TBS/FEG
「K-1 WORLD MAX 2006〜世界王者対抗戦〜」
2006年9月4日(月)東京・有明コロシアム
開場17:00 開始18:00
観衆9,950人(満員=主催者発表)
▼メインイベント K-1ルール 3分3R延長1R
○アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
判定3−0 ※30−26、29−27、30−26
●小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
1R、コヒはジャブを伸ばす&前蹴りで圧力を掛けてくるサワーを下がらせる。パンチから右ローに繋ぐコヒ。
サワーもローキック。コヒは左フックから右ロー、サワーがインファイトになってくると組み付く。コヒの打ち下ろしの右ロー二連発! サワーが組み付いてヒザを出したところでラウンド終了。
2R、押して右ローを蹴るコヒ。しかし、打ち合いに行ったところで右ストレートをもらいコヒが下がる。一気にラッシュをかけるサワー。飛びヒザ蹴りも失敗、パンチで一気に詰めていくサワー。
コヒはクリンチで何とかサワーのラッシュを凌ぐ。さらにラッシュを浴びるコヒ。ローを返していくのが精一杯。サワーの左ボディからの左フック、コヒはクリンチで止めるもイエローカードをもらってしまった。
3R、右ローを連打していくコヒに左右のフックを飛ばしていくサワー。サワーのワンツー、レバーブロー、ハイキックでコヒがクリンチ。組み付いていくコヒ。サワーは右ハイキックからレバーブロー、すぐに左ミドルを蹴ってパンチでラッシュしていく。打たれ続けるコヒはクリンチ。
場内は9.950人(満員=主催者発表)のファンの悲鳴に包まれる。コヒは左右フックで反撃するも、サワーの上下に打ち分けるパンチのラッシュで滅多打ち!
ついに力尽きて両膝を着くコヒにダウンが宣告される。左右のストレートからロー、そしてハイキックにヒザ蹴りと猛攻を加えていくサワーと、クリンチで何とか逃れようとするコヒ。ようやくゴングが鳴り、コヒは自軍のコーナーへ座り込んだ。
▼セミファイナル K-1ルール 3分3R延長1R
○アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
1R、圧力を掛けて前に出るクラウスへコツコツと右ローを繰り出していく佐藤。クラウスは左右のストレートを伸ばして組み付き、フックを入れる。クラウスの速いパンチのコンビネーションを止めるため、佐藤は組み付いてヒザ蹴り。
細かくパンチを当てていくクラウスへ、左右のローキックとヒザ蹴りを合わせる佐藤。クラウスはワンツーを伸ばす。佐藤にホールディングで注意1。ワンツーで前に出るクラウスにテンカオを合わせ、クラウスのパンチはしっかりガードしてローキック。
2R、前に出るクラウスに右ローキックとヒザを合わせる佐藤。クラウスもローを蹴ってパンチに繋げていき、左右フックで佐藤の顔面を襲う。
佐藤はクラウスが離れるとローキック、接近してくるとテンカオ。クラウスの連打が何度か佐藤を捕らえるが、佐藤もすぐにヒザを返す。ショートのフックを繰り出すクラウスとヒザを返す佐藤。クラウスが手数で上回るが、佐藤も打たれながら前に出てローキック&テンカオ。
3R、佐藤がワンツーを出すとクラウスがすかさずコンビネーションブロー。佐藤は押されるもローを返し、クラウスもフック。佐藤の右ローにワンツーを繰り出すクラウス、佐藤もヒザ蹴りを突き上げる。
クラウスは潜り込んでの右アッパー。佐藤の右ローとヒザ蹴りが的確に当たっているが、クラウスは手を出し続けて手数で勝っている。パンチを叩きつけるクラウス、佐藤もパンチを繰り出してローキック。佐藤が飛びヒザ蹴りからローを蹴り、クラウスが打ち返したところでゴングが鳴った。
▼第8試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
