GCMコミュニケーション主催
『DEMOLITTION 060730』
2006年7月30日(日)東京・新木場1stRING
開場17:00 開始17:30
<全試合結果>
▼第7試合 −83kg契約 5分2R
△瀬戸哲男(極真会館)
判定 1-0
△佐藤豪則(フリー)
1R、佐藤が左ストレートから飛び込み、そのまま組み付いてコーナーまで押し込んでいくが、瀬戸も四つ組みの攻防では一歩も引かず、テイクダウンを許さない。
打撃の攻防になるとサウスポーの佐藤に対して、オーソドックスの瀬戸は右のインロー、ミドルを打ち分け、時折右ハイキックを飛ばす。
佐藤も瀬戸の蹴りの打ち終わりを狙って、パンチを打ち込んでいくが、瀬戸は足を使って距離を取る。
ラウンド終盤には佐藤がテイクダウンを奪うものの、瀬戸がすぐにブリッジで体を起こして不利な態勢をとられない。最後は四つ組みの状態でラウンド終了。
2R、足を使って距離を取りながら、右ミドルと右のインローを蹴る瀬戸。佐藤も何とか距離を詰めようと前に出て、左ストレートから右アッパーなど積極的にパンチを打っていくが、瀬戸を捕まえることが出来ない。
パンチで前に出る佐藤、距離を取って蹴りを飛ばす瀬戸という展開が続いたが、タックルに入ろうとした佐藤に瀬戸の右ミドルが当たり、佐藤がダウン。
しかしダウンを宣告されても佐藤は片足タックルに入っており、ダメージはほとんどない。逆に佐藤がダウン後、すぐにテイクダウンを奪い、亀になって立ち上がろうとする瀬戸にヒザ蹴りを連打。
試合はジャッジ1名が瀬戸を支持したものの、瀬戸がダウンを奪った場面以外にポイントに差がつくような場面がなくドローに終わった。
▼第6試合 −70kg契約 5分2R
○平山貴一(和術慧舟會RJW)
TKO 2R3分5秒 ※セコンドからのタオル投入
●松尾大士(チーム・ナックルズ)
レスリングインカレ3連覇、内閣総理大臣杯2連覇の松尾大士の総合デビュー戦。セコンドには花井岳文が着いた。
松尾は1R開始直後、いきなりドロップキック気味の飛び蹴り。そのまま平山をタックルでロープまで押し込むと、脇を差しながらアッパーとフックを突き上げる。
松尾は逃げる平山を追いかけてパンチを連打する。平山はタックルにヒザ蹴りを狙い、テイクダウンを許しても、上手くロープを背にして立ち上がり、ピンチを脱出する。
すると2R開始と同時に平山が放った飛びヒザ蹴りがクリーンヒット! 松尾はそのまま後退し、平山は左右のパンチを当てて左ハイキック、組み付こうとする松尾に再びヒザ蹴りを合わせる。
その後はタックル一辺倒になった松尾に平山が何度もヒザ蹴りを当て、最後は松尾がロープを背負ったところに平山が4点ポジションからのヒザ蹴りを叩き込み、逆転勝利を飾った。
▼第8試合 −65kg契約 5分2R
○浅野倫久(KILLER BEE)
判定 3-0
●滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
今回のJ太郎劇場はPRIDEのオープニングテーマでスタート。ふんどし姿の久松勇二が次々とJボーイズのメンバーを呼び込むという形式で、先日修斗環太平洋ミドル級王者になったばかりの中村K太郎も、ふんどしにベルト姿で花道に現れた。そして最後は女装したJ太郎が、洋服を引きちぎってリングイン。
1R序盤はパンチの攻防でスタート。左ストレートを打つJ太郎に対し、浅野は右フックを中心にパンチを返していく。時折、ヒザ蹴りを見せるJ太郎は、浅野にテイクダウンを許すものの、すぐにガードから腕十字を狙い、立ち上がる。
しかしラウンド中盤から浅野の左ローがJ太郎の右足を捕らえ始め、浅野はそこにボディへの連打。徐々にJ太郎の動きを止めていき、左ストレート、右フックを当てていく。
