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【PRIDE】吉田、西島を三角絞め葬!藤田、殴り合いの死闘を制す

2006/05/05


DSE
「PRIDE無差別級GP2006 開幕戦」

2006年5月5日(金・祝)大阪ドーム
開場15:00 開始17:00

<全対戦カード>

▼第8試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
吉田秀彦(日本/吉田道場)
一本 1R2分33秒 ※三角絞め
西島洋介(日本/高田道場)

吉田秀彦のコメント

――今の心境はどうですか?
 打撃で勝負したかったけど、無難にグラウンドに行ってしまった。まじで練習して頑張りたい。

――西島の打撃は怖かったですか?
 一発もらったら終わりだな、っていうイメージがあった。早さは確かにあったが、顔を殴られてないんでどれくらい強いかは分からない。プロボクサーだということを意識しすぎた。

――余裕に聞こえるのですが
 余裕はないですね。今後の課題になる試合だった。打撃を試せなかったので自信につなげられなかった。

――高阪選手の試合は発奮材料になりましたか?
 男の生き様を見せてもらったし、あの試合を見て自分も力をもらった。

――試合後、高阪選手とは顔を合わせたましたか?
 同じ部屋だったんで。なんとも言えない感情がありましたね。総合に入ってから、すべて高阪に教えてもらってきたんで。これで現役を終わるのは、同級生としてもったいない気がする。しかし今日の(高阪の)試合を見て自分も燃えた。これからも、次の試合も、自分もああいう試合を出来るように頑張りたい。

――次は誰と戦いたいですか?
 誰でも一緒です。ここまで来た以上、一緒だと思う。誰とやってもキツイ試合になるのは分かってるし。相手は自分が選ぶことじゃない。

――今後の試合では道着を着用しますか?
 対戦相手が決まってから考えます。

西島洋介のコメント

――試合後に涙を流されていましたが
 自分が何もできなかったことが悔しかったです。

――何も出来なかった原因は何ですか?
 総合格闘技に慣れてないんで。もっと練習が必要ですね。

――吉田選手の印象はどうですか?
 今日は完敗です。

――リベンジはしたいですか?
 チャンスがあれば。

――最初、お互いになかなか手が出せずにいたが 
 タックルを警戒して、何も手が出なかった。

――この完敗から立ち上がる材料は
 寝技をマスターし、吉田選手と渡り合える選手になること。

――どういうイメージで倒すつもりだった
 スタンドで、パンチで倒すイメージをしていた。残念です。

――今日の悔しさと、ハント戦ではどちらが悔しいですか?
 どちらも同じ。

――これで2敗になるが、総合格闘技は面白い?
 もっと寝技をやって次は勝ちます。

――海外へ修業に行くこともありますか?
 高田道場でいろんなことを学びたい。

――吉田対策として2つ準備していた作戦はどのようなものだったのか
 相手が入ってくる時にカウンターを狙っていた。あとはボディブロー。

――グラウンドに持ち込まれてしまった理由は
 手数が出なかったので。もっとプレッシャーをかけなければいけなかった。

――ああいう三角絞めは予想していましたか?
 ユン・ドンシクに教えてもらっていたが、今日は抜けられなかった。経験不足です。

▼第7試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
一本 1R2分17秒 ※腕ひしぎ十字固め
ズール(ブラジル/B-TOUGH)

▽アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのコメント

――完ぺきな試合運びでしたね。
 相手がガンガンに向かってくると思ったので、すぐグラウンドに持ち込んだ。それができてよかったと思う。なにより一番よかったことは、まったくけががなかったこと。

――70キロの体重差はどうでしたか?
 この体重差が逆に自分に有利だったと思う。自分の方がスピードもあるし、パンチのコンビネーションも有効に使えた。

――ズールの柔術のテクニックはどうでしたか?
 自分が主導権を取っていたので、相手の技術を見ることができなかった。もし自分が下になっていたら、もっと厳しかったと思うが、そうではなかったので良かったと思う。最近のPRIDEファイターはどの選手も柔術を練習してる。しかし技術レベルの高い選手は有利だ。

――体重を増やしたのは意図的ですか? 体調はどうですか?
 体重を増やさなければならなかった。今回は無差別級で7キロ増やしたが、問題はまったくなかった。逆にスピードも出てきた。

――2ndラウンドの相手はやはりヒョードルを希望しますか?
 どの選手とでもいい。勝ち残った8人はみんな高いレベル。その中で、準備万端な選手が勝つのだと思っている。

――優勝に向けて、これから磨いていく点は何ですか?
 基本的にいつもどおり。あとはレスリングをもっとしっかりやって、スピードと力を増すことをやっていきたい。

▽ズールのコメント

――試合の感想はどうですか?
 一本取られたことが残念。次はもっといい形で試合出来るように頑張ります。もちろん、リベンジしたい。

――ノゲイラの寝技を体感しどうでしたか?
 とても素晴らしい柔術だと思う。ブラジル人としてはいいファイターだった。しかし、自分の不注意があったのでそれが残念だ。

――不注意とはどのような点ですか?
 ノゲイラ対策をとることができなかった。試合の中でも出せなかった。

――試合が急に決まったが、準備のほうは出来ましたか?
 自分はストライカーと闘うつもりだった。もっと準備期間があったら、もっといい闘いが出来たと思う。

――このGPで誰が優勝すると思いますか?
 今日の試合を見た限り、マーク・ハントにチャンスがあると思う。それと、同じブラジルのノゲイラ。

▼第6試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
KO 1R1分10秒
美濃輪育久(日本/フリー)

