ニュージャパンキックボクシング連盟
「ADVANCE 〜前進〜」
2006年1月15日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
▼第10試合 ダブルメインイベント 57.5kg級契約3分5R
○岩井伸洋(NJKFフェザー級王者/OGUNI)
判定3-0 ※50−45、50−45、50−45
●安田和伸(NJKFフェザー級3位/岩瀬)
まず最初に演歌歌手・北島三郎の曲「祭り」を熱唱しながら、客席を通って安田が登場。コブシがきいていて観客からは拍手が沸き起こる。続いて岩井がチャンピオンらしく威風堂々とリングイン。
1R、岩井は左ミドルを中心に連発させる。安田は腕でうまく防御するも、岩井はそれにかまわずガードの上からガンガン左ミドル。
安田の腕は真っ赤に染まりあがる。嫌がった安田は距離を潰し、まとめてワン・ツーのパンチコンビネーションからフックを返す。
2R、左ミドルにこだわる岩井。安田は左ジャブ。岩井は右ストレート2連発から、左ジャブで安田をコーナーに詰める。そして岩井は左ハイキックから左ストレートのコンビネーション。
畳みかけるように、岩井は左ミドルを連発させた。安田は完全に手数が減り、動きが止まってしまう。
3R、左ハイキックからの左ストレートをいきなり当て、岩井は主導権を握る。安田はそれに怯むことなく、岩井にパンチでプレッシャーをかけた。
激しくパンチを交錯させる中、岩井は左ストレートでダウン奪取。安田は何とか立ち上がり、試合は続行された。
4R、完全に試合のペースを握る岩井。岩井は左ハイキックから左ストレートのコンビネーションを当てていく。
足の止まった安田に対し、岩井は怒涛の攻め。上下に揺さぶるキックで、岩井はKO寸前に追い込んだ。両目が腫れ上がった安田はパンチをコンパクトにまとめて返していく。
5R、岩井は左ハイキック。安田は右ストレートを当てていく。岩井は安田をコーナーに追い込み、パンチのラッシュ。
安田は左フックをクリーンヒットさせるも、絶えた岩井が反撃したところでゴング。判定で岩井が勝利を収めた。
●岩井のコメント
「1回安田とやっているから、パンチがうまく入りたしたね。(倒れなく)しぶといなと感じました。倒れなかったのは、自分の反省点です。(今日の試合を採点すると)70点ぐらい。(1回目の対戦では)突拍子もないやつだと思っていましたが、前回と同じパターンで安田はやってきましたね。
(今年は)防衛戦が絡んでくると思うので、それが一つの山になります。自分はチャンピオンだから、外人とどんどんやっていきたいです。タイ人以外でもオーストラリア人とかとやってみたい。(タイには)3週間ぐらい行っていました。(久保優太が挑戦をアピールしていたが)いつでも受けて立ちます」
▼第9試合 ダブルメインイベント 51kg級契約
○高橋拓也(NJKFフライ級王者/拳之会)
判定3−0 ※50−47、50−47、49−47
●西村勝(NJKFフライ級6位/E.S.G.)
1R、高橋は細かいパンチを当てていく。西村はワン・ツーのコンビネーションからパンチのラッシュを仕掛け、その勢いのまま、飛び膝蹴り。
高橋はワン・ツーからのフック。西村は右ストレートをクリーンヒットさせた。
高橋は何とか耐え持ちこたえる。お互いに一進一退の攻防。
2R、高橋はワン・ツーのパンチのコンビネーション。西村は距離を詰め、クリンチに持ち込む。そして、ひざ蹴りを連発。
3R、パンチのラッシュを仕掛けた高橋は西村をコーナーに追い詰める。西村は回りこみ、ローキックで距離をとりながら、組み付いてクリンチからひざ蹴り。
高橋はバックブローを返していき、それに負けじと西村は肘を返す。
4R、高橋の右フックがヒット。ペースを掴んだ高橋はコンパクトにパンチをまとめていく。防戦一方の高橋だったが、距離をつめクリンチからのひざ蹴りで難を逃れる。
5R、高橋は肘で西村の額をカットさせた。それに怯むことなく、西村は右ミドルから右ストレート。
一進一退の攻防の末、フルラウンド終了。余力が残ってるとばかりに、西村は腕立て伏せをリング中央で始めた。
手数が多く、終始攻め続けた高橋が判定勝利。
▼第8試合 日本・タイ国際戦 58kg契約
○大川眞人(NJKFフェザー級1位/大和)
KO 4R2分52秒
●ランスワン(元ムエタイ4冠王 タイ国フェザー級/タイ)
試合前にK-1武蔵がエプロンに登場!
