全日本キックボクシング連盟
「CUB☆KICK'S−3」
2006年6月24日(土)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
▼第7試合 全日本スーパーウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R
○白川裕規(SVG/同級4位)赤
KO 1R1分53秒 ※3ノックダウン
●小松隆也(建武館/同級5位)青
1R、お互いにジャブからローでスタート。静かな立ち上がりだったが、白川が圧力をかけて小松をロープ際へ追い込んだところで、白川の右ストレートがクリーンヒット! グラつく小松へ白川が一気にパンチでラッシュをかけ、右フックでダウンを奪う。立ち上がった小松へ再び右ストレートを炸裂させたため、小松は組み付く。白川は攻撃の手を休めず右フック。
白川の右フックでコーナーへ吹っ飛んだ小松を、白川は左右連打でコーナーへ釘付けにして2度目のダウンを奪う。小松は何とか立ち上がるも、白川のジャブからの右ストレート2発がヒットしたところで腰が落ち、レフェリーがストップした。
「とりあえず今回、減量きつくてヤバいかなと思ったけど、よかったすね。またみんな、お酒飲みに行きましょう! 押忍!」と快勝した白川はマイクアピール。計量後は7kgも体重が戻り、調子が良かったという。
▼第6試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R
○村山トモキ(AJ/同級5位)赤
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●海戸 淳(SVG/同級7位)青
1R、海戸が蹴り技を駆使して攻める。村山はローキック。海戸の左ストレートからの右ハイキックで村山が大きくバランスを崩し、コーナーまで後ずさりしたため一気にラッシュに出る海戸。ブレイク後、蹴りから右ストレートでロープに詰めた海戸だったが、村山の左フックで海戸がダウンを喫する。
2R、海戸がハイ&ミドルキックからパンチを連打、一気に前へ詰める。組み付くと村山は縦ヒジ。海戸が右ストレートから入って組み付き、ヒザ蹴り。ワンツーから左ミドル。もう一度同じパターンから、今度はバックキックを繰り出す。組み付くとロープに押し付ける海戸に、村山はヒジ。海戸のワンツーからのミドルが冴える。しかし、村山は打ち終わりで必ず組み付いてくる海戸へヒザ蹴りの連打を返す。海戸の右ストレートに合わせて村山の右ロー。
3R、ワンツーからミドルを狙う海戸に、村山は飛びヒザ蹴りを連発、そのまま組み付いてのヒザ。海戸の右ストレートには右ローをしっかりと合わせる。海戸は組み付きながらヒジ、ヒザ。海戸の左ミドル二連発に、アゴへのヒザを返す村山。海戸は手足を出して前へ出続け、海戸が組んでくるとヒザ蹴りだ。ダウンの失点を奪い返そうとラッシュをかける海戸だが、村山も打たれっぱなしにはならず組み付かれるとヒジ・ヒザを返して行き、判定勝ちをものにした。
▼第5試合 全日本ライト級ランキング戦サドンデスマッチ3分3R
○上杉武信(藤原/同級8位)赤
判定3-0 ※三者とも30-29
●栗原 豊(光/同級9位)青
1R、上杉は前田尚紀ばりにパンチからのローで突進。栗原は右ストレートを上手く当てていく。上杉は頭を下げながら押してのロー、栗原のパンチに合わせてのローとローキックを主軸にして攻め、離れ際には左右フック。
2R、上杉はやはり押してのローキック。栗原は上杉が入ってくるところを右テンカオで迎え撃ち、右ストレート狙い。上杉がパンチで入ってくると左ミドルを合わせる。上杉がワンツーからの右ロー、栗原も右のボディストレートを繰り出すが、上杉が左右のフックで前に出る。