ミルコ・クロコップのコメント

――会心のKO勝利でしたね?
 もちろん。満足している。

――一番の勝因は何ですか?
 ファイターになって、これだけの長い間試合をしなかったのは初めて。試合に対して渇き(ハングリー)だった。そのモチベーションが勝因だと思う。

――この試合は渇きを癒す内容でしか?
 本気を出してしまったので、短くなってしまった。このままファイナルラウンドまで突っ走りたい。

――リング上で美濃輪と対峙して気迫は感じましたか?
 対戦相手に僕を指名して、そのハートの強さに対して敬意を示したい。

――次はヒョードルとやりたいですか?
 もちろん。誰でもいい。ファブリシオ以外であれば。

――入場曲を「ワイルドボーイ」に戻したのは何か理由があるのか
 色々あって、戻した。

美濃輪育久は体調不良でコメントなし

▼第5試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
藤田和之(日本/フリー)
KO 1R8分25秒 
ジェームス・トンプソン(イギリス/チーム・トロジャン)

藤田和之のコメント

――壮絶な試合だったが、ダメージはありますか?
 大丈夫です。相手もかなり研究してきていて、力だけでなく最後はハートのぶつかり合いになった。トンプソンを心からリスペクトしている。

――(トンプソンが)前に出るとみせかけて、急に止まるような動きをしていたが戸惑いはありませんでしたか?
 このトーナメントに必死に勝ち上がりたいというトンプソンの気持ちを感じた。

――久しぶりのPRIDEのリングの感想は
 これからまだまだ厳しい戦いが続くんだなと。

――トンプソンのひざをかなり食らっていたが、効いていたか
 気持ちが一発一発に込められていた。相手の気持ちを感じた。お互いの気持ちをぶつけあった。

――試合のことを覚えていますか?
 覚えてる。

――今後の課題は何ですか?
 今のPRIDEのレベルがかなり上がっているので、きっちりと作り上げていきたい。

――2ndラウンドでは誰と戦いたいですか?
 今日勝ちあがったすべての選手全員がやるに値する。誰でもいい。

――ミルコやヒョードルとやりたいと思うか?
 勝ち上がっていけば当たることになる。準備はできている。 これからもマルコ・ファスのところで練習する。

ジェームス・トンプソンは体調不良でコメントなし

▼第4試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
ジョシュ・バーネット(アメリカ/AMC)
一本 2R1分57秒 ※V1アームロック
エメリヤーエンコ・アレキサンダー(ロシア/レッドデビル)

ジョシュ・バーネットのコメント

――ハードな試合でしたね。
 モチロン。アレキサンダー ハ コワイ カオ。タイヘン ナ シアイ。ボク ハ シアイ モンダイナイ。

――早い試合展開となりましたが

 ハイペースとなったのは、自分のファイトスタイル。スタミナ切れを狙って疲れたところを狙っていた。

――ボクシングの試合展開になると思っていましたか?
 アレキサンダーもヒョードルもボクシングのうまい選手。テクニックはアレキサンダーの方がうまい。予想は不可能だ。対応出来る準備をしないといけない。ジェイコブ・ステッチ、モーリス・スミス、マイケル・マクドナルド、カーティス・チェイスのK-1選手と練習で打ち合いをしてきた。ボクシングの100%の力を出し切れなく、50%しか出せてない。勝ちは勝ちで満足している。次闘うならミルコかヒョードルがいいね。

――対戦相手を選べるならどちらがいいですか?
 ミルコにリベンジよりも、現在のPRIDEチャンピオンのヒョードルと試合した方が、自分にとって価値がある。


エメリヤーエンコ・アレキサンダーのコメント

――試合途中まであなたの方が有利でしたが流れが変わった理由はなんでしょうか?
 右手の親指の付け根を脱臼してしまい、途中から打撃を出せなくなった。

――1Rのいつぐらいですか?
 具体的にはわからない。最初の方で固いものに当たって右手が使えなくなった。

――減量は何キロしてきたんですか?
 具体的には覚えていない。

――ジョシュとのスピードある打撃を展開しての感想はいかがですか?
 無我夢中だった。脱臼して残念だ。このケガであきらめることはない。次に対戦して勝ちたい。

――このトーナメントで優勝するのは誰だと思いますか?
 出場者はみんな強い。自分もその中の一人だった。誰が強いのかは比較出来ない。ケガをして戦闘不能となった。トラブルによって敗北することもある。ジョシュがチャンピオンになるとは限らない。

▼第3試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)
KO 2R4分15秒 
高阪 剛(日本/チーム・アライアンス)

