全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2006
「SWORD FIGHT 2006〜日本VSタイ・5対5マッチ〜」
2006年3月19日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
▼第9試合 日本VSタイ・5対5マッチ大将戦 57kg契約3分5R
○ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/M-1バンタム級王者)
TKO 3R2分48秒
●山本真弘(日本/藤原/全日本フェザー級王者)
大将ワンロップの入場にもう後がないタイチームの応援団、赤いTシャツを着込んで客席の一角を占拠した通称“赤い軍団”は大盛り上がり。クラッカーが鳴らされ、大騒ぎだ。一方、先に入場していた真弘は、表情ひとつ変えずにウォームアップを繰り返していた。
1R、勢いよくコーナーを飛び出した真弘、ローを蹴り、パンチの打ち合いを挑む。サークルを描く真弘に、ストレートを伸ばしてくるワンロップ、真弘も左右のフック、ワンロップはさっそくヒジを振る。真弘はジャブ、ワンロップの右ヒジがカウンターで真弘の頭部へ。
ゴツッと鈍い音が鳴り響き、ワンロップは続けてハイキックを放つと、“切れた”と笑顔でアピール。真弘の頭部から血が流れ出し、ドクターチェックが入る。
ワンロップはジャブ、左ミドル。真弘の右ミドルに左ストレート。サークルを描く真弘に素早く信じられない速さで詰め寄っていくワンロップ。左ストレートを伸ばし、ヒジを振るう。真弘もジャブ、左右フックからアッパーを繰り出す。ワンロップはしっかりとガードしながら、ヒジを振るってくる。真弘も潜り込むような体勢からアッパーを突き上げた。
2R、真弘はジャブ&ロー、ワンロップは左ストレートを伸ばし、真弘が打ってくるとヒジ、離れ際にローキック。左右に動く真弘はジャブ、ワンロップが近づいてくるとローキック。ハイスピードでリングを大きく使う真弘。ワンロップは前蹴りで突き放し、組み付いた真弘はサバ折りだ。コーナーへツメていく真弘だったが、ワンロップはすぐに左ヒジ。動く真弘にローを蹴っていく。真弘を追っていき、左ミドルを放つワンロップ。ブレイク後、ワンロップが倒れた真弘にヒザを入れてしまい、イエローカードが掲示される。
ワンロップはローキック、右ヒジ。真弘はジャブを出しながら足を使っていくが、ワンロップも鋭く追って行く。壮絶なヒジとフック合戦。あまりの盛り上がりにゴングが聞こえないほどだった。
3R、左ローを狙い撃ちするワンロップ、真弘もジャブ、潜り込むような左アッパーを繰り出す。ワンロップは前蹴り、左ミドル。真弘もパンチで応戦。打ち合いになったところでワンロップの左ストレートで真弘がダウン! 立ち上がるとパンチで逆襲に行く真弘。ワンロップはハイキック、ジャブ、真弘もフックとアッパー。しかし、左のパンチに右ヒジをカウンターされて真弘が2度目のダウン! 追い詰めていくワンロップは右ハイを連打、右ヒジで膝を着く真弘。ワンロップが前蹴りで真弘をコーナーまで吹っ飛ばしたところでついにレフェリーがストップ! 歓喜するワンロップ! 大将の真弘が敗れ、対抗戦は日本の2勝2敗1分と五分に終わった。
試合後、ウィラサクレック会長はワンロップ勝利の要因を教えてくれた。
「真弘はワンロップが怖いから、逃げ回るだけ。動きが速くても向かってくるから、ワンロップにはそこをヒジで狙えと。真弘のパンチは軽いから当たっても大丈夫、構わずヒジを入れろと言いました。あとは動きを止めるためにローキック」
真弘のステップを止めるためにローキック、相打ちになっても真弘のパンチでは倒れる心配がないので、向かってきたところでヒジ…この完璧なる作戦によってワンロップは勝利を収めた。試合後、ワンロップは「ウィラサクレックジムのトレーナーは優秀だから、どんな試合でも怖くない」と言い放っている。
▼第8試合 日本VSタイ・5対5マッチ副将戦 62.5kg契約3分5R
○ヨードクングライ・ノーンカムジム(タイ/元ルンピニースタジアム・バンタム級6位)
TKO 2R0分28秒 ※ドクターストップ
●小林 聡(日本/藤原/WKA世界ムエタイ・ライト級王者)
1R、小林は速い左ローを連発していく。そして強い右ロー。ヨードクングライも左をローを返し、右ヒジを小林の頭部に炸裂させる。
速く、細かい左ローを放ち、強くて重い右ローを出す小林。 顔面に左右フックを集めて、ローへ繋げる。ヨードクングライはヒジを見せながら、右ローを蹴ってくる。前へ出て体ごと右ヒジを振るうヨードクングライ。
ここで小林が眉間付近の右眼横を縦にザックリとカット、血が滴り落ちる! ドクターチェック後、ヨードクングライは一気にヒジでラッシュ、小林もフックとローを打ち返す。ヨードクングライの左ヒジ、突っ込んでの左ヒジ、至近距離からの左ハイキック!
