R.I.S.E.プロモーション
「R.I.S.E. XXYU」
2006年7月30日(日)東京・大森・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場17:00 開始17:30
▼メインイベント ヘビー級 3分3R
○コウイチ・ペタス(ザ・スピリット/G-BAZOOKA'06第三位=青)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●青柳雅英(アイアンアックス/G-BAZOOKA'06第三位=赤)
1R、青柳が右ローで先制、コウイチが圧力を掛けて前に出る。青柳は下がって回りながら、ハイキックを狙っていく。コウイチはジャブから右ロー、青柳がハイキック。青柳は左フックを出してすぐに離れる。コウイチも右ストレートを出し、ジャブで前に出て行く。コウイチのセコンド、ニコラスの「もっと前に詰めろ!」という怒声が響き渡る。
青柳が右ロー、コウイチも右ロー。圧力を掛けていくのはコウイチだが、青柳は回りながら攻撃してすぐに離れ、コウイチに距離を詰めさせない。
2R、ジャブで前に出るコウイチへ青柳もジャブ。青柳のローには右ストレート、ワンツーにも右ストレートを合わせる。コウイチが前に出てくると青柳が右フックを合わせ、青柳の左ミドルにはコウイチがストレートを合わせて吹っ飛ばす。
青柳はコウイチの蹴り足を掴んで右ロー連打。ひたすら右ローを蹴り込んでいく青柳。コウイチは左右のフックからローで青柳を追い回すが、青柳ものらりくらりと逃げながらローを返していく。ゴング間際、コウイチが青柳をコーナーへ詰めてパンチの連打。
3R、青柳の右フックに左右のフックを返すコウイチ。両者フックを振り回し、コウイチが左フックからのヒザをヒットさせる。ローの蹴り合い、コウイチがパンチで青柳をロープ際に詰める。ひたすら右ローを蹴る青柳、両者は足を止めてリング中央で右ローの蹴り合いを展開する! まるで極真空手の試合だ。
コウイチは前に出て顔面へヒザ蹴り。これで青柳が鼻血を出す。パンチで前に出るコウイチ、左フックの相打ちで青柳がグラつく! コウイチは左ボディから左アッパー、青柳はクリンチで耐える。青柳の左フックにコウイチも左フックを返す。打ち合いの中ゴングが鳴り、終始前に出て攻め続け、3Rに左フックを効かせたコウイチが判定勝ちを収めた。
▼セミファイナル ヘビー級 3分3R
○澤屋敷純一(チームドラゴン/J-NETWORKヘビー級王者=青)
KO 2R2分46秒 ※右アッパー
●百瀬竜徳(TARGET/G-BAZOOKA'05王者=赤)
1R、体を絞ってスッキリした体格の百瀬。お互いに相手の左右フックへローを返していく。首相撲から百瀬が離れ際に右フック。澤屋敷は左ミドル、ローには百瀬がフックを合わせ、両者フックで打ち合う。澤屋敷のローに百瀬が左右のフック、左ミドルにも右ストレートを合わせる。百瀬がインファイトを仕掛けると澤屋敷は「バッティング!」とアピール。
2R、インファイトを仕掛ける百瀬の左フックが澤屋敷を捉えるが、百瀬の入ってくるタイミングが読めたか今度は澤屋敷が先に右フック、左フックを当てる。
百瀬がフックで入っても、百瀬が二発目を当てる前に澤屋敷の左フックが先に百瀬を捉える。澤屋敷はアッパーからフック、百瀬もフックを返すが、澤屋敷の左フックが先に捉える。近距離戦で持ち味を発揮する澤屋敷。
百瀬のショートの右、澤屋敷はローを散らせてジャブ連打で百瀬のアゴを何度も跳ね上がらせる。まるでパンチングミットを打つように、軽快にパンチを打つ澤屋敷。
接近戦で右へ回る澤屋敷の右アッパーが何度も決まり、百瀬のアゴが跳ね上がる! 接近戦では澤屋敷の右アッパーと、回転力で勝るフックが上手。ムキになって左右フックで強引に入ろうとする澤屋敷は右アッパーで百瀬のアゴを突き上げ、左フックをフォロー! ゆっくりと後ろに倒れる百瀬! 倒れた状態を見て取ったレフェリーが試合をストップした。壮絶決着に、場内は大いに沸いた。
▼第4試合 70.0kg以下契約 3分3R
○MIKOTO(アイアンアックス=青)
判定3−0 ※30−25、29−24、29−24
●ASH-RA(TARGET/X FORCE=赤)
1R、両者軽快にステップを刻み、MIKOTOが左右のフックからロー、左ミドル。ASH-RAは右のパンチを伸ばしていく。MIKOTOは右ストレートに右フックを返し、これがクリーンヒット。ぶつかり際にMIKOTOがヒザ蹴りでダウンを奪う! MIKOTOは左右のフックからヒザ蹴りをアゴへ突き上げて行く。
ASH-RAは左右のフックで突っ込んでいくが、迎え撃つ形のMIKOTOが頭を下げたためバッティングとなり、ASH-RAは目の痛みを訴える。MIKOTOの左ジャブが矢のように突き刺さり、のげぞるASH-RA。ここで再びバッティング。
MIKOTOが180cm、ASH-RAが170cmと両者の間には10cmもの差があり、ASH-RAがフックで入っていくとMIKOTOも大きく振りかぶるためどうしても頭が当たる。
2R、MIKOTOが右ハイキック、組み付くASH-RAにヒザ蹴りを突き上げ、ヒザはアゴにまで達する。ステップで回っていくMIKOTO、ASH-RAは右フックで突っ込んでいくもすぐに組み付かれる。ここでまたバッティング、頭を下げるMIKOTOにイエローカードが掲示される。MIKOTOはさらにバッティングで減点1。
左フックをヒットさせ、左右フックで倒しに行くASH-RA。顔面前蹴りのMIKOTO。しかし、MIKOTOは一発フックを打って頭を下げるためバッティングとなる。
ASH-RAがドクターチェック。その直後、MIKOTOの左フックからの右ヒザがアゴにヒット! ASH-RAが再びダウン。
ジャブを伸ばすMIKOTOは、ASH-RAがフックで飛び込んでくると右フックで覆いかぶさるようにして頭から当たる。両者へイエローカード。MIKOTOの右フックでグラつくASH-RA。
3R、ハイキックから右ローを出すMIKOTOをASH-RAが右ローでバランスを崩す。体勢を低くして突っ込むASH-RAへ、MIKOTOがまたもアゴへのヒザ蹴りを突き刺してこの試合三度目のダウンを奪う!