マーク・ハントのコメント

――厳しい試合でしたが
 厳しかったが、とてもいい試合だった。

――どんなところが厳しかったですか?
 どうやったら高阪を仕留めるのかが大変だった。

――高阪選手の知識はどの程度ありましたか?
 2回見た。UFCと前回のPRIDEの試合だ。

――闘ってみての感想はどうでしたか?
 タフな選手だった。どうやって倒すかに苦労したぐらいだ。

――高阪選手の意識が遠のいた時は感じましたか?
 2、3回気を失いかけたのはわかったが、膝を出してきた。

――感触あるパンチはありましたか?
 2、3回足を止めていた。倒れなかったので、高阪の強さを感じた。

――高阪選手は引退をかけていたが
 それは知っていた。2ndラウンドに進まないといけないと思っていた。

――バックを取られたシーンがありましたが
 とにかく逃げることを考えていた。

――ピンチだった瞬間はありましたか?
 ないね。

――今日勝てた理由は?
 とにかくどうやったら勝てるかに集中したことだ。

――次は誰とやりたいですか?
 選択することは出来ない。主催者、チームが選んだ選手とやるだけ。

高阪剛のコメント

――やはりこれが最後の試合になるのですか?
 はい、最後です。

――試合直後、首を振っていたが?
 よく覚えてないです。

――まだやれるということで首を振っていたのでは?
 なんで(試合を)止めらたのかなって。

――悔しいですか?
 そりゃあ悔しいですよ。

――完全燃焼できましたか?
 負けた試合で完全燃焼なんてない。だが、自分は試合より勝負がしたかった。勝負はきっちりできたと思っている。

――勝敗を考えてしまうことは?
 前に出ることしか考えてなかった。

――ハントの印象はどうでしたか?
 重いですね。考えてみたら、130キロと今までで一番重い相手だったのでは。

――パンチを受けて、どんな印象でしたか?
 受けてるようじゃダメなんだけどね。試合は今回で終わりだが、自分は一生、格闘家でありたいと思っている。これからも、強くなるためにすることは、やり続けていく。前に出る練習は忘れない。

――1R、バックを取って勝てるという手応えがあったのでは?
 そんな簡単に、試合の中で勝ちは見えてこないですよ。勝つためには前に出続けないとダメだと思うし、勝利はその結果、繋がってくるのだと思う。

――フィニッシュを覚えてないと言っていたが、記憶が飛んでいましたか?
 自分はしょっちゅう、記憶飛ぶんで。

――これから高阪を目指して格闘技をする後輩に対して何かありますか?
 強い気持ち。格闘技では一番それが大事。でも、結果的に負けたんで、負けた人間がそんなこと言っちゃダメだんだけどね。

――大阪のファンに何かメッセージを。
 一番好きな場所で試合ができてよかった。

――優勝するのは誰だと思いますか?
  頭がそこまで回らないですよ。マスコミのみなさんありがとうございました。

▼第2試合 PRIDE無差別級GP2006 1回戦 1R10分・2、3R5分
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル/チーム・クロコップ)
一本 2R3分43秒 ※腕固め
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

ファブリシオ・ヴェウドゥムのコメント

――試合を振り返ってどうですか?

 今日の試合結果を嬉しく思う。難しい試合だった。アリスターはコンプリートファイターで素晴らしい選手だった。この試合は自分のエンジンがかかるのに時間がかかってしまった。2ndラウンドに進出出来て良かったと思う。

――エンジンがかからなかった理由は何ですか?
 特に理由はない。私の性格で、「コーチからも古い車だ」とよく言われる。

――フィニッシュの腕を取った時の感想は?
 この瞬間に「勝てる」という印象だった。勝ってよかった。一本を取ることによって、ファンに素晴らしい試合を見せるとてもいい試合となった。

――アリスターに恐怖を感じたりはしましたか?
 感じなかった。グラウンド出身なので不安はなかった。スタンドではアリスターの膝に注意しなければならなかった。

――ミルコと比べてアリスターの打撃はどうでしたか?
 アリスターもとてもいいストライカーだった。ミルコの方が断トツで上で最高のストライカーだよね。

――ミルコとの対戦の可能性が強まりましたが
 その可能性はあるが、やるならば決勝で闘いたい。ミルコも強いので真剣な闘いをしたい。

アリスター・オーフレイムは体調不良でコメントなし

▼第1試合 スペシャルワンマッチ
ローマン・ゼンツォフ(ロシア/レッド・デビル)
KO 1R4分55秒
ギルバート・アイブル(オランダ/ボスジム)

▽ローマン・ゼンツォフのコメント

――試合の感想をお願いします。
 1週間前に対戦相手が決まって、この試合に向けて練習することになった。アイブルとは過去に一回練習したことがあるので弱点を知っていた。勝つために努力をしてきた。

――一緒に練習していたのはいつぐらいですか?

過去2年間、アイブルのいるオランダに何度か合宿にいった。具体的にいつかは覚えていない。

――今日戦って、アイブルは以前より強くなっていましたか?

 再会して思ったのは、減量していいコンディションを保っているということ。試合ではアグレッシブで、うまくいっていると思った。

ギルバート・アイブルは体調不良でコメントなし

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