6月18日『バトルイベントREALDEAL』がTNC放送会館パヴェリアホールで開催された。大会はアマチュアファイトやキッズファイト、プロ部門では、REALDEAL初となるレディースファイト、三苫の復帰戦などが行われ、超満員の会場は熱気に包まれた。
特に、後半のメイン3試合は、熱戦が繰り広げられ、メインイベントの三苫復帰戦では会場のボルテージも最高潮に達した。
また、大会の中では東京R.I.S.Eで活躍する、KAWASAKI、龍二、内田洋一らから観客に向けて挨拶が行われ、KAWASAKIは、6.25にディファ有明で行われる、R.I.S.E. FLASH
to CRUSH TOURNAMENT’06に向けての抱負を、観客・そして東京から来場していた、R.I.S.Eプロデューサー伊藤隆氏らに向けて語った。(情報提供:リアルディール)
リアルディール主催
「バトルイベントREALDEAL」
6月18日(日)福岡・TNC放送会館パヴェリアホール
開場14:00 開始16:00
※アマチュアは14:15からスタート予定
<主な試合結果>
▼メインイベント
76kg契約 3分3R
○三苫純次(ソリッドフィスト)
判定 2-0
●茂虎 (TARGET)
2005年2月のNKBミドル級タイトルマッチにて一度は引退したSOLID
FISTジムの三苫純次の1年半ぶりの復帰戦。
引退試合のタイトルマッチで使用したガウン、トランクスを着て、この日は父の日ということで「I am
a father」の入場曲と共に入場すると会場は三苫へ向けての歓声が鳴り響く。
1R、茂虎は前蹴りとミドルキック、パンチと繋げて、三苫がパンチで攻めに転じ様とすると、前蹴りで距離を取り、ミドルでパンチを封じに入る。それに対して三苫は積極的に距離をつめパンチで攻めていく。
2R、3Rでも茂虎は前蹴り、ミドルなどで接近戦を封じようとするが、三苫は蹴り終わりを狙って、一気にパンチをまとめて浴びせて、茂虎を度々コーナーに追い詰め、ダメージを与える。
茂虎は首相撲や前蹴りで、ダメージの回復と建て直しを図るが、三苫の勢いは止まらない。ミドルの蹴り終りを狙ってのパンチのコンビネーションで茂虎を攻め立てる。
場内は三苫コールが鳴り響く。最後までパンチで茂虎を攻め立てた三苫が2-0の判定勝利で復帰戦を飾った。
三苫インタビュー
「引退して1年半、リアルディール関係者のおかげで、もう一度リングに上がる事ができました。今後の目標はR.I.S.Eの-80kgトーナメントに出場して活躍することです。」
▼セミファイナル 70kg契約 3分3R
○欽士(TEAMブレイクスルー)
KO 1R ※2ノックダウン
●田村陽典(REALDEALGYM)
正道会館グローブ空手中量級、全日本新空手中量級優勝とK-1MAX参戦の経験を持つ、欽士のプロ2戦目、大勢の後援会から声援を受ける。対する田村はRELALDEAL中量級のホープとしてR.I.S.E関係者の前で実力をアピールする絶好の機会。
1R序盤から欽士が圧力をかけ、強烈なパンチのラッシュを浴びせ、田村から1度目のダウンを奪う。立ち上がった田村だが、再度のパンチのラッシュを浴び再びダウン。2ノックダウン制により田村のKO負けとなった。
▼第7試合 レディースファイト スーパーフライ級 2分3R
○田中佑季(BOOCH BEAT)
判定 3-0
●杉貴美子(ソリッドフィスト)
バトルイベントREALDEAL初のレディースファイトとなったこの一戦、杉はローからのパンチへのコンビネーションを出すと田中もパンチをまとめて返す。2R杉は田中のボディブローを貰い、動きが鈍くなった所をパンチの連打を浴びてしまうが、3R中盤では杉が左ストレートで顔面を捉え、一気に攻め立てる。ラスト30秒のコールが鳴ると接近してのアッパー、フックなどのパンチの応酬を見せる。判定で田中が勝利を収めた。
第7試合前にKAWASAKI、龍二、内田が上がり、今後の目標を語った。
KAWASAKI
「6月25日のR.I.S.E.のトーナメントでは豚骨ファイトでKAWASAKI魂を見せます。」
龍二
「怪我の為に休養中ですが、復帰したら一から始めます。」
内田
「前回のファビアーノ選手に負けましたが、ヘビー級は一旦休み、本来の80kg級以下からやり直して、R.I.S.E.のトーナメントに挑みたいです。」
※この後はREALDEAL代表畔田氏の今後も選手を育成し、東京のリングに挑戦する事やR.I.S.Eプロデューサー伊藤氏が挨拶をし、今回初めてバトルイベントREALDEALに来場したR.I.S.E.
