天空事務局
「天空”響き”〜女子の夢 全て託して舞い上がれ〜」
2006年5月28日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
▼メインイベント 52kg契約 3分5R
○森本華世(極真会館千葉北支部)
KO 5R2分03秒
●勝山舞子(上州松井ジム/MTIA世界女子フライ級王者)
前回の試合でメインに抜擢され、キャリア2戦でタイ国北部チャンピオンである30戦の戦績を持つゲンカーム・ルークチャオポーカムから判定勝利した森本。対する勝山は前ムエタイアマチュア世界チャンピオンである。女子キックの未来を担う注目の一戦。
まずは勝山が入場。続いて森本は神風が現役時代に使用していた青ガウンを身につけリングインした。
1R、森本は空手特有の前蹴りからパンチラッシュを仕掛けた。下がる勝山はクリンチを仕掛けヒザ蹴り。勢い余って両者倒れこむ場面があったが、森本のパワーが上回っており勝山をねじ伏せる場面も。
2R、前蹴りで突き放す森本はフック連打。森本の攻撃を露骨に嫌がる勝山はクリンチからヒザ蹴り。しかしその動きを上回った森本がヒザ蹴り。終盤、勝山は意地でパンチの打ち合いに臨む。
3R、森本は前蹴りでリズムを掴み、試合を優位に運ぶ。前に出ようと踏み込んだところにジャストタイミングで森本が前蹴りを合わせてくるため、勝山が尻餅をつく場面が目立った。後半にはスタミナ切れ感のある勝山は前に出れない。
4R、前に出る勝山に対し、森本はカウンターの前蹴り。これがもろに腹部に入り勝山はダウンを喫した。森本は疲れを見せ始めながらも、前蹴りからクリンチのヒザ蹴りで試合の主導権を掴む。
5R、チャンスと見た森本はパンチラッシュから前蹴り。両者ともに疲れが見え始めたが、最後に森本が右ストレートで勝山を葬った。
●森本華世のコメント
「試合には勝てましたが、満足はいかなかったです。もうちょっとパンチでまとめて蹴りで行きたかったんですよね。前蹴りの手応えは当たっているな、という感触がありました。相手はこっちが攻めて近づくと組まれる印象があります。3分5Rで練習してきましたが、スタミナ面で苦しかったです。3戦キックをやってきましたが、中途半端には出来ないと感じました」
●神風杏子・競技統括のコメント
「技はまだまだですよね。3分5Rはきついし、女子なんかは出来ないと思います。キック自体も誰でも出来るものではないですからね。森本は前回勝って自信は付いたと思いますよ。今日の勝山選手は前回のタイの選手にタイプは似てましたよね。森本は勝つことでみんなから注目されて責任を果たしていますね」
●柿沼英明・現千葉県北支部支部長のコメント
「勝ったから良かった。森本は疲れがくるのが早かったよね。落ち着いていけば、もっと楽に決着ついていたんだろうけど。(今後は)空手の選手なので大会にも出ます。空手の方でもタイトル取ってもらいたいですしね。フランシスコ・フィリォみたいな選手になってもらいたい」
▼セミファイナル キックボクシング 49kg契約3分5R
○山田純琴(y-park)
判定 2−1 ※49−48、48−49、50−49
●岡田敦子(ドージョー・チャクリキ・ジャパン)
前回の試合では引き分けに終わっている両者。
1Rから気持ちを全面に出して打ち合いにいったのは山田。ジャブからワンツーのコンビネーションで揺さぶりをかける。
2R、山田はコンビネーションで攻めるも、岡田がクリンチで逃れるため、山田は攻め切れない。勢いは山田にあり。
3Rには、山田のワンツーのパンチがもろに岡田の顔面を捉え始めた。岡田のミドルキックの打ち終わりを狙って山田は右ストレート。
4R、ローキックの岡田に対し、ストレートをあわせる山田。5R、勢いに乗る山田はクリンチからのヒザ蹴りで主導権を握り判定へ。手数で上回った山田が勝利した。
▼極真マッチ(極真空手ルール)2分3R
○立川愛美(埼玉県東支部)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●有馬詩織(千葉県北支部)
1R、突き連打で優位に試合を運んでいた有馬だが、後半は立川ペースに。蹴りを織り交ぜた突きのラッシュで立川が判定勝ちした。
▼極真空手演武
阿由葉朝子(極真会館千葉県北支部/全日本女子空手道選手権大会 型の部4位)
&
北村実佳(極真会館千葉県北支部/全日本青少年大会 型の部3位)
▼エキシビジョンマッチ 3分1R
笠原 司(藤ジム 13歳/K-2グランプリ第14回全日本新空手大会優勝)
VS
小林幸太(藤ジム 10歳/第18回全日本ちびっこグローブ空手優勝)
▼エキシビジョンマッチ 2分1R
岡 彩我(藤ジム 9歳/第6回ジャパンカップJR空手道大会優勝)
VS
小林亮太(藤ジム 10歳/第8回全日本ちびっこグローブ空手優勝)
▼キックボクシング 56.5kg契約2分3R
○龍子(菅原道場)
判定 3−0 ※30−27、30−28、30−28
●REIKO(仙台青葉)
1R、フックを振り回しながら前に出るREIKOに対し、龍子は落ち着いてクリンチから膝蹴りを連打。
2R、パンチラッシュを仕掛けるREIKOに対し、龍子はヒザ蹴りで応戦する。終始手数の多かった龍子が勝利を物にした。
試合後に龍子はトロフィーを手にとびっきりの笑顔で勝利を喜んだ。
▼キックボクシング 49kg契約2分3R
○酒井理絵(フリー)
判定 2−0 ※29−28、30−27、28−28
●渡辺愛望(実戦空手道翔武会)
キックを始めてまだ20日の酒井だが、気持ちの強いところを見せてくれた。渡辺のハイキックで片膝をつく場面もあったが、パンチラッシュで盛り返す。
更にはコーナーに渡辺を追い込み、腹部へのパンチラッシュでダウンを奪った。終盤には一進一退の攻防を見せた両者だったが、酒井がデビュー戦を見事勝利で飾った。
▼キックボクシング 54kg契約 2分3R
○CHIZU(菅原道場)
判定 3−0 ※30−26、30−26、30−26
●石井美希子(習志野)
1Rにヒザ蹴りでダウンを奪ったCHIZUは2Rでもダウン奪取。石井はパンチラッシュで追い込みをかけるが、CHIZUがヒザ蹴り連打で勝利をものにした。
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