小林もフックを打ち返すが、小林の出血が酷くなり再びドクターチェックが入る。再開後、パンチのラッシュで迫る小林、ジャブを出しながらロー。タイ人もローを返す。ゴングが鳴ると、両者が拳を突き上げて場内が大いに沸く!
2R、小林がパンチで一気に勝負を賭けた。パンチを出しながらヨードクングライをコーナーに詰めるが、ヨードクングライも思い切ったヒジを振り回してくる。
ここで再び小林の傷口から鮮血が噴き出し、それを見てとったレフェリーが試合をストップした。
対抗戦戦績はこれで日本の2勝1敗1分け。決着は大将戦に持ち込まれた。
▼第7試合 日本VSタイ・5対5マッチ中堅戦 63kg契約3分5R
△サトルヴァシコバ(日本/勇心館/WFCA世界スーパーライト級王者)
判定 1−0 ※49−49、49−49、49−48
△シンバード・シットバンク(タイ/ルンピニースタジアム・ライト級7位&ラジャダムナンスタジアム同級9位)
ド派手な豹柄ガウンを着て入場したサトル、場内の空気の温度が変わったかのようだ。シンバードは表情一つ変えずに入場。
周りのタイ軍団はすでに二連敗を喫しているだけに、カノンスック入場時に見せたような明るさはすでにない。セコンドからもピリピリとした雰囲気が伝わってくる。
1R、ヴァシコバはジャブからいきなりのバックブロー。開始早々から蹴り合い、パンチの打ち合いが繰り広げられ、シンバードは右ヒジを繰り出す。シンバードの右ハイ二連発!
ヴァシコバもパンチを返していく。強烈なヴァシコバの右ロー、右ミドル、さらに右ヒジ! 前蹴り、左ミドルと強い攻撃を放つシンバード。ヴァシコバもローを振ってジャブ、左ストレートを放つ。ヴァシコバのワンツーがヒット! 組み付くとシンバードはヒザ。近づくシンバードへヴァシコバの左ストレートが入る。
2R、ヴァシコバの左ミドル、シンバードはヒジ、ヒザ。ヴァシコバも右ヒジを返す。シンバードのハイキックに左ストレートを返すが、シンバードはそのまま組み付いてヒザ蹴り。ブレイク後、すぐに組み付いてヒザを繰り出すシンバード。組み付いてくるシンバードに左ストレートを何発も連打するサトル。
が、異常に打たれ強いシンバードは構わず組み付いてくる。しつこく、実にしつこく組み付くシンバード。またもヴァシコバの左ストレートが入るも、シンバードは右ヒジをガンガン返す。ヴァシコバは左ストレートから左ヒジ。シンバードは苦しさのためか、投げてヒザを落とす。近づいてくるシンバードへヴァシコバの左ストレートがバンバン入る、しかし、シンバードは倒れず下がらない。
逆に右ストレートからヒジ、そしてヒザと攻めてくる。ヴァシコバのバックブローが繰り出されたところでゴング。激しい打ち合いに場内が盛り上がる!