2R、明らかに右足へのダメージを気にするJ太郎に対し、浅野は左ローを連発。さらに左ローをフェイントに右フック、左ストレートを当てて、足への蹴りだけでなく顔へもパンチを当てていく。
対するJ太郎も何とかローは耐えて、必死にパンチを返していくが、ダメージを与えるまでには至らない。
J太郎は浅野のタックルに対して、起死回生の三角絞め。さらにオモプラッタを仕掛けていくが、浅野は立ち上がって自分の腕を引き抜いて脱出。
完全に打撃でJ太郎を追い込んだ浅野は、J太郎の右のヒザ蹴りに右フックを合わせて遂にダウンを奪う。結局、ローのダメージとダウンが響き、浅野がJ太郎を判定で下した。
▼第5試合 −70kg契約 5分2R
○昇侍(チームKIBA)
KO 1R2分22秒 ※バスター
●中条 実(和術慧舟會東京本部)
中條が左右のストレートで前に出て、昇侍をロープに押し込んでテイクダウンを狙う。しかし昇侍も簡単にはテクダウンを許さず、中條の体を突き放して、パンチを狙っていく。
しかし勢い良くパンチを出していくのは中條。昇侍にロープを背負わせると、そのままパンチで組み付いて、四つ組の状態から外掛けでテイクダウンを奪う。
そこから中條は一気にマウントポジションを狙っていくが、昇侍はポジションを奪われそうになるところで、ブリッジを利かして立ち上がる。
その後、二度目のテイクダウンを奪われた昇侍だったが、同じような動きで立ち上がることに成功し、逆に外掛けでテイクダウンを奪う。
するとテイクダウンを奪われた際に中條がマットに頭を打ち付け、そのままKO状態。昇侍がマウントからパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めたが、結果は昇侍のバスターによるKO勝ちとなった。
▼第4試合 −70kg契約 5分2R
○荒牧 拓(P'sLAB東京)
一本 2R2分53秒 ※腕ひしぎ三角固め
●米澤迅三朗(グレイシーバッハ東京)
1R開始すぐにテイクダウンを奪った米澤が、荒牧の下からの攻撃を凌ぎながら、インサイドガードからパンチを当てる。ラウンド終盤にはパスガードにも成功し、バックポジションを奪うも極めることが出来ない。
すると米澤は2Rに入り失速。テイクダウンこそ奪うものの、そこから攻めることが出来ず。逆に荒牧が腕十字と三角絞めの連携で攻め立て、最後は腕ひしぎ三角固めを極めた。
▼第3試合 −76kg契約 5分2R
○小知和晋(和術慧舟會東京本部)
KO 1R1分38秒 ※左フック
●北崎 鎮(空手道禅道会)
小知和が北崎をロープに詰めて、右ストレートから連打をまとめる。そして北崎が前に出てきたところに、綺麗に左フックを合わせ、北崎をマットに沈めた。
▼第2試合 −72kg契約 5分2R
○田口公一(PUREBRED大宮)
KO 1R37秒 ※右ストレート
●宮本直樹(和術慧舟會A-3)
いきなり激しい打撃で幕開け。パンチの攻防の中で宮本が左ハイキックを当てるものの、田口が圧力をかけて前に出ると、宮本の右ローに左フックを合わせ、そこから右ストレートを当てる。ダウンを喫した宮本はカウント5までに立ち上がれず。
▼第1試合 −64kg契約 5分2R
○西村広和(和術慧舟會A-3)
一本 1R3分39秒 ※腕ひしぎ十字固め
●桑原宏幸(TWIST)
西村が桑原のタックルを切って、そこからパンチとヒザ蹴り。立ち上がろうとする桑原を首相撲に捕らえてヒザ蹴りから右ストレートを当てる。再び桑原のタックルを切ってグラウンドで上になった西村は、サイドポジションからヒザ蹴りを打ち、アームロックへ。最後は腕十字に移行してタップを奪った。
|