大川に花束を贈呈すると観客は沸いた。
1R、ローキック主体で試合を組み立てる大川。嫌がるランスワンは、距離を縮め、接近戦から肘打ち。大川はなおもローキック。ランスワンはクリンチで逃げる。大川優勢のまま、1Rが終了した。
2R、チャンスと見た大川は、ローキックを連発させる。ランスワンはクリンチ。そして強烈な右ストレートで大川を寄せ付けない。
3R、疲れの見え始めたランスワン。大川はロープ際に追い込み、パンチラッシュ。ランスワンは前蹴りで距離を作り、有効打を決めさせない。
4R、一気に距離を潰し、クリンチに出たランスワン。首相撲からのヒザ蹴りでランスワンは大川を揺さぶる。
大川はそれを振りほどき、左ローキック。ランスワンは右ハイキックを返す。
残り1分、大川は左ハイキックをクリーンヒットさせ、パンチラッシュ。ガードが完全に下がるランスワン。更にローキックで追い込んだ大川はドドメの左ハイキック一閃!
尻もちをつく形で後方に倒れこんだランスワンは立ち上がることが出来ない。大川がKO勝利し、あまりの嬉しさに目をうるわせた。
▼第7試合 交流戦
○天昇山(NJKFヘビー級3位/キング)
KO 1R2分56秒
●加瀬大策(元MAヘビー級2位/ARMS)
まず先制攻撃を仕掛けたのは加瀬。強烈な右ローキックを天昇山に見舞う。
天昇山は数発食らったところで、距離を詰めパンチラッシュ。
再度ローキックを放った加瀬の足をキャッチした天昇山は、掴んだままパンチを連打。 後方にバッタリを倒れこんだ天昇山はピクリとも動かず。天昇山がKO勝利した。
▼第6試合
○ガンバ黒田(NJKFライト級10位/OGUNI)
TKO 5R0分04秒 ※ドクターストップ
●ミシマ(NJKFライト級6位/格闘道場G-1)
1R、お互いに距離を取って牽制する両者。ミシマがロープに追い込み、ミドルキック。両者は激しくフックを交錯させた。
2R、ミシマがプレッシャーをかける。そして疲れの見え始めた黒田にパンチラッシュ。ミシマは前蹴りで距離を取りながら右ストレート。
3R、前蹴りを出しながら、細かい左右のフックを当てるミシマ。黒田は足を殺そうと、ローキックに活路を見出す。
4R、左ミドル、左右のフックで追い込むミシマ。何発か食らい、疲れの見える黒田。気力を振り絞り、黒田がラッシュを仕掛けたところ、ミシマの右まぶたの傷も目立ってきた。ドクターチェックに入り、黒田がTKO勝利を収めた。
▼第5試合 交流戦
○美保裕介(NJKFバンタム級7位/PIT)
TKO 4R0分05秒 ※ドクターストップ
●三好純(バンタム級/y-park)
▼第4試合 3回戦 フェザー級
△千葉良太(OGUMI)
ドロー 判定1-0
△大村タカ(東京北星)
▼第3試合 3回戦 ライト級
○一輝(OGUMI)
判定3-0 ※29−28、29−28、29−28
●大和哲也(大和)
▼第2試合 3回戦 フェザー級
○赤十字竜(キング)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−28
●中西大介(OGUNI)
▼第1試合 3回戦 フェザー級
○山下泰英(E.S.G)
TKO 1R2分10秒
●レッガラー・オーエンジェイ(東京北星)
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