TKO 2R0分33秒 ※ドクターストップ
●前田宏行(日本/BUKUROジム)
1R、前田がいきなりの飛びヒザ蹴り! 続く左ジャブの相打ちでダウンを奪う! 再び飛びヒザ蹴りからパンチの連打、カラコダもフックを返すが、前田の回転力が上回る。カラコダのローキックに前田の体が揺らぐ。
カラコダのローキック、ジャブも当たる。前田は手数が減ってきた。カラコダはガードを固めてジャブ、そしてローキック。前田も右ストレートを返すが、カラコダのワンツー、そしてローキックがヒット。カラコダはローとワンツー。
2R、ジャブから左右のパンチを叩きつけていく前田にカラコダがローキック。お互いにアッパーを打ち合い、フックで殴り合うと前田が左目上から流血してドクターチェック。「左のまぶたが切れて目がふさがっている」とのドクターの説明があり、前田が無念のTKO負けとなった。
▼第7試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
TKO 2R0分59秒 ※レフェリーストップ
●須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)70.0kg
スーツ姿のダンサーズを従えて、ロングガウンで現れた須藤。場内の女性ファンも一緒に踊る。花道でダンサーズと一緒にダンスを踊る須藤はたっぷりと時間をかけて入場する。須藤、2年ぶりのMAXのリングへ。
1R、腰を極端に落とした低い横構えからカニのようにあるく須藤、シャファーはその挑発に乗らない。普通に構えなおした須藤は右ローキック、シャファーが右ストレートをヒットさせると、須藤がすぐにバックブロー。
須藤がサイドキック二発からバックキック、シャファーはワンツーを放って一気にダッシュすると須藤がロープに詰まる。須藤は前蹴りやバックキック、変な構えなどトリッキーさを炸裂させるが、シャファーは知らん顔。左フック、右ストレートで追い詰めると須藤は組み付く。
2R、ローを飛ばす須藤をフックで脅かすシャファー。須藤がバックキックを放った直後、シャファーの華麗な右のバックスピンキックがヒット! 踵がモロにアゴを捕らえ、ダウンを奪う! 立ち上がった須藤へシャファーは左のパンチ連打! 須藤を追い回すと一方的な展開になり、レフェリーが試合を止めた。
▼第6試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ドラゴ(アルメニア/チームIT’S SHOWTIME)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−26
●寒川直喜(日本/バンゲリングベイ)
1R、両者が足を止めてパンチを打ち合う。寒川は細かい連打からローキック、ドラゴはしっかりと両腕でガードしてローを返す。ドラゴが強烈なパンチを叩きつけながら前に出ると、寒川は両腕を閉じて亀のようにブロック。
ドラゴが打ち終わると両手を広げて“効いてないよ”のポーズ。そして、左ミドルと細かいパンチからローキックを打つ。ドラゴも左ロー。思い切ったフックを放っていくドラゴに対し、寒川はしっかりブロックして細かい連打でガードを固めさせてのローキック。
2R、ジャブと前蹴りで距離をとる寒川へドラゴがパンチで迫る。寒川はワンツー、ジャブ、ハイキックを放ち、ドラゴがフックで飛び込んでくるとヒザを突き上げる。ドラゴは蹴られながらもレバーからフック、そしてロー。
なかなか近づけないドラゴは飛びヒザ蹴りも繰り出し、徐々にドラゴが左右のストレートで押し始める。寒川に若干の疲れが見えた。
3R、ドラゴが左右のストレート、フックを伸ばしてローキック。寒川も打ち合ってヒザ蹴り。しかし、左ミドルに右ストレートをカウンターでもらいダウン! 左ボディからの右フック、寒川も打ち返していってドラゴを下がらせる!
