G-STYLE
『G-SHOOTO plus 07』
2006年11月19日(日)東京・新木場1stRING
開始18:00
▼第7試合 クラスB ミドル級 5分2R
○マテウス・イリエ・ネキオ(ブラジル/PUREBRED大宮)
判定 3−0 ※20−17、20−17、20−17
●新美吉太郎(津田沼道場)
新美は06年の全日本選手権ミドル級3位。一方のマテウスは05年のミドル級3位。この試合が事実上のミドル級3位決定戦となる。
1R、両者見合う中、振り回すパンチとローで試合の主導権を握ったマテウスは足関節の体勢へ。決めきれないと判断したマテウスは振りほどき、ガードポジションの新美にパウンドを落としていく。
2R、組み付いたマテウスはマウントポジションを奪取。セコンドの指示が飛ぶと、そちらの方に顔を向けて余裕を見せる。マウントパンチを受けながらも耐える新美は起き上がったが、マテウスは腕十字。腕は完全に伸びきったのだが、新美は奇跡的に脱出し立ち上がる。
スタンドの展開では、マテウスが強烈な打撃でプレッシャーを与え続ける。決着はつかず判定でマテウスが勝利し、メインを締めた。
今大会を持ってG-SHOOTOはラスト。次回からは「BATTLE MIX」と大会名を代え、男女混合のミックスの試合が行われていくことになる。
▼第6試合 クラスB バンタム級 5分2R
△塙 真一(パラエストラ小岩)
ドロー 判定 0−0 ※19−19、19−19、19−19
△手塚 豊(和術慧舟會タイガープレイス)
WKのハンマーパンチャーの手塚とパンチコンビネーションが売りの塙の一戦。
1R序盤から、打撃巧者の両者だけにレベルの高い打撃戦を繰り広げられた。手塚は回転の早いパンチと伸びるストレートで徐々に塙を追い詰める。
2R、塙が手塚の打撃に付き合わずタックルからテイクダウン。そして上を取るとガードポジションの手塚にパウンドを叩き込む。
手塚はコーナーを背にしながら何とか立ち上がろうとするも、塙は上から押さえつけスタンドの展開に持ち込ませない。一度はスタンドに戻したが、すぐにグラウンドの展開へ。
ロープから手塚の体がはみ出るも塙がパウンドを落とし続けたために、手塚はぶち切れ。反撃しようとした手塚だったが、ここでゴング。一進一退の接戦はドローに終わった。
▼第5試合 クラスB ウェルター級 5分2R
○ガイ・デルモ(アメリカ/TEAM BLAZE脇町/'06アマ全日本準優勝)
一本 2R2分15秒 ※ストレートアームバー
●アローイ石橋(パラエストラ札幌)
1R、強烈な右ローを放ったガイはパワーで石橋を追い込む。バックを取ると、自分もジャンプするかたちでバックドロップし、石橋をマットに叩きつける。勢いの止まらないガイはグラウンドでは力強いパウンドを落としアグレッシブに試合を進める。
2R、タックルに来た石橋をがぶったガイはパウンド。足で突き放す石橋だったが、サイドについたガイは腕を取ると一気にストレートアームバーで絞り上げ。ガイがデビュー戦を勝利で飾った。
▼第4試合 クラスC+ ストロー級 5分2R
○兼谷絵里(和術慧舟會A-3)
一本 1R4分31秒 ※腕ひしぎ十字固め
●長嶺妙子(禅道会広島支部)
パンチで距離を詰めた兼谷はタックル。対する長嶺はフロントチョークで応戦したが、兼谷は首を引っこ抜いてピンチを脱出した。
グラウンドになれば兼谷のペース。兼谷はじりじりと腕を取り三角絞めの体勢へ。しかし粘る長嶺は体勢を変えながら逃げようと必死。最後に兼谷が腕十字で捕らえると、長嶺の伸びきった腕を見てレフェリーがストップをかけた。
▼第3試合 クラスC+ 62kg契約 5分2R
○たま☆ちゃん(巴組)
一本 1R1分10秒 ※腕ひしぎ十字固め
●魔魅虎(パラエストラ八戸)
1Rゴングと同時にブンブンパンチを振り回しながら組み付いたたま☆ちゃん。そしてテイクダウンすると、容易ににサイドポジションを奪った。
一度はガードポジションに戻した魔魅虎だったが、たま☆ちゃんはすぐにマウントポジションを取り返す。じっくりとポジションを固めるたま☆ちゃんは、腕十字できっちり一本勝ちした。
▼第2試合 クラスC+ 58kg契約 5分2R
○山関奈々子(直心会)
一本 2R4分13秒 ※スリーパー
●HARUMI(巴組)
1R、組み付きに来るHARUMIに対し、山関は首相撲からのヒザ蹴りで応戦。距離を取るとミドル、ハイで圧倒する。終盤、グラウンドで上を取ったHHARUMIだったが、攻めあぐねてしまった。
2R、タックルにきたHARUMIを首相撲に捕らえた山関はヒザ蹴り連打。そしてがぶると、一気にバックを取りスリーパーの体勢へ。成す術のないHARUMIはタップ。全日本アマ修斗で優勝の実績を持つ山関が力の差を見せ付けた。
▼第1試合 クラスC+ 49kg契約 5分2R
○SACHI(禅道会愛知支部)
判定 3−0 ※20−19、20−18、19−18
●砂山和歌子(和術慧舟會富山支部SPO)
1R、禅道会のリアルファイティング空手道選手権女子50kg以下級で準優勝の成績を持つSACHIだが、ゴングが鳴っても自分から仕掛けようとしない。砂山のワン・ツーのパンチコンビネーションで圧力をかけていく。
2R、右ストレートが相手の顔面をぶち抜いたことで調子を掴んだSACHIがこのラウンドで仕掛けていく。
SACHIのパンチラッシュで砂山は大きくのけぞる場面が目立ち始め、急に失速。手数の多かったSACHIが判定勝利し、G-SHOOTO初参戦を勝利で飾った。
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