「第8回コパ・パレストラ
イースト・ジャパン柔術オープントーナメント2006」
2006年5月5日(金・祝) 東京・台東リバーサイドスポーツセンター
<試合結果>
▼アダルト茶帯メジオ級決勝
○菊地 昭(KILLER BEE)
一本 1分23秒 ※腕ひしぎ十字
●上村 彰(パラエストラ東京)
今年2月、修斗代々木大会で青木真也に敗れ、世界ミドル級王座を失ってから初めての試合となる菊地。柔術大会出場は、2002年の全日本選手権(アダルト紫帯メジオ級で優勝)以来4年ぶりだ。前日はアブソルート級にエントリーしていたものの、対戦相手が欠場し、不戦勝となっている。試合が始まると、菊地はまずテイクダウンを奪いに行く総合とは違い、いきなり引き込んで下になる。そこからすぐさまスイープに成功し、上をキープしながら、腕十字を極めた。
▼アダルト黒帯レーヴィ級決勝
○佐々幸範(パラエストラ東京)
ポイント 0-0、AD2-1
●シセロ・コスタ(ブラジル/バルボーザ柔術)
昨年のムンジアルで茶帯ペナ級を制した佐々は、その後黒帯に昇格。望んでいた黒帯の強豪との対戦が実現した。相手のシセロ・コスタは、昨年のコパドブラジル(CBJJO主催)&ブラジレイロ(CBJJ主催)でともに黒帯ペナ級を制している選手。今年3月のプロ柔術Xペナ級トーナメントでも準優勝に輝いている。試合はともにアドバンテージを重ねる白熱した展開が続く中、中盤に佐々がパスガードからバックを奪いかけ、アドバンテージを獲得。コスタはタックルを仕掛け逆転を狙うが、佐々はこれを耐え、タイムアップ。今年のムンジアルに期待を残す内容と結果だったといえるだろう。
▼マスター黒帯プルーマ級決勝
○大賀幹夫(ねわざワールド)
ポイント 4-2
●鈴木重徳(PUREBRED)
鈴木は、直前でアダルト茶帯プルーマ級からエントリー変更。まず両者が引き込んだ状態から、大賀が上になると、ここでリバーサルの2ポイントが入る。
中盤に鈴木がリバーサルでポイントを奪い返すも、大賀もすぐさまリバーサルに成功し逆転。そのまま優勢勝ちを収めた。
▼アダルト茶帯ガロ級決勝
○晝間貴雅(ストライプル)
ポイント 2-2、AD2-1
●北出拓也(パラエストラ千葉)
最軽量級らしいスピーディで動きのある攻防が展開された。北出がテイクダウンを奪うと、晝間がリバーサルで同点に追いつく。
その後は晝間が上、北出が下の状態が続いたが、わずかアドバンテージ1つの差で晝間が勝利した。
▼アダルト茶帯プルーマ級決勝
○渡辺 勉(草柔会)
ポイント 0-0、AD1-0
●井田 悟(ストライプル)
パスガードのアドバンテージを奪った渡辺に対し、井田はスピニングチョークで逆転を狙うも極まらず。渡辺が接戦を制した。
▼アダルト茶帯レーヴィ級決勝
○廣瀬貴行(パラエストラ千葉)
一本 7分45秒 ※襟絞め
●丹治章近(アカデミアAz)
昨年のカンペオナートでアブソルートを制した廣瀬と、レーヴィ級で優勝している丹治の対決。丹治が上からパスガードを狙うが、廣瀬は足を絡めてディフェンス。下からバックに回り、襟絞めを極めた。
<主な階級の優勝者>
■1日目(5月4日)
アダルト茶帯アブソルート級:菊地 昭(KILLER BEE)
マスター茶帯アブソルート級:松本幸正(INFIGHT)
アダルト紫帯ガロ級:小林史明(ALIVE)
アダルト紫帯プルーマ級:水洗裕一郎(X-TREME柔術アカデミー)
アダルト紫帯ペナ級:吉田勇太(ノヴァウニオン・ジャパン)
アダルト紫帯レーヴィ級:田村一聖(KILLER BEE)
アダルト紫帯メジオ級:水野健次(無所属)
アダルト紫帯スペルペサード級:安達明彦(パラエストラ松戸)
マスター紫帯プルーマ級:車田力丸(チーム波紋会)
マスター紫帯ペナ級:喜多浩樹(パラエストラ東京)
マスター紫帯レーヴィ級:後藤富一(パラエストラ北九州)
■2日目(5月5日)
アダルト紫帯アブソルート級:奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)
マスター紫帯アブソルート級:奥泉直也(PUREBREDアリーナ)
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