3R、シンバードは左ミドル、ヴァシコバは左ローを軸足に返す。この攻防が続き、見合いになる。ヴァシコバはシンバードの左ミドルに左ストレート、すると組み付いてくるシンバード。シンバードの蹴りに、確実に軸足蹴りを返していくヴァシコバ。ヒザで突っ込んでくれば左ストレートも合わせる。しかし、すぐに組み付かれてしまう。右ミドルを蹴り続けるシンバード、ヴァシコバは左を狙っていくも、後半はいずれもパーリングかヘッドスリップで避けられる。軌道とタイミングを読まれきたか?
4R、長い見合いから蹴ってきたのはシンバード。左ミドルを連発、ヴァシコバも軸足蹴りを返す。シンバードの右ミドルにヴァシコバの左ストレートがカウンターで炸裂! さらにミドルに軸足蹴りを合わす。組み付くシンバードを強引にねじ伏せるヴァシコバ。
右ストレートから右ミドルのシンバード、ヴァシコバはやや手数が減る。シンバードは組み付いてのヒザだ。シンバードの突進に合わせたヴァシコバのパンチは空を切る。ヴァシコバもやや疲れが見え始めてきた。
5R、前蹴りから組み付くシンバード、ヴァシコバの左右フックに汗を飛び散らせながらも組み付いてくる。ハイキックには軸足蹴りを返し、左ストレートへ繋げる。それでも組み付いてくるシンバード。しつこく組んでボディへヒザを放つ。ここでクリンチの多いシンバードへ警告が宣せられたパンチで攻めるヴァシコバ、しかし組まれる。ヴァシコバは左右のパンチを出しながら前へ出るも、やはり組まれてしまう。両者が組んで倒れたところで、試合終了のゴングが鳴った。
目を瞑り、判定を待つヴァシコバ。手数が多かったのはヴァシコバだったが、決定打がなかった事が判定にどう響くか…。判定はヴァシコバに1ポイント入ったが、二者はドロー。ヴァシコバは惜しくも打倒現役ランカーを果たす事が出来なかった。日タイ戦はこれで2勝1分け。
▼第6試合 日本VSタイ・5対5マッチ次鋒戦 59kg契約3分5R
○石川直生(日本/青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
判定 2−0 ※50−50、49−48、49−48
●デッドゥワン・ポー.ヂャルンチャイ(タイ/元ルンピニースタジアム・スーパー・フライ級9位)
先にリングインした石川は、入場してくるタイ人をリング上から睨みつけ、その歩みについていく。ワイクーを踊っている間にも、じっくりと相手の体を観察するように鋭い視線を向ける。足を見た石川は、「細い」とセコンドに一言。石川のヒジにはマジックで“流血”と書かれている。
1R、デッドゥワンは左ボディから一気に詰める。石川が入ってこようとすると右フック、左ミドル、石川は右アッパーを入れるが組みつかれる。
石川の飛びヒザは不発。右フックを伸ばしてくるデッドゥワンに、石川は前蹴りを連発する。石川の右ミドルに、右ストレートを伸ばしてくるデッドゥワン。組んだ状態からヒザ、そしてヒジを連発する石川。が、デッドゥワンもヒジを繰り出し、ローキックへつなげる。
2R、デッドゥワンの左、石川も右ミドルを返すが、すぐにデッドゥワンは左ミドル。石川がパンチに来ると右フックだ。石川がジャブから詰めていくとデッドゥワンは組んでヒザ、距離を測る石川にロープを背負ってカウンターを狙うデッドゥワン。
石川がパンチで行こうとするとデッドゥワンは右フックを強振する。デッドゥワンの左ミドル、石川は右ローを連発、右ハイも振っていく。前蹴りからパンチを狙う石川だが、かわされる。
3R、パンチからハイキックへつなげる石川。デッドゥワンは右ストレートから組み付こうとするが、石川が先に組んでヒザ。しかし、離れ際にデッドゥワンのヒザがボディに突き刺さる。
さらに右ロー。デッドゥワンは前へ出て組み付き、ヒザ蹴りを連発する。石川の前蹴りを左ミドルで吹っ飛ばすデッドゥワン。石川はロープを背負うデッドゥワンに右ローを連発し、前蹴り。デッドゥワンも左ミドルを返す。ロープを背負って突っ立つデッドゥワンに、左右へ動きながらローを出す石川。デッドゥワンは突っ立ち、防御するだけでまったく自分から攻めない。
4R、前蹴りを連発する石川に、左ミドルで前へ出るデッドゥワン。石川が下がると右フックで襲い掛かる。ローをフェイントして石川が右ストレートをヒットさせ、飛びヒザにいくもこれは失敗。
ロープを背負ってじっと見るデッドゥワンに、石川は右ロー。スタミナが切れているのか、狙っているのか…デッドゥワンはロープを背負って動かず、石川の攻撃を防御するのみ。
5R、組み付くデッドゥワンにヒジを放つ石川。またしてもロープを背負うデッドゥワンに、右ローを入れていくが組み付かれる。ローからパンチに繋げたい石川だが、その前に組み付かれてしまう。ブレイクがかかってもはなかなか離れないデッドゥワン、疲れが見える。
しかし、石川も攻め込むことが出来ない。左右のストレートで前へ出る石川、デッドゥワンは組み付く。石川は連打を浴びせる事が出来ないまま、ゴングを聞いた。
判定で石川が勝利し、これでタイに2連勝。ますます日本チームに勢いがつく!
