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【M-1】山内がノンストップ打撃戦を制し、クンタップから殊勲の勝利!

2006/07/09


M1-MC
「M-1ムエタイチャレンジ Legend of Elbows2006」

2006年7月9日(日)東京・新宿FACE
開場16:30 開始17:00

▼トリプルメインイベント第3試合 68kg契約 3分5R
○山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-48
●クンタップ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/前WMC世界ウェルター級王者)

 1R、山内がパンチでプレッシャーをかけていくと、クンタップは相手の様子を見ながら冷静にロー。山内はさらにローにカウンターの右ストレートを合わせていく。

 2R半分が過ぎたところで、バッティングにより山内が右目上から流血し、クンタップに減点1。試合再開後、両者は激しい打ち合いを展開。ここから試合はヒートアップしていく。

 3Rに入っても、壮絶な打撃戦が続く。山内が連打でダメージを与え、ボディーブローで相手の動きを止めれば、クンロップもミドルで反撃。しかし山内も下がらず、さらにパンチを返していく。

 両者休まず攻撃し続ける白熱した試合展開に、超満員の会場に割れんばかりの大歓声が響き渡る。ノンストップの打ち合いは、試合終了のゴングが鳴るまで続いた。

 判定の結果、ジャッジは三者とも山内を支持。いずれも1点差と、バッティングによる減点1が響いた形となったが、試合のペースは山内が掴んでいたのは間違いない。ムエタイの強豪を下した全日本王者の今後が楽しみだ。




▼トリプルメインイベント第2試合 ミドル級 3分5R
○ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/WBF豪州ウェルター級王者)
TKO 2R終了時
●中村高明(藤原ジム/全日本ミドル級1位)

 パンチの連打を放ちながら前に出る中村に対し、ゲンナロンは下がりながら、あらゆる距離、あらゆる角度からヒジ打ちを連発するも、1Rは中村のパンチの勢いのほうが勝っていた。

 しかし2R、1Rと変わらず中村はパンチ主体で攻め立てるが、次第にゲンナロンのヒジのヒット数が多くなっていき、遂に終了30秒前、中村の額がパックリと割れ、おびたたしい量の出血が見られた。

 ドクターチェック後、試合は再開されたが、10秒ほどして、中村は再び出血。ここも試合再開となったが、2Rラウンド終了後、中村は出血が止まらず、ドクターストップとなった。




▼トリプルメインイベント第1試合 59kg契約 3分3R
△パリンヤー・フェアテックス(フェアテックスジム)
ドロー ※30-30、30-30、30-30
△高田 結(峯心会/全日本キックボクシング連盟)

 女子ルールとして、ヒジ打ちと顔面へのヒザ蹴りが禁止となったこの試合。元“おかまボクサー”パリンヤーは、1999年に性転換手術を受けて女性となってから日本では2度目の試合となる。

 試合が始まると、互いにローで牽制し合う。2Rになると高田がなんとか前へ出ようとするが、パリンヤーは打たれるのを嫌がり、軽くローやミドルを出すだけで、積極的に攻めようとしない。

 対する高田も攻め手が見つからず、煮え切らない内容のまま、試合は終了。ドローとなった。




▼ダブルセミファイナル第2試合 ミドル級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
○ランボー・ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
●ニック・ヒョード(和術慧舟會総本部)

 1R序盤にヒョードがいきなり倒れ、バッティングをアピールするも、レフェリーはランボーのヒジ打ちによるダウンとみなし、カウントを数える。

 その後もヒョードはパンチで押し込もうとするが、ランボーはミドルと組んでからのヒザでペースを掴む。2Rに入ると、ランボーのローでヒョードがたびたびバランスを崩すようになる。

 3Rにランボーは相手を投げ倒してからの蹴りを放ち、イエローカードを提示されるが、安定した試合振りで判定をものにした。


▼ダブルセミファイナル第1試合 70kg契約 サドンデスマッチ3分3R延長1R
○貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム)
KO 3R0分14秒
●吉川哲志(和術慧舟會総本部)

▼第3試合 59kg契約 サドンデスマッチ3分3R延長1R
○堀口貴博(WSRフェアテックスジム)
判定3-0 ※29-27、29-27、30-28
●遠藤智史(AJジム/全日本キックボクシング連盟)

▼第2試合 ライト級 3分3R
△杉本たけゆき(WSRフェアテックスジム)
ドロー 判定1-0 ※30-30、30-29、30-30
△鈴木真治(藤原ジム/全日本キックボクシング連盟)

▼第1試合 バンタム級 3分3R
○小野寺紘也(DRAGON GYM/全日本キックボクシング連盟)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
●赤田 潤(WSRフェアテックスジム)

▼オープニングファイト第2試合 70kg契約 2分3R
○加藤幸司(WSR池袋支部)
判定3-0 ※30-28、29-28、29-28
●古賀正紘(WSR箕輪スクール)

▼オープニングファイト第1試合 55kg契約 2分3R
○一戸総太(WSR箕輪スクール)
KO 2R0分27秒
●脇坂 雄(WSR九州支部)

【関連リンク】
≫ウィラサクレック・フェアテックスジム公式サイト
≪関連ニュース≫
 

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