前に出るASH-RAへMIKOTOがワンツーを当ててヒザ蹴り。ASH-RAは左右フックとアッパー。しかし、バッティングで怯んだところへMIKOTOが飛びヒザ蹴り。ASH-RAは右ロー、MIKOTOが左右のパンチを叩きつける。
ASH-RAは左フックから右ロー、左右のストレートで突っ込んでいくとMIKOTOはクリンチ。右フックでASH-RAの頭を巻き込むようにする。ラスト10秒、右フックで突っ込んでいくASH-RAだったが、もみ合いとなり逆転は出来なかった。
▼第3試合 82.0kg以下契約 3分3R
○小澤和樹(ブリザード=青)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−28
●馬場伸孝(山木/前J-NETWORKヘビー級王者=赤)
1R、小澤がワンツーと顔面への前蹴り、馬場はパンチを狙っていくが、小澤の蹴りが迎え撃つ。前に出ようとした馬場へ小澤の左右フックからの右アッパー。
馬場は体ごと突っ込むような右ストレート、左フックを放っていくが、スピードと手数に勝る小澤がワンツーからの右ロー。
馬場は組んでのヒザ蹴りだ。小澤は左右フックからの右ロー、馬場がフックで打ち合いを挑んでくると右アッパーを突き上げる。
2R、小澤は左へ回りながら右ロー、馬場が打ってくると左右のフック。馬場の左ミドルには右ストレートを返し、アッパーを突き上げる。
左右フックで前に出る馬場、小澤は左右フックから右ロー。ストレートとアッパーの波状攻撃をかける小澤。馬場はバックブローを放つが、小澤はよく見てローを返す。
3R、前蹴りからパンチで前に出る馬場、小澤もフックとアッパーを打ち返していく。馬場は組み付くとヒザ、パンチで離そうとする小澤に組み付いていく。小澤は左フック→右アッパー→右ロー。左右のフックで倒そうとする馬場にジャブを刺し、ローへと繋げていく。
再び組み付いてヒザを出す馬場。倒そうとフックで前に出る馬場だが、小澤も打ち返して判定勝利を収めた。
▼第2試合 80.0kg以下契約 3分3R
○たけむら光一(チームバルボーザジャパン=赤)
KO 1R1分35秒 ※3ノックダウン
●大迫元喜(GRABAKA-GYM=青)
1R、たけむらが左右のフックで前に出て、右ローや左ミドルへ繋げていく。たけむらのパワフルなフックに真っ直ぐ下がる大迫に、たけむらは足を止めての打ち合いを挑み、左フックからの右フックでスタンディングダウンを奪う。
たけむらの右ストレートからの右ローで膝を曲げる大迫、たけむらは一気にコーナーへ詰めての連打で2度目のスタンディングダウンを追加。大迫は右フックを返すが、たけむらの左フックで腰を落とし、レフェリーが試合をストップした。
▼第1試合 80.0kg以下契約 3分3R
○藤田智也(ドージョーチャクリキ・ジャパン=赤)※トモヤよりリングネームを変更
KO 2R2分4秒 ※3ノックダウン
●上野正美(ドージョー・シャカリキ=青)
1R、左ミドルで前に出るのは上野。長いリーチからジャブ、ローへと繋ぐ。ワンツーを喰らうと右ローを返す藤田。上野は長身と長いリーチを活かして藤田を入らせないが、藤田は攻撃をブロックしての右ローを確実に返していく。
藤田の左ミドルで上野が体を丸め、足に重心が乗ったところへの右ローで上野が足を止める。すかさず右ローで畳み掛ける藤田、右ローでダウンを奪った。ワンツーからローで追い討ちをかける藤田。
2R、上野の左ミドルをキャッチして右ローを蹴る藤田。前に出て右ローで追撃し、パンチから右ローと詰めていく。上野はクリンチ。しかし、藤田の右ローで再び上野がダウン! 藤田は続く右ロー一発でダウンを追加、右ストレートからの右ローでトドメを刺した。
写真提供/R.I.S.E.プロモーション 撮影/山本千代
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