全日本キックボクシング連盟
「CUB♀KICK'S-1」※女子大会
2006年4月16日(日)東京・新宿FACE
開場12:00 開始13:00
<全対戦カード>
▼IKMF東洋女子バンタム級王座決定戦 3分5R
○WINDY智美(AJジム)
判定 3−0 ※50−45、50−46、50−45
●シン・ミンヒ(韓国/IKMF東洋女子フェザー級王者)
最初にWINDYが入場する。セコンドには、伊藤崇文(パンクラスism)がつく。続いて、シン・ミンヒがリングイン。日本と韓国の国歌斉唱が行われ、王座決定戦のゴング!
1R、両者はゴングと同時にパンチの打ち合いへ。軽やかなリズムをとるシンに対し、WINDYはプレッシャーをかけながらローキックを打っていく。
2R、細かいパンチラッシュを仕掛けるシン。WINDYは冷静にパンチで返していく。WINDYのローキックが面白いようにヒット。それをうまくカットできないシンの太ももは、見る見るうちに赤く染まっていった。
3R、ローキックを的確に出すWINDY。パンチも細かく出していく。ローキックのダメージが蓄積していき、シンはなかなか前に出ることが出来なくなった。
4R、WINDYはローキックを効かせながら、前にプレッシャーをかけていく。徐々にガードの下がったシンに、WINDYの右ハイキックがクリーンヒット。棒立ちのシンに、WINDYはパンチのラッシュで一気に畳にかかるが仕留めるに至らず。
5R、このラウンドは完全にWINDYに主導権あり。フック連打でコーナーにシンを追い詰めたWINDYはラッシュ。シンはパンチを返すのがやっと。WINDY優勢のままフルラウンド終了した。
判定3−0でWINDYが勝利し、IKMF東洋女子バンタム級王座を奪取した。
「今日はありがとうございました。判定だったんですけど、やっとこうしてベルトを巻くことが出来ました。みなさんのおかげです。ベルトのプレッシャーに負けてしまいそうでしたが、ここで打ち勝つことが出来ました。
今日はベルトに浸りますが、明日から世界のベルト目指して頑張ります」とマイクを握ったWINDYは、喜びに浸った。
●WINDYのコメント
「ベルトを巻くことができ、幸せです。作戦はパンチをもらいながら前に出ることでした。もらいながらローキックを合わせていきました。ダメージは今はないです。相当もらってるんですけどね。ローキックは1Rの時点で効いていたと思いますよ。カット出来ていなかったですからね。韓国人はタフで、早く倒れないかなとずっと思っていました。チャンピオンだけあってしぶとかったです。ベルトを巻いて恥ずかしい……。今日の気持ちを忘れることなく、世界を狙っていきます」
▼第5試合 フェザー級 2分3R
△桜朋梨惠(新日本キック協会/伊原ジム)
ドロー 判定 1−0 ※30−30、30−30、30−28
△真(峯心会)
ミドル、ローキックと打ち分ける真。対する桜朋は距離を詰め、フック連打で応戦する。
2度にわたる偶然のバッティングで、桜朋は注意を受けた。お互いに積極的に打ち合ったが、決め手はない。ドロー決着に終わった。
▼第4試合 62kg契約/2分3R
△たま☆ちゃん(SOD女子格闘技道場)
ドロー 判定0−0 ※30−30、30−30、30−30
△高田 結(峯心会)
ど派手な入場曲にノリノリでたま☆ちゃんが登場。セコンドには同門のせりがつく。
高田がパンチでプレッシャーをかけながら圧力をかけていく。たま☆ちゃんがホールディングするため、高田はラッシュを仕掛けることが出来ない。一進一退の攻防、判定へ。ドロー決着に終わった。
▼第3試合 フライ級 2分3R
○四十内としえ(青春塾)
判定 3−0 ※30−28、30−27、30−27
●勝山舞子(NJKF/上州松井ジム)MITA世界女子フライ級王者
ローキックで前に出る勝山に対し、四十内はフック連打でプレッシャーをかける。
3R、ひざ蹴り連打で勢いついた四十内が果敢に攻め続け、判定で勝利を収めた。
▼第2試合 フライ級 2分3R
○林田昌子(藤原ジム)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
●大浜芳美(NJKF/OGUNIGYM)
距離を詰め、打ち合いに出る両者。林田はローキックを起点に攻撃を組み立てる。対する大浜は時折、バックブロー、後ろ回し蹴りとトリッキーな攻撃を仕掛けた。
フルラウンド通して、プレッシャーをかけ手数の多い林田が僅差で判定勝ちした。
▼第1試合 フライ級 2分3R
○田中佑季(BOOCHBEAT)
KO 3R1分18秒
●SHIBANAMI(新日本キック協会/伊原ジム)
1R、ゴングと同時に打ち合いに出たSHIBANAMIに対し、田中も激しくパンチで応戦した。田中はフックでダウン奪取。スタミナ切れの田中だったが、3Rに2度パンチでダウンを奪い、きっちりKO勝ちした。
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