競技統括本部長内田氏は九州のキックボクシングの熱気、レベルを賞賛した。
▼第6試合 64kg契約 3分3R
○町田 真吾(大分ジム)
KO 1R ※2ノックダウン
●財津拓也(REALDEALGYM)
前回の大分での大会ではドローに終っており、完全決着を望む両選手。試合はお互いパンチとローのコンビネーションで攻めるが、町田が左フックでダウンを奪う。立ち上がった財津に町田はラッシュを仕掛け、財津も引かずにパンチの応戦に応じて、得意のバックハンドブローで逆転を計るが不発に終わる。焦った財津が再び打ち合いに持ち込もうとしたところにカウンターの左フックを合わせられダウンをとられ試合終了。再戦は町田に軍配が上がった。
▼第5試合 ライト級 3分3R
△高田博(REALDEALGYM)
ドロー
△泉 雄策(山木ジム)
▼第4試合 70kg契約 3分3R
○北村精健(REALDEALGYM)
KO 2R ※ヒザ蹴り
●田尾雅昭 (大分ジム)
北村が首相撲からスリップダウンを何度も奪い、鋭いミドルキックを田尾に浴びせる。田尾もパンチからのローへのコンビネーションを出そうとするが、その度に首相撲に持っていかれ、スリップダウンを取られ自分のペースに持ち込めない。
北村がローや首相撲で何度もスリップダウンを奪う展開だったが、北村のパンチで田尾にダメージを与えると、一転してパンチのラッシュを浴びせ、コーナーに追い詰めて、顔面に注意をひきつけておいてからの膝蹴りをボディへ食い込ませて、ダウンを奪いKO勝ちを収めた。
▼第3試合 -70kg 3分3R
○渡辺真治(C.U.C.)
判定 2-0
●田川翔(REALDEALGYM)
試合序盤より渡辺は重いフックとローを出し、田川はコンパクトなコンビネーションを出す、1Rに田川がパンチを浴び、腰が砕けてダウンとなりそうになるが、何とか倒れずダウンにならなかった。2R田川が的確でコンパクトな連打を浴びせるが、渡辺は脅威のタフネスで耐える。3Rでは互いに意地を見せ、打ち合いとなるが、3R終了間際、渡辺の左右のパンチが田川の顔面を捉え、渡辺がダウンを奪う。それがポイントとなり、判定で渡辺の勝利となる。
▼第2試合 -70kg 3分3R
○小嶋珠弘(鴻凛会)
判定 2-0
●石村俊夫(REALDEALGYM)
1Rで石村がダウンを奪うが、スリップダウンした小嶋へ攻撃を加えた為に減点1。
▼第1試合 -60kg 3分3R
○龍心(源闘塾)
KO 2R
●湯浅浩光(REALDEALGYM)
1Rで湯浅がパンチのラッシュでダウンを奪うが、2R再びパンチのラッシュを仕掛け、たたみ掛けようとした所をカウンターのハイキックでダウンを奪われ龍心の逆転KO勝ちとなる。
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