全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2006“CUB☆KICK'S 3days” 2nd
「青春塾祭り 〜Naokick's〜」
2006年10月8日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
※オープニングファイト開始17:15〜
▼メインイベント CROSS BOUT 59kg契約 3分5R
○石川直生(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
判定3−0 ※50−45、50−46、50−46
●大高一郎(山木ジム/元MA日本フェザー級王者&現スーパー・フェザー級3位)
まずは大高が入場。続いて石川が赤いがウン姿で登場した。
1R、ゴングと同時に前蹴りで飛び出た石川だったが、自ら転倒してしまった。大川はくっ付いてヒザ蹴り。対する石川はヒザ蹴りで倍返し。それで勢いに乗った石川は余裕が出たのか、万歳のポーズで相手を挑発する。
大川は組み付いてヒザ蹴り。じりじりと圧力をかける石川は首相撲からヒザ蹴り。打ち合いを臨むと大川も負けじと返していく。もつれるように両者は組み合い、ヒザ蹴りを出し合ったところでゴング。
2R、左ハイから一気にパンチでラッシュする大高。石川は回転ひじで対抗する。前蹴りで突き放しながらも一揆に詰めた石川は首相撲で追い込む。さらには二段飛びヒザ蹴り。動きの止まった大川に石川のヒザ蹴りが鋭く襲い掛かる。
3R 距離を詰める石川はヒジを放っていく。大川の左フックが入るも、石川は目げずにヒザ蹴り。石川の狙った肘が大高の前に出てきたところを捕らえ、大高のコメカミはカットされた。ドクターチェックの後に再開。石川は怒涛の肘のラッシュを見せる。
4R 気持ちが全面に出るラウンドとなった。執拗に首相撲をからヒザ蹴り、肘を狙っていく石川。気持ちの折れない大高は突き放しながらミドルを蹴っていく。石川は無表情のまま一方的な攻撃を見せるも大高は倒れない。終了間際に大高のヒザ蹴りが入り、石川は一瞬だがグラリ。
5R 大高のパンチに対し、石川はあえて肘を狙っていく。お互いにクリンチすると、石川は腰の強さを利用してテイクダウンしながらも上を取った。前蹴りからヒザ蹴りと単調な攻めを見せる石川。両者にクリンチが目立つために減点1が言い渡された。
残り時間わずかのところで両者打ち合いにいったところ、石川が首相撲から大高のテンプルにヒザ蹴り。これで大川はダウン。大川はすぐに立ち上がりノーダウンをアピールするもダウンカウントが入った。ここでゴング。
石川は判定で勝利し「今日は最後までありがとうございました。今日の興行は胸をはってキックが世の中に出る一歩にしたかったんですけど……。こうやって自主興行が出来たのはみなさんのおかげです。今日の勝ち方では堂々とアピールできないが、ボクも精進して次につなげたいと思います」とマイクを握った。
▼セミファイナル 全日本スーパー・ウェルター級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分5R
○山本優弥(青春塾/全日本ウェルター級1位)
TKO 2R1分23秒 ※鼻骨骨折でドクターストップ
●貴之ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム/全日本スーパー・ウェルター級7位)
まずはタイの民族風の入場テーマ曲が流れる中、貴之を先導するセコンドが酔っ払いの親父のようにゆっくりと踊りながらノリノリで登場。貴之の表情は臨戦態勢十分の表情だ。続いて紫色のガウンを着た山本がしかめっ面でリングイン。
1R、いきなり左ミドルを連発する貴之。そして勢いに乗り、山本をロープに追い込む。対する山本は冷静にローを返していく。山本が出てきたところを貴之は肘。
距離を取る山本は前蹴り。山本はミドル主体にシフトチェンジすると、動きの止まった貴之にパンチ連打をお見舞いする。山本がラッシュで追いこんだところでゴングが鳴った。
2R、貴之が出てきたところを山本は強烈な左フック。それでリズムを掴んだところ、山本はカウンターで肘。貴之の鼻はグニャリと折れ曲がった。リング下にいたサブレフェリーはその異変をレフェリーに訴えたのだが、試合は続行された。
立て続けに貴之の鼻にクリーンヒットで入る山本の縦ヒジ。完全に折れ曲がり鼻血が出てきたところでレフェリーはチェックし、山本に勝ちが告げられた。
マイクを握った山本は「今日はありがとうございました。臨んでいた勝ち方とは違っていました。ずっと負けが続き、こんな辛いキック人生は初めてです。それでもずっと応援してくれてる人に感謝しています。次の試合は気持ちの強い闘いとなるのでみなさん応援よろしくお願いします」と歓喜の表情で次の石川につないだ。
石川直生お勧めブランド「K.N.A.C.K」のファッションショーが開催された。ショーのモデルとして、全日本バンタム級王者・藤原あらし、WFCA世界スーパー・ライト級王者サトルヴァシコバの2選手がオシャレな格好で登場した。
▼第4試合 四十内としえ引退記念スペシャル・エキシビションマッチ 2分2R
渡辺久江(DEEP女子ライト級王者)
※エキジビションのため勝敗なし
四十内としえ(青春塾)
▼第3試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R
○海戸 淳(S.V.G./全日本ライト級7位)
KO 2R2分29秒 ※3ノックダウン
●長谷川誠(青春塾)
▼第2試合 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ3分3R
○後藤友宏(TEAM GO/元NKBウェルター級2位)
TKO 2R1分41秒 ※ヒジによるカット
●大蔵“PHOENIX1号”(PHOENIX)
▼第1試合 ライト級 3分3R
○寺崎 健(青春塾)
判定2−0 ※30−29、30−29、30−30
●佐藤翔太(SVG)
▼オープニングファイト第3試合 バンタム級3分3R
○石村修一(スクランブル渋谷)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−29
●塚原 健(青春塾)
▼オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級3分3R
○梅原ユウジ(REX JAPAN)
KO 3R1分27秒 ※右ハイキック
●小松 喬(青春塾)
▼オープニングファイト第1試合 女子ライト・フライ級2分3R
○YUKAЯI(青春塾)
判定3−0 ※30−28、30−29、29−29
●MITSUKI (DRAGON)
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