3R、上杉が前へ出てパンチの連打とローキックで勝負を賭ける。栗原も右ストレートで打ち合いに行くが、上杉がパンチに留まらずミドルやローも蹴って手数足数で上回った。
▼第4試合 55kg契約 3分3R
○甲野裕也(SVG)青
KO 3R1分19秒 ※3ノックダウン
●菊池 慧(藤原)赤
1R、菊地がいきなりのハイキックから組み付く。甲野は強い右ローキックをいいタイミングで確実に当てていく。伸びがあり、蹴り足が走っているローだ。しかし、菊地の右フックで甲野は大きく腰を落とす。
2R、甲野の右ストレートに対し、菊地は左右フックを返して組み付く。菊地の組み付く場面が多く、組み付いたところへ甲野の右ヒザがグサリ。右ローを蹴ると菊地がダウンする。甲野の右ストレートもヒットするが、単発で組み付いてしまうため連打に繋がらない。それでもジャブから右ローを連打すると、菊地は苦し紛れにタックルしてしまい、イエローカードが掲示される。その後、再び甲野が右ストレートで2度目のダウンを奪う。
3R、菊地は左右フックで思い切ってラッシュを仕掛けるが、組み付いたところに右ヒザをもらってダウン。自分からワンツーを打ちに行ってそのまま倒れ、このラウンド2度目のダウンを喫する。もう後がない菊地へ甲野が攻め込む。右ローで大きくバランスを崩して前かがみになった菊地の顔面へ、右ヒザを叩き込んでKO勝利を飾った。
▼第3試合 ライト級 3分3R
○佐藤翔太(SVG)赤
KO 3R2分19秒
●榧木勇治(鷹虎)青
1R、右ローを連打していく佐藤に、榧木は大振りのフックを思い切って振り回す。離れては危険と見たか、佐藤は首相撲に捕らえてのヒザ蹴りを連打、顔面とボディに打ち分けて右の顔面ヒザでダウンを奪った。佐藤はすぐに首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りを一方的に叩き込んで行ったが、そのままゴング。
2R、佐藤はやはり徹底して首相撲からのヒザ蹴りをボディと顔面に打ち分けていく。さらに、首を取りながらの右ローキックでダウンを追加。その後は右ローキックをこれでもかと連打、榧木の思い切った右フックも当たるが、佐藤はすぐに組んでヒザ蹴りの連打だ。
3R、右ローで攻め込む佐藤にまたも榧木の思い切った右フックがヒット。しかし、首相撲からコカされると立つことが出来ず、ダウンを宣告される。右ローでもつれるようにして2度目のダウン、最後は佐藤がローキック6連打から顔面へのヒザ蹴りでKOした。
▼第2試合 女子スーパーライト級 2分3R
○村上リエ(DRAGON)赤
判定2-0 ※30-28、30-30、30-29
●たま☆ちゃん(巴組)青
サウスポーの村上が首相撲からのヒザ蹴りを中心に攻める。離すと左ストレートを入れ、すぐに組んでのヒザ蹴り。たま☆ちゃんは足を止めてパンチを打ちにいき、左フックをヒットさせたり、組まれたら右アッパーを突き上げるなどアグレッシブ。両者とも足を止めて打ち合うが、村上の左ストレートがヒットする。
2Rはたま☆ちゃんが組まれると右アッパー、村上も左ストレートを当てると組みヒザだ。たま☆ちゃんは真っ直ぐに入るため攻撃を真正面から受け、パンチを出していくが印象が悪い。
3R、たま☆ちゃんがフックの連打で前へ出て、左フックと右アッパーで村上を下がらせるが、村上も組んでのヒザ蹴り。最後は両者とも打ち合いに行って、お互いのパンチを当てた。結果は組みヒザで有利に立った村上が判定勝ち。
▼第1試合 女子バンタム級 2分3R
○正木純子(Hilltop)赤
判定3-0 ※30-28、30-29、30-27
●佐竹のぞみ(鷹虎)青
長身の正木が長いリーチを活かして手数を出し続け、最後まで前に出て判定勝ちを収めた。
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