右ストレートだ。体勢を立て直してきたTURBOはジャブ、アッパーを交えたコンビネーションから左右のフックで前田を襲うが、ローで転倒させられてしまう。TURBOの右足はすでに真っ赤だ。
2R、TURBOはトリッキーな動きから右ロー、パンチを集めてロー、さらに体ごと前に出る強いストレートを繰り出すが、前田は右ローを蹴ってパンチを打ち返す。TURBOの左ローで今度は前田がバランスを崩し、TURBOはヒジを狙っていく。前田は右ロー、TURBOはそれに合わせてパンチ、右ストレートから右ロー、さらにコンビネーションパンチ。前田の右ローに腰を引くTURBO。前田はボディから顔面、そしてロー。TURBOも右ローを返して左右のストレート。激しく打ち合い、蹴りあう両雄! 前田の右ローにTURBOが手を着いたがこれはスリップ。思い切ったパンチを振っていくTURBOだが、前田のローに転倒させられたところでゴング。
3R、左右のフックからローを蹴る前田。右ミドルから右ストレート、さらにロー。TURBOも思い切った右フックを返していき、右ローで前田を下がらせる。TURBOのストレートにローを合わせる前田。TURBOが連打で一気に前へ出るが、前田のローにTURBOが転倒。前田は鼻血を出しながら前へ出て、TURBOもパンチで反撃していく。前田のテンカオ、右ロー、TURBOもパンチの連打から右ロー。両者の体がローで泳ぐ。前田の右フックにTURBOも打ち返し、右ローからパンチ。前田は左フックから右ローで前へ出ると、TURBOが足を止めて打ち合う。両者ともアゴが跳ね上がるフックの打ち合いの末、前田の右フックでついにTURBOが後方へダウン! 場内大熱狂! 残り2〜3秒の出来事だった。
▼第6試合 総合ルール60分一本勝負
藤原敏男(藤原/元ラジャダムナンスタジアム・ライト級王者)
藤原喜明(フリー)
ノーコンテスト 10分14秒
初代タイガーマスク(=佐山サトル/掣圏会館)
鈴木みのる(パンクラスMISSION)
まずは鈴木みのるが登場、エプロンに立つとなぜかオープンフィンガーグローブを外して客席に投げ入れる。リングへ上がると背中を向けていた和田レフェリーにストンピングを一発! 続いて初代タイガーマスクが袴姿に刀を二本腰に差して入場。
藤原喜明が藤原組時代のジャージを着て入場すると、鈴木はロープに登って挑発。リングインしようとする組長へ蹴りを見舞おうとする。そして、トリはもちろん藤原会長。予告どおり、タイガーマスクのコスチュームを着てビッグタイガー(つまり大トラ=酒飲み)に変身だ! ビッグタイガーは本家タイガーマスクばりにトップロープに登ろうとするがコケてしまった。
組長に激励賞ならぬ一升瓶が送られ、ビッグタイガーにはたくさんの花束が贈呈される。それを持って相手コーナーへ行ったビッグタイガーだが、鈴木は受け取らず。それでも藤原会長が渡そうとすると花束を奪い取り、なぜかまたも和田レフェリーを襲撃する。
先発は初代タイガーVSビッグタイガー。ビッグタイガーは初代ばりのステップを使い、ローリングソバットを繰り出す。さらには初代タイガーの得意技である回転しながらのヘッドロックを決めるが、組長を威嚇しに来た鈴木が帰り際に踏みつけると、大きなダメージを負ってしまったビッグタイガー。
初代タイガーがビッグタイガーのマスクを裏返しにすると、前が見えなくなったビッグタイガーを鈴木がカナディアンバックブリーカー。
続いて組長VS鈴木の、新生UWF対決。組長が脇固めを極め、倒立してのネックを抜けると場内から大拍手だ。鈴木は「ゲヘヘヘッ」と笑うと、組長をフロントチョークに捉えてさらにヒザ蹴りの連打。これでダウンを奪われてしまう。しかし組長、ボディブローからのパンチで鈴木からダウンを奪い返し、ストンピングとビンタの嵐だ。鈴木は「おやじ、来いよ!」と組長を挑発し、あっかんべー!
