9月8日(金)東京・後楽園ホールにて、サステイン主催「プロフェッショナル修斗公式戦 supported
by Crymson」が開催され、初代世界バンタム級王者のマモル(STG横浜)と第4代世界ライトヘビー級王者の山下志功(パラエストラ札幌)の2大世界王者が揃って参戦。格闘技の新興勢力リトアニアからの刺客を迎え撃った。
メインイベントでエリカス・ススロヴァス(リトアニア)と対戦したマモルは序盤からススロヴァスを圧倒。変則的な組み手でスタンドの状態からフロントチョークを仕掛けるススロヴァスだったが、マモルはそれに付き合わず。ススロヴァスを首相撲の態勢に捉えると、強烈なヒザ蹴りをボディに突き刺す。
そのままスタンドの打撃戦に持ち込んだマモルは、右のミドルを効かせると、動きの止まったススロヴァスに対して、ボディと顔面にパンチの連打を叩き込んで、1R2分14秒レフェリーストップによるTKO勝利。
リトアニアで実績を残しているとはいえ、まだクラスBのススロヴァスに、マモルが世界王者としての力の差をまざまざと見せ付ける結果となった。
一方、セミファイナルで世界王者奪取後の凱旋試合に挑んだ山下は、グラヴィダス・スマイリス(リトアニア)に苦戦。1R開始直後にパンチから組み付いて、テイクダウンを狙っていた山下だったが、スマイリスの再三のロープ掴みによる反則でペースを崩されると、グラヴィダスの左フックを何度も顔面に受けてしまう。
結局、その後も山下のテイクダウンを阻止しようと、ロープ掴みの反則を繰り返したグラヴィダスの2R3分21秒反則負けという結果に終わり、山下にとっては不完全燃焼の試合となった。
その他ではマモルと同階級のBJ(AACC/世界バンタム級3位)と漆谷康宏(RJWセントラル/世界バンタム級4位)が、共に下位ランカーからの挑戦を退けている。試合結果詳細は以下の通り。
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦 supported by Crymson」
2006年9月8日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<全試合結果>
▼メインイベント 57kg契約 2回戦
○マモル(同級世界王者/シューティングジム横浜)
TKO 1R2分14秒 ※レフェリーストップ
●エリカス・ススロヴァス(リトアニア)
▼セミファイナル ライトヘビー級 3回戦
○山下 志功(同級世界王者/パラエストラ札幌)
反則負け 2R3分21秒 ※ロープ掴みによる失格
●グラヴィダス・スマイリス(同級欧州3位/リトアニア)
▼第9試合 バンタム級 3回戦
○BJ(同級世界3位/AACC)
一本 2R4分00秒 ※スリーパーホールド
●下川 雄生(同級世界6位/K'zファクトリー)
▼第8試合 バンタム級 3回戦
○漆谷康宏(同級世界4位/RJWセントラル)
判定 3−0 ※30−26、30−26、30−26
●高橋大児(同級世界10位/秋本道場JUNGLE
JUNCTION)
▼第7試合 ウェルター級 3回戦
○天突頑丈(同級環太平洋7位/PUREBRED大宮)
TKO 1R2分46秒 ※レフェリーストップ
●八隅孝平(パラエストラ東京)
▼第6試合 ライト級 2回戦
○田村彰敏(同級環太平洋9位/総合格闘技津田沼道場)
一本 1R2分16秒 ※腕ひしぎ十字固め
●粕谷さかえ(K'zファクトリー)
▼第5試合 ライト級 2回戦
○孫 煌進(スクランブル渋谷)
判定 3−0 ※19−16、19−16、19−16
●村山英慈(シューティングジム八景)
▼第4試合 バンタム級 2回戦
○正城ユウキ(クロスワンジム湘南)
判定 3−0 ※20−19、20−18、20−19
●岡田剛史(TKエスペランサ)
▼第3試合 ウェルター級 2回戦 2006年新人王決定トーナメント準決勝
○佐々木信治(総合格闘技道場 BURST)
一本 1R2分52秒 ※三角絞め
●アローイ石橋(パラエストラ札幌)
▼第2試合 フェザー級 2回戦 2006年新人王決定トーナメント準決勝
○松本輝之(シューティングジム大阪)
判定 3−0 ※20−17、20−17、20−17
●Atsushi13号(パラエストラ東京)
▼第1試合 ライトヘビー級 2回戦 2006年新人王決定トーナメント準決勝
○武田光博(パラエストラ札幌)
一本 2R2分37秒 ※チキンウイングアームロック
●古川“ジュウザ”誠史(相補体術)
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