▼第5試合 日本VSタイ・5対5マッチ先鋒戦 58kg契約3分5R
○山本元気(日本/DEION/全日本フェザー級1位)
KO 1R2分44秒
●カノンスック・フェアテックス(タイ/ルンピニースタジアム・スーパーバンタム級9位)
口を真一文字に結び、さっさと入場した元気。カノンスックは対照的に笑顔を浮かべ、リラックスした表情での入場だ。
1R、サウスポーのカノンスックに元気はワンツーから右ミドル。このコンビネーションがよく決まる。ジャブから一気にパンチを放って行き、ミドルへ繋げる元気。カノンスックも打ち返すが、元気のパンチはしっかりとガード。連打から蹴りを出して行く元気だが、カノンスックはしっかりとガードして、不気味にガードの中から目を光らせる。元気のハードパンチを警戒して、顔面のガードをしっかりと固めているのだ。カノンスックの右ハイキック。
しかし、顔面のガードを崩すのは無理と見たのか、元気はミドルキックが度々当たっているボディへ狙いを定めた。顔面へのパンチをガードさせ、空いているボディへ元気が左右ボディ。
ロープに詰まったカノンスックへ左フックからのボディーブローがズバリと炸裂、腹を抑えて転がり悶絶するカノンスック! カウント10が入り、元気が快勝!
1階級下ながらも現役ランカーを1RKOするという快挙を元気が成し遂げ、日本勢が幸先のいい初勝利を挙げた。
▼第4試合 全日本スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦 サドンデスマッチ3R延長1R
○山内裕太郎(AJ/前全日本ウェルター級王者)
KO 3R2分22秒
●小松隆也(建武館/全日本ミドル級6位)
前・全日本ウェルター級王者の山内がトーナメントに参戦、本来なら1階級上のミドル級ランカー小松と対戦した。1Rは小松が前へ出て左インローを主軸にパワー差を活かして攻めた。後半は山内が細かくジャブを突きながらパンチを当てていくが、ビッグヒットはない。山内のローに合わせた小松のパンチが当たる。
2R、山内は右ローを連打。小松がパンチで詰めに行くと、山内も打ち合いに応じる。小松のローに山内がパンチを合わせ、右ストレートのカウンターもヒットさせる。強いパンチではないが、コンパクトにインから入れる山内のパンチが的確にヒット。しかし、小松のローで山内がバランスを崩す場面も。
3R、ジャブから細かくパンチを打つ山内に対し、パンチで突っ込んでいく小松。山内はコンパクトな連打で小松をコーナーへ追い詰めると、右ヒジ二発から右アッパー、ボディを叩いて右ストレートを連打するとダウンを奪った。続いてヒザ蹴りから右フック、右ストレート、右アッパーと右のパンチを集中的に当て、左右の連打でダウンを追加。最後も右のボディ、右フック、右アッパーと右でラッシュをかけてレフェリーストップ。レフェリーが間に入ると、小松は崩れ落ちた。これで山内が準決勝進出を決めた。
▼第3試合 全日本スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦 サドンデスマッチ3R延長1R
○濱崎一輝(シルバーアックス/全日本ミドル級2位)
判定 3−0 ※30−28、29−28、29−28
●佐藤皓彦(JMC横浜GYM/全日本ミドル級8位)
1R、同じミドル級でも佐藤の方がひとまわり大きい。どっしり構えて力強い右ミドルを二連発、濱崎はサウスポースタイルで詰め寄り、速いボディブローからフックへのコンビネーション。パンチングスピードのある濱崎は速いワンツーを繰り出し、佐藤は組み付いてのヒザ。
