日本サブミッションアーツレスリング連盟
『全日本サブミッションアーツレスリング選手権2006「闘」TATAKAI「38」』
2006年10月22日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス6F
1stSTAGE AM9:30開会式 AM10:00開始
2ndSTAGE PM14:00開会式 PM14:10各クラス決勝トーナメント開始
※この大会の動画を「リングサイドムービー」にて公開決定!
10月22日(日)東京・大森のゴールドジムサウス東京アネックス6Fにて、日本サブミッションアーツレスリング(SAW)連盟主催『全日本サブミッションアーツレスリング選手権2006「闘」TATAKAI「38」』が開催された。
今大会は、関節技本来の極めと技術を極(きわ)めてお互いが切磋琢磨して試し合うことを目的として、「闘」TATAKAI「38」と銘打たれ、選手権クラス(無差別級)、ルーキークラス(体重別)、そしてパンチ&キックを加えたSP(スペシャル)クラスの三段階に分けて試合が行われた。
選手権クラスでは、「無差別級SAWランキングマッチ」と称されたトーナメントが行われ、リーグ戦で勝ち上がった選手が進出した。SAW初の試みとなるこのランキングマッチの優勝者には、全日本無差別級初代王者の栄光が与えられる。
全日本無差別級SAWランキングマッチにエントリーしたのは計12名。A〜Dの4つのリーグに3名が入り、総当たりとなる。この試合が全て、午前中の1stSTAGEで行われ激闘が繰り広げられた。
Aリーグからは、SAW本部一の新鋭・中倉憲一(SAW本部)。Bリーグからは全日本体重別4連覇の山口隆(SAW関西)、Cリーグからは佐藤優一(クロスポイント)、Dリーグからは全日本体重別7連覇の小西良徳(SAW本部)がそれぞれ2ndSTAGEに進出した。2ndSTAGEからは、トーナメント形式となり、Aリーグ1位の中倉とBリーグ1位の山口が、Cリーグ1位の佐藤とDリーグ1位の小西がそれぞれ1回戦で対戦することになった。
そして名だたる強豪を押さえて決勝へと駒を進めたのは中倉と小西。1R、低空タックルを積極的に仕掛ける小西。上背の中倉はテイクダウンされまいと、ことごとく切っていく。終盤、片足タックルからテイクダウンに成功した小西はアキレス腱固めを極めかけるもゴングで逃げられてしまった。
2Rも同様に片足タックルを仕掛ける小西。中倉ががぶりにきたところを自分から引き込む体勢に持ち込み、下になる小西だが攻撃の糸口が掴めない。
両者に得点差がないためにサドンデスマッチに突入。お互いにおでこをつけて見合う中、一本背負いに出た中倉。しかしこれが失敗し、中倉は下のポジションに。一瞬の隙を突いて足をキャッチした小西は電光石火のアキレス腱固めで一本勝ち。
優勝した小西が全日本無差別級の初代王者となり、2位の中倉はランキング1位となった。
また、全日本ルーキークラスでも白熱した試合が続いた。各階級のルーキークラスの優勝者は来年のランキングマッチにエントリーする権利がある。来年はどういったメンバーが揃うことになるのか、非情に興味深い。
そしてワンマッチでは、SPの王者・館智行(伍輪門)が村井義明(未来格闘塾)と対戦。お互いにロー、ミドルを出し合ったが決定打はなし。手数の多かった館が判定勝利を収めた。
大会総括を行ったSAW創始者の麻生秀孝氏は「大会準備に疲れていたが、試合の熱気と日頃の練習の成果を思う存分見たことで若いパワーを戴きました」とご満悦。
「今日は“試合”という試し合いの場所であって、みなさんの練習は明日から続く。これからも頑張って下さい」と大会出場者に激を飛ばし大会を締めた。
<入賞者>
▼全日本無差別級SAWランキングマッチ
優勝 小西良徳(SAW本部)
2位 中倉憲一(SAW本部)
3位 佐藤優一(クロスポイント)
4位 山口 隆(SAW関西)
5位 高江州朝也(SAW関西)
6位 遠藤 隆(SAW東北)
▼全日本ルーキークラス −60kg
優勝 長谷川秀樹(和術慧舟會)
準優勝 永山晃大(日本ウェルス)
▼全日本ルーキークラス −68kg
優勝 岩本元貴(湘南格闘)
準優勝 高出鉄平(頂上会)
▼全日本ルーキークラス −78kg
優勝 庵 孝洋(スポーツ会館)
準優勝 向井真司(SAW本部)
▼全日本ルーキークラス −88kg
優勝 内田俊英(SAW本部)
準優勝 根本将裕(豊道館)
▼全日本ルーキークラス +88kg
優勝 久原雅史(フリー)
準優勝 丸山 智(SAW本部)
▼ワンマッチ(SPクラス、パンチ有り)
○館 智行(伍輪門)
判定 3−0
●村井義明(未来格闘塾)
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