ドラゴのハイキックからの左右フック。寒川も左右のストレートでドラゴにコーナーを背負わせる。ドラゴは顔面にパンチを集めて寒川にガードさせてレバーブロー、バックキック。ドラゴの踵落としに寒川も踵落しを返す。ドラゴの前蹴りに下がった寒川へレバーブロー、左右フックを叩きつけ、レバーブローから右ハイキック。寒川も前へ出て打ち合いに行くが、ドラゴはバックキックを合わせて寒川を吹っ飛ばした。
▼第5試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
KO 1R0分15秒 ※左フック
●宍戸大樹(日本/シーザージム)
1R、前に出る宍戸が左右ローからパンチの連打でコーナーへ詰めていく。手数を出して攻める宍戸へブアカーオが左ハイキック。ロープを背負ったブアカーオに宍戸が放った左フックにブアカーオが左フックをカウンター!
この一発で宍戸はバッタリと倒れ、起き上がることは出来なかった。宍戸は周りから厳重注意されていた右のガードを下げてしまったのが敗因となった。
▼第4試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ファリッド・キダー(フランス/バグレノボクシングクラブ)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−28
●山本優弥(日本/青春塾)
1R、右フックからバックキックを繰り出すキダー。顔面への前蹴りからアッパーを繰り出し、変則的な動きで攻めていくが山本は落ち着いた表情でジャブからローを繰り出していく。右ローを連打する山本、キダーはバックブロー。
2R、細かくパンチを出して行くキダーに、右ローを連打していく山本。キダーは蹴りは速いがパンチの切れが今ひとつ。山本も左フックを狙っていくが、ヒットは無い。
山本はレバーブローを集中的に狙っていき、キダーは前蹴りを出しながら下がる。キダーはクリンチが多い。山本が前に出るところでキダーの右ストレートがクリーンヒット、山本もパンチを返そうとするが、キダーは上半身の動きだけでパンチをかわしていく。
3R、首相撲で山本を倒していくキダー。バックキックを出すも当たらない。山本が打ち合いに行くと、強引な左右フックを振り回す。山本はパンチで打ち合おうと前に出て行くも、キダーにすぐに組み付かれてしまいパンチが当たらない。
アッパーを放ち、頭を低くして入るキダーのバッティングが多い。組み付くキダーにイラつく山本は飛び込んでいってパンチ、打ち合いになるとキダーの振り回す左右フックが山本のパンチを止める。
これという展開がないまま、終了のゴングを迎えた。
▼第3試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○HAYATO(日本/FUTURE_TRIBE)
延長判定 3-0 ※10-9、10-9、10-9
本戦判定 1-1 ※30−29、30−30、29−30
●アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
1R、HAYATOがいきなり仕掛けていく! 右ローから右ストレートで前に出ると、キシェンコも渾身のローで激しくぶつかり合う。HAYATOのワンツーにボディ打ちを返すキシェンコ。これにHAYATOが下がる! キシェンコはボディー打ち、そしてヒザ蹴り。
HAYATOもボディを打ち返していくが、ヒザ蹴りをブロックするのが精一杯。ヒザ蹴りとボディ打ちを連打していくキシェンコに、HAYATOが渾身のワンツー! これにキシェンコが下がり、HAYATOがラッシュを仕掛けていく! 形勢逆転。
2R、ミドルの蹴り合いからキシェンコがヒザ蹴りとローキック。HAYATOも右ストレートから組み付いていくも、首相撲でキシェンコが転がしていく。HAYATOはワンツーでどんどん前に出て行くと、キシェンコは疲れが見え始めた。
パンチを出してHAYATOを下がらせようとするキシェンコだったが、早とはワンツーで突っ込みボディへ繋げる。HAYATOが攻め、キシェンコが返す激しい攻防! HAYATOが前へ出続ける。
3R、左ミドルのキシェンコとローキックのHAYATO。再び打ち合いに転じてHAYATOが左ミドルからワンツーで前に出る。キシェンコは下がりながらもフック、レバーブロー、またフック。打たれてもHAYATOは下がらずにローを蹴り、ワンツー。HAYATOがロープに詰めて右ストレート2発をヒット! キシェンコは下がりながら左ミドルを入れて、フックを当てようとするが、HAYATOはレバーブローの連打とワンツー。
喰らっても喰らっても前に出続けるHAYATOの右ストレートからのレバーブロー。キシェンコはHAYATOを何度も足払いで倒す。そして左ミドルの連打! HAYATOがワンツーで前に出る! キシェンコが足払いで倒したところで試合終了となった。
判定は30−29、30−30、29−30と三者三様のドロー、延長戦へ突入する。
延長戦、ヒザ蹴りと思い切ったフックでキシェンコが前に出る。HAYATOもローを蹴ってパンチ二つ投げていくが、キシェンコのヒザ蹴りと下がりながらのパンチが的確に入る。ワンツーで突っ込むHAYATO、キシェンコは左ミドルだ。左ミドルにHAYATOの左ローからの右ストレートがカウンターでヒット! ロープに詰めて連打するHAYATO!
