ガッツマン・プロモーション
「下北沢修斗劇場第十五弾〜シューティングスター〜」
2006年7月30日(日)東京・北沢タウンホール
開場15:00 開始16:00
▼メインイベント 2006年新人王決定トーナメント準決勝 ミドル級 5分2R
○奥野泰輔(GUTSMAN修斗道場)
TKO 2R1分02秒
●マテウス・イリエ・ネキオ(PUREBRED大宮)
開始早々、鋭いタックルでテイクダウンを奪ったマテウスが、そのままパスガードし、マウントへ移行。パウンドを放ちながら腕十字の体勢に入り、キャッチが宣告される。
奥野がなんとか腕を抜き、スタンドに戻ると、今度はマテウスが組み潰し、グラウンド状態で奥野の頭部に蹴りを放って減点を取られてしまう。
試合再開後、奥野は得意のパンチを振りながら前に出るが、マテウスも打ち返し、ヒット数はマテウスが勝っていた。
続く2R、奥野がマテウスのタックルを切りながら鉄槌を落としていくと、マテウスの額がパックリと割れてしまう。ドクターチェック後、奥野はここぞとばかりにパンチのラッシュ。
マテウスはしっかりとガードを固めるが、パンチをもらって再び出血。マテウスが手を出していなかったこともあり、ここでレフェリーが割って入り、試合を止めた。
これで奥野はプロデビュー以来、三連続KO勝ち。詰めの鋭さには目を見張るものがある。一方のマテウスも、巧みなグラウンドテクニックで観客にインパクトを与えた。
どちらもクラスB、さらには新人王を争っている選手とは思えないレベルの高い攻防を繰り広げた両者が、キッチリとメインを締めた内容となった。
▼セミファイナル フェザー級 5分2R
○徹肌ィ郎(和術慧舟會岩手支部)
一本 2R3分02秒 ※ネックシザーズ
●細井鷹飛呂(パラエストラ松戸)
毎回、衣装で観客を沸かせる肌ィ郎は、今回「目玉のおやじ」に扮して入場。セコンドも「ゲゲゲの鬼太郎」の主要メンバーになるなど、手の込みようはすごいの一言。
しかし、肌ィ郎の真の魅力は、数々の大会を制したグラウンドテクニックにある。この試合でも、組み付いてから粘ってテイクダウンに成功すると、そこから一方的な展開へ。細井に何もさせぬまま、1R終盤には腕十字を極めかける。
2R、細井が左ハイを空振りし尻餅をつくと、肌ィ郎は上になり、ハーフガードからアームロックを狙う。ここは失敗に終わるが、そのままパスし、両足で細井の顔を締め付け、落としてしまった。
▼第7試合 バンタム級 5分2R
○菅原雅顕(和術慧舟會Duro gym)
判定2-0 ※20-19、19-19、20-19
●佐藤ハヤト(パラエストラ松戸)
斜童“cat”ハヤトから改名した佐藤が二度目のタックルでテイクダウンに成功すると、そのままアームロックへ。腕を抜かれると、上を取りパンチを落としていく。しかし終盤、菅原がバックを奪い、チョークを狙っていった。2Rに入り、再び佐藤が上になるが、すぐさま菅原がひっくり返し、そのまま試合終了まで上のポジションをキープ。上からアームロックやチョークを狙うなど積極的に攻め、2Rはポイントを獲得。判定をものにした。
▼第6試合 2006年新人王決定トーナメント準決勝 ライト級 5分2R
○ウィッキー聡生(シューティングジム横浜)
判定3-0 ※20-19、20-19、19-18
●井上雄史(GUTSMAN修斗道場)
開始のゴング直後、ウィッキーが飛びヒザを放つが、井上はこれをかわし組み付く。差し合いからテイクダウンを奪い、パウンドを打っていくも、なかなかヒットせず。一方のウィッキーも動けず、1Rは展開が少なくなった。2R、ウィッキーが右フックをヒットさせると、井上は組み付き引き倒そうとするが、ここで逆にウィッキーが上を取り、そのままマウントの状態になった。ウィッキーはバックについたり、インサイドガードからパンチを放つなど試合を優勢に進め、判定勝利を収めた。
▼第5試合 2006年新人王決定トーナメント準決勝 ミドル級 5分2R
△新美吉太郎(津田沼道場)
ドロー 判定1-1 ※20-20、19-20、19-19
△山崎昭博(SUBMIT静岡)
※抽選で新美が決勝へ進出
パンチの交錯から山崎がタックルを仕掛けるが、新美はこれを切る。すると山崎は足関狙いへ移行、アンクルやヒザ十字を狙っていった。しかし新美はこれを防ぎ、バックからパンチを放つと、今度は山崎が上を取りマウントを奪うなど、試合はめまぐるしいグラウンドの攻防へ。2Rも激しいポジションの奪い合いが繰り広げられ、新美がバックを狙えば、山崎がアキレスを狙う。互角の勝負は決着がつかず、判定も三者三様のドロー。新人王トーナメント規定により、くじ引き抽選の結果、新美が決勝に進出した。
▼第4試合 2006年新人王決定トーナメント準決勝 バンタム級 5分2R
△神酒龍一(GUTSMAN修斗道場)
ドロー 判定0-1 ※20-20、19-19、18-20
△井上 英(パラエストラ博多)
※抽選で神酒が決勝へ進出
序盤から井上が幾度となくタックルを仕掛けるが、失敗。すると井上は組み付いてから豪快なフロントスープレックスでテイクダウンに成功する。上からパンチをもらった神酒は顔面が赤くなり、鼻からも出血してしまうが、立ち上がると空手系の蹴りを連発しながら前に出続ける。さらにグラウンドで下になっても、そこから腕十字を極めかけるなど、神酒も一歩も引かない。結果はドローとなったが、抽選の結果、神酒が決勝進出を決めた。
▼第3試合 ライト級 5分2R
○粕谷さかえ(K'z FACTORY)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-18
●谷口智則(マッハ道場)
序盤から共にパンチを繰り出していくが、クリーンヒットはなし。粕谷が組み付きテイクダウンを狙うが、谷口はここで何度もロープを掴み、レフェリーから注意を与えられる。2Rに入ると、粕谷がテイクダウンに成功。マウントも取りかけるなど試合のペースを握り、大差の判定で勝利した。
▼第2試合 58kg契約 5分2R
○嶋田錠二(パラエストラ八王子)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●海老原洋輔(パラエストラ松戸)
1R、海老原が上を取り、肩パンチを連発するが、さしたるダメージは与えられず。対する嶋田はポジションを引っくり返すと、上からパウンドを落とす。互角の展開が続いた1Rに対し、2Rになると嶋田が終始上をキープ。何発か強烈なパンチをヒットさせ、勝利を掴んだ。
▼第1試合 2006年新人王決定トーナメント準決勝 ライトヘビー級 5分2R
○古川“ジュウザ”誠史(相補体術)
TKO 1分54秒
●芦川祥教(和術慧舟會NEW STYLE)
1Rから古川がテイクダウンで上回る。芦川に上を取り返されても何もさせず。2R、古川が上になり、インサイドガードからパンチを浴びせていくと、芦川はすぐ手が出なくなり、レフェリーストップとなった。
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