  
                          全日本キックボクシング連盟主催 
                          「S.W.S.〜Super Weiter Struggle〜」 
                          2006年8月27日(日)東京・後楽園ホール 
                          開場17:00 本戦開始18:30 
                          ※オープニングファイト17:30〜  
                          ▼第9試合 全日本キックVSニュージャパンキック対抗戦 スーパー・ウェルター級 サドンデスマッチ3R 
                            ○金沢久幸(AJKF/IMTC世界ウェルター級王者/全日本ウェルター級3位) 
                            判定3−0 ※三者とも29−27 
                            ●石黒竜也(東京北星/NJKFウェルター級2位) 
                            最低・最悪・醜悪な見世物だった。石黒が反則を犯してくるのは予測できたが、ここまでやるとは前代未聞。この数年間で様々な問題試合が行われたが、これほど酷いものはなかったのではないか。それも、全日本キックボクシング連盟のリングでこんなことが行われるとは……。 
                           1Rから石黒は荒れ狂った。序盤こそ打ち合いを展開していたが、組み付いて後頭部へヒジを入れ、ブレイクを無視してパンチを入れる。これにカッと来たのだろう、金沢もブレイクの直後にハイキックを入れた。怒りを露にした石黒はマウスピースを投げ捨てて金沢に突進、金沢を倒すとマウントパンチで殴るようにし、レフェリーの制止を無視して踏み付けをする暴挙。野口レフェリーがタックルで石黒を抑えようとしたが、なおも攻撃を続けようとしたため全レフェリーがリングに上がり、石黒を制止する。 
                            大の字になってしまった金沢に休憩が与えられ、石黒にレッドカード(減点1)が提示され回復を待って試合再開。この時から金沢の記憶はほとんどなかったという。石黒は金沢を投げ飛ばし、金沢が両膝をつくと顔面にヒザを入れるなどやりたい放題。 
                           2Rになると石黒は組み付いてのヒザ蹴りを連発、金沢もパンチを打っていきマトモな試合になるかと思えば、石黒はすぐに投げ飛ばしたり、倒れた金沢を蹴ったり、組んで頭突き、タックルで倒して倒れ際に頭突きと無法の限りを尽くす。挙句の果てにはタックルで倒した金沢に馬乗りになってのマウントパンチ。 
                            あまりの暴挙に金沢のセコンドにいた金沢の兄弟が怒り、金沢を救出するため馬乗りになっている石黒にロープの外から蹴りを入れた。再び全レフェリーがリングになだれ込み、暴れる石黒を押さえつけて大混乱状態に。怒ったウィラサクレックジムのタイ人までがリングに入り、収拾がつかなくなる。 
                           レフェリー陣が石黒に詰め寄り、注意を与えるが石黒は制止を聞かずに飛び出そうとし、マウスピースの着用を命じてもそれに応じない。北星ジムの玉城会長が飛び出し、石黒に注意を与えるが石黒は全く聞こうとはしない。さらにはリングから飛び出して控え室の方へ帰って行ってしまった。 
                            リング上ではレフェリーが集まって協議。その間に、仲間に説得された石黒がリングに戻り、試合続行の意思を見せる。金沢も回復して両者がリング中央でグローブを合わせて試合再開。 
                             
                             石黒にはレッドカード2枚、金沢にもセコンドが試合に介入したためレッドカード1枚が提示された。 
                           しばらくはまともな試合になったが、石黒は金沢を投げ捨てるとその上にダブルのニードロップを落とす。 
                           
                              
                             3Rになっても石黒はバッティング、倒しながらのヒジなど悪質な反則を繰り返す。金沢も投げ、蹴り足を取ってのバスター、さらに頭突きを返すなどもはやキックボクシングとは言えない試合となった。両者がもつれて倒れる度に、サブレフェリーがすぐにリングに飛び込んでレフェリーと共に石黒を押さえつけたため、何とか最後まで試合は続けられた。 
                           判定はもちろん、金沢の勝利。金沢側が試合を放棄したり、試合続行不可能を訴えてもいいほどの石黒の反則オンパレードだったが、「闘っている内に彼の必死さを感じた」と思ったという金沢の男気で何とか最後まで試合は行われた。 
                             
                              
                             
                           
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                              
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                            ▼第8試合 スーパーウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○望月竜介(UWFスネークピットジャパン/同級3位) 
                            KO 1R2分54秒 ※3ノックダウン 
                            ●白川裕規(SVG/同級4位) 
                          ▼第7試合 日本VSタイ国際戦 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/元プロボクシングWBF豪州ウェルター級王者) 
                            判定2−0 ※30−27、30−30、30−29 
                            ●濱崎一輝(シルバーアックス/同級1位) 
                          ▼第6試合 スーパーウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○佐藤晧彦(JMC横浜GYM/同級6位) 
                            TKO 3R0分40秒 
                            ●吉武龍太郎(アイアンアックス/同級2位) 
                          ▼第5試合 日本VS韓国 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/J-NETWORKミドル級2位) 
                            判定2−0 ※30−29、30−30、30−29 
                            ●MAD☆BULL(韓国/国際キックボクシング連盟ミドル級王者) 
                          ▼第4試合 ウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○金 統光(藤原/同級6位) 
                            KO 2R2分15秒 
                            ●宝樹まもる(勇心館/同級7位) 
                          ▼第3試合 全日本キックVSニュージャパンキック ライト級サドンデスマッチ3分3R延長1R 
                            ○村山トモキ(AJ/同級4位) 
                            延長1回判定3−0 ※三者とも10−9 
                            ●押炉花者(町田金子/NJKF同級6位) 
                          ▼第2試合 ミドル級3分3R 
                            ○木塚龍司(勇心館) 
                            判定3−0 ※三者とも29−28 
                            ●中園貴宏(SVG) 
                          ▼第1試合 ライト級3分3R 
                            ○ユウキ(AJ) 
                            判定2−0 ※28−28、30−28、30−28 
                            ●白濱卓哉(建武館) 
                          ▼オープニングファイト第3試合 フェザー級3分3R 
                            ○レッガラー・鉄(東京北星/NJKF) 
                            判定3−0 ※三者とも29−26 
                            ●甲野裕也(SVG) 
                          ▼オープニングファイト第2試合 ライト級3分3R 
                            △ソルデティグレ・ヨースケ(UWFスネークピットジャパン) 
                            ドロー 判定1−0 ※30−30、30−30、30−29 
                            △野間一暢(JMC横浜) 
                          ▼オープニングファイト第1試合 ミドル級3分3R 
                            ○入月健一(SVG) 
                            判定3−0 ※30−29、29−28、30−29 
                            ●稲村直人(TEAM-1) 
                               
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