キシェンコも体を入れ替えてパンチ、ヒザ蹴り。HAYATOのワンツー! キシェンコがすぐにヒザ蹴りで逆襲。前に出るHAYATOがローキックを繰り出すと、キシェンコは首相撲でHAYATOをコカす。左ミドルを連打するキシェンコに、アッパーを交えたパンチのコンビネーションでラッシュを仕掛けるHAYATO。一進一退の攻防と両者の気迫に場内が大いに沸いた。
判定は三者とも10−9でHAYATOの勝利! 前に出続ける、今までのHAYATOにはなかった気迫で恐るべきウクライナのティーンエージャーを下した。
▼第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○安廣一哉(日本/正道会館)
判定2−0 ※29−28、29−29、30−28
●アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)
※両者の同意により71kg契約
1R、安廣は回りながらのローキック。アンディは前へ出てミドルキックから右ストレートをグンと伸ばす。安廣はバックキックを放ち、右ローキック。アンディの長いリーチから繰り出すパンチをヒョイと避けてローを入れていく。レバーブローからローキック、動き回って攻める余裕のある安廣。
2R、右ストレートからのローで前に出る安廣。前足へのローの集中砲火で、アンディの出足が止まり始める。アンディもワンツーを返していくも、安廣はガードまたはステップで軽々とかわしてローを入れていく。アンディのハイキック、安廣が組み付くとアンディは右のフックを叩く。
3R、ボビーの檄を受けてコーナーを出たアンディ。左ミドルを放つと、安廣は胴廻し回転蹴りで場内を沸かせる。ワンツーで前に出て来るアンディへローを合わせる安廣。アンディはヒザ蹴りで飛び込み、安廣に左右のミドルキックを浴びせていく。ワンツーで入っていく安廣へ、アンディがヒザ蹴りを突き上げる! 圧力を掛けて前に出る安廣だが、倒すことは出来なかった。
▼第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−29
●TATSUJI(日本/アイアンアックス)
1R、レバーから左右フック、飛び込み様の右ストレートと速いパンチで攻めるザンビディス。TATSUJIは迎え撃つ形でフックを振るっていくが、ザンビディスの出入りが速いためヒットが奪えない。TATSUJIは左ミドルを連発、捕まえてのヒザに活路を求める。
右のオーバーハンドフック、左ショートフックと打ち分けるザンビディスに対し、上背で優るTATSUJIはヒザ蹴りを効果的に使って行く。ザンビディスの入り際、そして下がり際にもヒザ蹴りを合わせるTATSUJI。左ミドルも効果的に使ってザンビディスを入らせない。
2R、打ち合いを挑んでいくTATSUJIが前に出る。ザンビディスがフックで打ち合ってくるとヒザ蹴りだ。右ローキックからヒザ蹴りのコンビネーションが冴えるTATSUJI。思い切ってフックを振り回すザンビディスとは距離が開いているため、TATSUJIはよくパンチが見えている。ザンビディスはTATSUJIがパンチで出て来るのを待ち、ブロックしてフックを返す。パンチの回転力ではザンビディスが勝るも、TATSUJIの右ローキックとヒザ、そして繋げるパンチで優勢に立つ。
3R、フックで打ち合う両雄だが、TATSUJIはヒザ蹴りにまでつなげて行く。TATSUJIのパンチをガードして、回転力で勝るザンビディスが左フックを当てていく。ザンビディスの飛びヒザ蹴り! TATSUJIは両手を開いて“効いてないよ”のポーズ。TATSUJIは接近してインファイトでフックを打ち合う。ガードを固めるザンビディスに四発叩き込み、右ストレート。TATSUJIの空振りが目立ち、ザンビディスの方が当てている。
TATSUJIも覚悟を決めて足を止めて打ち合う両雄!左フックでザンビディスがグラつく! 真正面からのフックの応戦に場内が沸いた!
