5月2日(火)東京・後楽園ホールにてパンクラス主催「SEGA SAMMY Presents PANCRASE
2006 BLOW TOUR」が行われた。
メインではウェルター級タイトルマッチ次期挑戦者決定戦で北岡悟(パンクラスism)と石毛大蔵(SKアブソリュート)が激突。得意の寝技に持ち込みたい北岡だったが、石毛にことごとくタックルを切られてしまい、なかなか寝技の展開にはならない。
北岡はテイクダウンが難しいと見るや、自ら引き込んでガードポジションから攻めるものの、石毛はインサイドガードの状態でしっかりと背筋を伸ばし強烈なパンチを落としていく。3Rにこそテイクダウンを許してしまった石毛だったが、寝技でも北岡にパスガードを許さず、3R通じて危なげない試合運びでタイトル挑戦権を得た。
試合後、石毛は暫定王者の井上克也(和術慧舟會RJW)に対して「HERO'Sのリングで菊地選手に無様な負けをして、今年1月のタイトルマッチでも無様な試合をやった。パンクラスのベルトの価値を下げているし、それでも王者にいるのは男として恥ずかしい。
自分が王者になってもう一度ベルトの価値を高める」と、挑発的なコメントで王座奪取を宣言。両選手は8月27日(日)横浜文化体育館大会で対戦する。
その横浜文化体育館大会で行われるヘビー級王者決定トーナメント決定戦に駒を進めたのはポアイ菅沼(TWIST)。桜木裕司(掣圏会館)の蹴り技に手を焼いたものの、テイクダウンを奪ってからは流れるようにポジションを移行し、最後はマウントからのパウンドでTKO勝利を収めた。
ポアイは6月のトーナメントBブロック準決勝 野地竜太(パンクラスGARO)とアルボーシャス・タイガー(ラトビア士道館)の勝者と決勝戦を争う。その他試合結果は以下の通り。
パンクラス
「SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2006 BLOW TOUR」
2006年5月2日(火)東京・後楽園ホール
開場18:00 開始19:00
<全試合結果>
▼メインイベント ウェルター級タイトルマッチ次期挑戦者決定戦 5分3R
○石毛大蔵(SKアブソリュート/同級3位)
判定 3−0 ※30−29、30−29、29−29(優勢:石毛)
●北岡悟(パンクラスism/同級1位)
▼セミファイナル 第2代王者決定トーナメントAブロック準決勝 5分2R
○ポアイ菅沼(TWIST/同級1位)
TKO 1R4分47秒 ※レフェリーストップ
●桜木裕司(掣圏会館)
▼第5試合 ウェルター級 5分3R
○ロバート・エマーソン(ノーリミッツ/チーム・オーヤマ)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−29
●伊藤崇文(パンクラスism/同級7位)
▼第4試合 ミドル級 5分2R
○竹内出(SKアブソリュート/同級1位)
判定 3−0 ※20−17、20−18、20−16
●アザード・アスガロフ(アリエフ・プロフェッショナル・チーム)
▼第3試合 キャッチレスリングルール 無差別級戦 5分2R
△佐藤光留(パンクラスism)
判定 0−0 ※20−20、20−20、20−20
△花井岳文(TWIST)
▼第2試合 ヘビー級王者決定トーナメント リザーバー戦 5分2R
○三浦康彰(禅道会 広島支部)
一本 1R1分43秒 ※腕ひしぎ十字固め
●玉海力剛(パンクラス チーム玉海力)
▼第1試合 スーパーヘビー級 5分2R
○河野真幸(フリー)
TKO 1R4分9秒 ※レフェリーストップ
●ティモール・アリエフ(アリエフ・プロフェッショナル・チーム)
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