2R、ミドルキックが少なく、パンチで入ってくる濱崎に対して前蹴りもテンカオも出ない佐藤は、速い濱崎のパンチを避けきれない。濱崎は懐に入っての連打、右フックからの左ストレートでダウンを奪う。佐藤は逆転を狙ってヒジを打っていくが、濱崎の速い連打にさらされてしまう。
3R、逆転を狙ってヒジで前に出る佐藤。ハイキックも繰り出すが、パンチに行くと逆に右フックをもらってしまう。打ち合いになるとパンチのスピードと正確さで優る濱崎が俄然有利。佐藤は組んでのヒザとヒジでアグレッシブに攻める。濱崎は右ヒジを空振りさせて右フック、ハイキックを空振りさせてのワンツー。顔面に右前蹴りをヒットさせ、佐藤が足払いでコカしたところで試合終了。濱崎がダウンのポイントで判定勝ちし、準決勝へ駒を進めた。
▼第2試合 全日本バンタム級ランキング戦 サドンデスマッチ3R延長1R
○寺戸伸近(BOOCH
BEAT/全日本バンタム級1位)
KO 1R1分01秒
●割澤 誠(AJ/全日本バンタム級2位)
ランキング1位と2位の対決で、事実上のバンタム級次期挑戦者決定戦となった一戦は寺戸が1位の実力を存分に発揮した。
1R、寺戸はスピーディーにインステップして右フックからの左アッパーでいきなりダウンを先取。割澤の右ローに打ち下ろしの右フックをカウンターで入れ、左をフォローして2度目のダウンを追加。最後は右ローから割澤をコーナーへ詰め、連打したところでレフェリーストップとなり、寺戸が圧勝を遂げた。
▼第1試合 CROSS
BOUT 全日本対J-NETWORK 67.5kg契約 サドンデスマッチ3R延長1R
○大輝(JMC横浜GYM/全日本ウェルター級7位)
判定 3−0 ※30−27、30−29、30−29
●北野ユウジ(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKウェルター級2位)
1R、ミドルキックを多用してローにはローを返す大輝。ジャブからインファイトしてコンビネーションパンチを放っていくが、空振りが多い。逆に北野は左ストレートを当てていく。
2R、ローとミドル、ストレートやロングフックなど遠距離の攻撃は当てる大輝だったが、倒しに行くためのインファイトでのショートパンチはほとんど空振り。北野が大輝の入り際に左ストレートを当てるため、大輝が仰け反るからだ。しかし、大輝の左ミドルによって北野の右脇腹はすでに真っ赤に腫れあがる。
3R、大輝は一気にラッシュを仕掛けていく。ワンツー、ロングフックを当てて右ローキック。北野は攻撃を避けるため組み付く場面が多い。大輝はハイキックから左フック、右アッパーをヒットさせたところで試合終了。連続KO記録は「3」で止まったが、大輝はこれで無敗の8連勝をマークした。
藤原敏男チームJAPAN監督が開会宣言!
「去年の日本VSタイ5対5はタイ人の圧勝で、日本は全滅してしまいました。しかし今日、WBCで王ジャパンが宿敵・韓国に圧勝しました。選手は今日、死ぬ気でやってくれると思います。何が何でも勝ちます!」
▼オープニングファイト第3試合 バンタム級 3分3R
○大野修司(ムサシノクニ)
判定3−0 ※30−27、30−27、29−27)
●菊地 慧(藤原)
▼オープニングファイト第2試合 ミドル級 3分3R
○守屋拓郎(NJKF・町田金子)
KO 2R2分18秒
●横澤浩史(S.V.G.)
▼オープニングファイト第1試合 ライト級 3分3R
○野間一暢(JMC横浜)
KO 2R2分05秒
●渡部太基(藤原)
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