初代タイガーにタッチ、旧UWF以来の藤原喜明VSスーパータイガーの黄金カードが実現したが、組長は頭突きを見舞うとビッグタイガーにあっさりタッチ。リング上の再開は5秒で終わった。
ビッグタイガーは初代タイガーにジャーマンを狙うが、当然、持ち上がるわけがなく、初代タイガーと鈴木にリンチされる。鈴木は藤原組コーナーから一升瓶を奪い取ると、初代タイガーに渡し、ビッグタイガーに一気飲みさせた! だが、これは墓穴を掘ることに。エネルギーを得たビッグタイガーはマスクを脱ぎ捨て、藤原会長に戻って鈴木&初代タイガーに猛攻撃! 勢いあまって組長にまで攻撃を加えてしまった。
ならばと組長は相手コーナーから、初代タイガーの大好物であるケーキを奪い取り、それを食ってしまう。さらには藤原会長が押さえつけた佐山にぶつけようとするが、これは藤原会長を誤爆! 初代タイガーと鈴木はダブルのブレンバスターに藤原会長を捕らえ、なぜか組長もこれに加担。マットに叩きつけられた藤原会長に、残りの三人が一斉にフォールするが、和田レフェリーはノーコンテストを宣言。怒った三人に次々と頭突きを見舞われるという悲劇に陥ってしまった。
▼ピンクタイガーモンスター軍提供余興試合 内輪もめベルト争奪スクランブル4WAYマッチ
○網プリクラ飛鳥
プリクラクラッチ 10分ちょうど ※タイトル奪取
●ピンクタイガー2号
<参加メンバー>
ピンクタイガー総帥、ピンクタイガー2号withセクシーディーバメイビー、ピンクカミカゼ、ジョナサンジョースター、網プリクラ飛鳥(レフリー)
▼第5試合 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ 3R延長1R
○望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン)
KO 1R2分28秒
●小松隆也(健武館/全日本ミドル6位)
元シュートボクシング&UWFインター大江慎の弟子が、R.I.S.E.第1回DoAトーナメント準優勝の肩書きを引っさげて全日本キックに初参戦。
1R、 望月はオーソドックスに構えて右ローキック。小松はステップを使って周りながらジャブとフックを狙っていく。下がる小松望月の狙い済ました右ストレートがヒット、ローへと繋げていく。ローに気をとられる小松へ望月の右二連打がヒット、動きが止まる小松。コーナーに詰まると打ち返していくも望月が右フックでダウンを奪うと、小松は足取りがおぼつかずレフェリーが試合をストップした。
▼第4試合 ヘビー級 サドンデスマッチ3R延長1R
○ウィル・リーバ(ザ・スピリットジム)
KO 2R1分54秒
●ゴルバニ・モハマドレザ(イラン)
配られた資料には「プロフィール不明」としか書かれていない謎のイラン人ゴルバニ。筋骨隆々の肉体で見るからにパワーがありそうだ。
1R、そのゴルバニのパワーが爆発する。ゴルバニのパンチをガードして左フックからの右ミドルを決めていくリーバに、ゴルバニの右ヒジがヒットしたのだ。これで大きく空が泳ぐリーバ。ゴルバニはコーナーに詰まったリーバに左右の重いフックを叩きつけ、ガードを固めていたリーバからスタンディングダウンを奪い取る。さらにリーバの右ミドルに右ストレートを合わせて、ダウンを追加していった。絶望的なピンチに陥ったリーバだが、クリンチを多用してこのラウンドは凌ぐ。
2R、リーバを仕留めようと左右フックで迫るゴルバニ。しかし、リーバが打ち合いを避けて首ヒザでボディを蹴ると、とたんに失速。リーバのヒザがボディから顔面に決まり、リーバがダウンを奪い返す。完全にスタミナが切れたゴルバニのボディへヒザを突き刺し、2度目のダウンを奪うリーバ。最後はもつれて倒れたところで、ゴルバニが立ち上がることが出来ず、リーバの逆転KO勝ちとなった。
▼第3試合 全日本ランキング戦 サドンデスマッチ 3R延長1R
○凱斗亮羽(S.V.G./全日本ライト級7位)
判定 2−0 ※30−30、30−29、30−29
●上杉武信(藤原/全日本ライト級8位)
▼第2試合 55キロ契約 3R
○菊地 慧(藤原ジム)
KO 3R2分25秒
●ケンゴ(チームSHO)
▼第1試合 ミドル級 3R
○田島直樹(S−KEEP)
判定 3−0 ※29-28、29−28、29−28
●入月健一(S.V.G)
▼オープニングファイト第3試合 ライト級 3分3R
○鈴木真治(藤原)
判定 3−0
●平塚洋司(極真会館)
▼オープニングファイト第2試合 女子フライ級 2分3R
○四十内としえ(青春塾)
判定 3−0
●林田昌子(藤原)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級 3分3R
○宮越宗一郎(宮越道場)※デビュー戦
判定 3−0
●斉藤武彦(スクランブル渋谷)
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