2007年1月4日(木)東京・後楽園ホールにて行われる全日本キックボクシング連盟主催『New Year
Kick Festival 2007』で、山内裕太郎(AJ)の保持する全日本スーパー・ウェルター級王座への挑戦を控えた同級1位の望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン)が、19日(日)タイ・ラジャダムナンスタジアムに出場し、見事KO勝利を収めた。
ムエタイの強豪アヌワットを擁する名門「ゲオサムリットジム」のホープ選手、ハーンチャナ・ゲオサムリット(タイ)と対戦した望月。昨年10月にはラジャダムナンで現ウェルター級1位で、先日の全日本キック後楽園大会で大輝(JMC横浜)と対戦したゲーンカート・チューワッタナ(タイ)に4RKO勝ちしており、この試合に勝てばラジャダムナンスタジアム・スーパー・ウェルター級にランキング入りすることが確約されていた。
試合前は長身から繰り出すミドルキックとヒザ蹴りを武器とする選手という情報が入っていたハーンチャナは、ムエタイ特有のゆったりとしたリズムの中、離れてはミドル、組み付いてヒザを繰り出す。対する望月は得意のパンチを振るうものの連打までは繋げず、ハーンチャナがポイントを大きくリードし
たまま3Rまでが終了。
次の4Rで盛り返せなければ、望月の勝ち目がほぼなくなるという試合展開の中、セコンドの大江慎は、ハーンチャナがボディへの攻めを嫌がっていたことを踏まえ、望月にボディブローを多用するよう指示する。するとこの指示がずばり的中!
4R開始から、捨て身の望月がボディ攻めに転じるとハーンチャナは徐々に後退。ここを勝負所と見た望月が放った渾身の左ボディフックがまともにヒットすると、ハーンチャナはたまらずダウン、そのまま10カウントを聞いた。
この勝利では望月の戦績は19戦14勝(9KO)5敗。次回12月上旬に発表されるラジャダムナン・スタジアム公式ランキングでは、スーパー・ウェルター級(69.87kg)にランクインすることが確定すると共に、全日本キックのタイトル戦に向けても大きく弾みをつけた。
▼スーパー・ウェルター級契約 ムエタイルール 5R
○望月竜介(日本/全日本スーパー・ウェルター級1位/U.W.F.スネークピットジャパン)
KO 4R ※左ボディフック
●ハーンチャナ・ゲオサムリット(タイ)
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