10月21日(土)東京体育館にて、新極真会主催「第38回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」1日目が行われた。
変幻自在のハイキックの応酬、上段ヒザ蹴りで衝撃的なKOなど、初日からすさまじい試合が展開された今回の全日本選手権大会。
世界王者の鈴木国博は、3回戦で左の中段廻し蹴りで豪快な一本勝ちを収めるなど、王者らしい貫禄の戦いぶりで勝ち上がり、完全復活を目論む塚本徳臣は危なげない試合運びで2日目に駒を進めた。
一昨年の全日本王者である塚越孝行も順当に初日を突破し、“人間風車”こと大ベテランの谷川光は3回戦で坂本晋治を激闘の末に、体重判定で下し4回戦へ進出。
若手有力選手では山田一仁、森健太、久野浄英、渡辺大士らが勝ち上がり、他流派の白蓮会館の世界王者・北島悠悠が強烈な上段左ヒザ蹴りを武器にダークホース的な活躍を見せるなど、非常にバラエティ豊かなメンバーが勝ち残り、鈴木の連覇・塚本の王座返り咲きに注目が集まる中、どんな激闘が繰り広げられるのか、明日の大会が非常に楽しみとなった。
また今大会では全日本大会で初めて女子部門が開催。今や格闘技界だけでなく、一般メディアからも注目されている“地上最萌の空手”小林由佳は、これまで以上に鋭さを増した得意のステップ・ワークから繰り出すパンチを武器に3回戦に進出。
砂川美佳は2回戦で森美樹のボディを効かせて勝利、兼光のぞみは試合中、相手選手の掴み反則をアピールするなど、持ち前の気の強さを示して勝ち上がっている。
新極真会主催
「第38回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2006年10月21日(土)東京・東京体育館
試合開始10:00
<各ブロック3回戦までの勝者>
●Aブロック
渡辺秀樹(厚木赤羽支部)
吉田富和(福岡支部)
北島悠悠(白蓮会館)
野本尚裕(愛媛支部)
●Bブロック
山田一仁(大阪北支部)
新保 智(鹿児島支部)
保本 学(横浜木元支部)
塚越孝行(千葉松戸道場)
●Cブロック
久野浄英(東京城南川崎支部)
森 健太(福岡支部)
酒井裕樹(北海道支部高森道場)
塚本徳臣(世田谷塚本道場)
●Dブロック
谷川 光(西神奈川支部)
平山竜太郎(札幌東道場)
渡辺大士(福岡支部)
鈴木国博(厚木赤羽支部)
<女子2回戦までの勝者>
兼光のぞみ(大阪北支部)
砂川美佳(総本部道場)
福田美み子(群馬支部)
岡田 円(西山道場)
増山愛理(九段高等学校)
砂川久美子(総本部道場)
小林由佳(西山道場)
佐藤弥沙希(和歌山支部)
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