判定は3−0でザンビディス。しかし、ザンビディスと互角に打ち合い、好試合を見せたTATSUJIの株はさらに上がっただろう。
▼オープニングファイト2 K-1ルール 3分3R延長1R
○ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
判定3−0 ※30−27、30−28、29−27
●SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム ハードコア)
1R、どっしりとムエタイスタイルに構えるジョーダンへ、ローキックを繰り出すアマラ。両者のフックが空を切り、アマラは左ミドル。アマラがフックで入っていくと、思い切ったフックを振り回すジョーダン。前に出るジョーダンは左右のフックからアッパー、押されたアマラだがすぐにパンチで前へ。ジョーダンの右アッパーがヒット!
続く左フックもヒットする。アマラもすぐに打ち返していく。ジョーダンの方が確かなボクシング技術を持っているようだ。打ち合っては不利と見たか、アマラはパンチではなくジョーダンのフックに合わせての左ミドル、そして前蹴りと蹴り主体にチェンジ。
2R、左ミドルを連打していくアマラ。ジョーダンが近づいてくると前蹴りで突き放す。アマラが組み付こうとすると、ジョーダンがショートアッパーをヒットさせ、すぐにフックをフォロー。パンチでドンドン前に出るジョーダンをミドル、前蹴りで止めるアマラだが、パワー差があるため組む場面が多い。
アマラは突然のラッシュ、右フックで美容に倒れる。ジョーダンをロープに』押し付けてパンチのラッシュをしかえるが、ジョーダンのパンチの方が性格だ。それでも気持ちで前に出るアマラ。パンチを放って前に出続けるアマラと打ち合うジョーダン。
3R、強烈な左ミドルから左右のフック、アッパーを放って前に出続けるアマラ。足を止めてのフックの打ち合いを挑む。ジョーダンのフックがヒットするもアマラは下がらず、左右のストレートとフックで責め続ける。ジョーダンはジャブとステップを使って離れようとするが、アマラが突進してくるため防御に徹しれしまう。
逆にショートのアッパーとフック、ヒザを入れるアマラ。ジョーダンもハイキックを返していくが、アマラのパンチ連打に押される! 残り時間僅か、アマラが打ち合いに行ったところでロープを背負ったジョーダンが左フック! 自分の右フックも空振りした勢いでバランスを崩したアマラにダウンが宣告される。そして、すぐにゴング。アマラにとっては不運な最後の場面でのダウンだった。
▼オープニングファイト1 K-1ルール 3分3R延長1R
○サトルヴァシコバ(日本/勇心館)
KO 1R0分55秒 ※3ノックダウン
●タカ・オサミツ(日本/伊原道場)
1R、ヴァシコバがゴングと同時にダッシュしていきなりの左ストレートで奇襲攻撃、左ストレートで速攻のダウンを奪う。タカが立ち上がると再びラッシュを仕掛けるヴァシコバ。タカはハイキックで応戦するも、ヴァシコバの左ストレートを浴びて再びダウン。
何とかヴァシコバの勢いを止めようとジャンピングキックを繰り出すタカへ、ヴァシコバの左ストレートがクリーンヒット! ヴァシコバはロープに押し付けてタカを滅多打ち! レフェリーが割って入りストップ。勝利の雄叫びを挙げるヴァシコバだった。
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