初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス主催
「リアルストロングスタイル頂上決戦〜第9回掣圏真陰流トーナメント」
2006年12月12日(火)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
初代タイガーマスクこと佐山聡が創始した掣圏真陰流の第9回トーナメントが行われた。
選手はスーツ型の道衣“戦闘用スーツ”とオープンフィンガーグローブを着用し、95kg以下級でトーナメントを争う。スーツを掴んでの攻撃が認められ、パンチ、キック、ヒザ蹴り、タックル、投げ、絞め、関節技、グラウンドでの打撃(限定)が認められる。
頭突き、ヒジ打ち、噛み付き、目つき、金的、後頭部への打撃、グラウンドでの顔面への踏み付けとヒザ蹴りが反則。実戦を想定しているためブレイクは早く、リングをアスファルトと想定しているため投げがダウン2〜3回に匹敵する。
今回のトーナメントには、過去2回トーナメントで優勝している滝沢充(スーパータイガージム群馬)と様々な大会で好成績を残している加藤誠(ピンクタイガーモンスター軍)がエントリー。別ブロックの二人が決勝で対決となるか!?
■第9回掣圏真陰流トーナメント出場者
滝沢 充(スーパータイガージム群馬)
・生年月日、年齢:1974年7月19日、32才
・身長:168cm
・体重:68kg
・バックボーン:掣圏道
・出場歴:4回目(第3回&5回&7回掣圏真陰流トーナメント出場)
・主な戦歴・獲得タイトル:第3回&7回掣圏真陰流トーナメント優勝、第5回掣圏真陰流トーナメント3位、藤原敏男杯04年・05年優勝
加藤 誠(ピンクタイガーモンスター軍)
・生年月日・年齢:1976年10月1日・30才
・身長:174cm
・体重:74kg
・バックボーン:総合格闘技
・出場歴:4回目(第4&5回&6回掣圏真陰流トーナメント出場)
・主な戦歴・獲得タイトル:第6回掣圏真陰流トーナメント準優勝、第1回アマチュアパンクラス80kg以下級準優勝、2000年アマチュアシュートボクシング東海大会優勝、CMA-KPW第2代王者、第5回「藤原藤魂祭」F2ルール75kg以下級準優勝。(WKA世界ムエタイライト級王者、小林聡推薦選手)
菅田清仁(東海南体育協会)
・生年月日、年齢:1968年10月11日、38才
・身長:168cm
・体重:68kg
・バックボーン:サンボ
・出場歴:2回目(2006.6.7.第7回トーナメント出場)
飛鳥一撃(ターザン後藤一派)
・生年月日・年齢:1968年10月13日、39才
・身長:178cm
・体重:85kg
・バックボーン:空手
・出場歴:初出場
・主な戦歴・獲得タイトル:正道会館新人戦3位
・備考:実践空手で約20年のキャリア。空手、総合格闘技、プロレスまで幅広くこなす格闘家。
▼第9回掣圏真陰流トーナメント決勝 7分1R
○滝沢 充(スーパータイガージム群馬/第3回&第7回掣圏真陰流トーナメント優勝)
判定 3−0
●加藤 誠(ピンクタイガーモンスター軍/第6回掣圏真陰流トーナメント準優勝)
1回戦のオモプラッタで腕を負傷してしまった加藤はパンチではなく、ローキックで様子を伺う。ミドルをキャッチした滝沢はカウンターでストレート。
これで後方に倒れてしまった加藤は滝沢にしがみ付くようにタックルを仕掛ける。加藤のジャケットをひっぺがすように掴んだ滝沢は、相手の顔面にヒザ蹴り、そしてパウンドを叩き込む。
立ち上がった加藤はロー、フック、後ろ回しとプレッシャーをかける。距離を詰めた滝沢はフック連打。それを嫌がった加藤は低空タックル。がぶった滝沢はサッカーボールキックと非常な攻め。
自分の間合いを取った加藤はローを走らせる。ここからお互いに様子を探るようなスタンドの攻防に。そのまま時間が過ぎていき判定へ。
打撃によるダメージ、スタンドでの積極性を評価された滝沢に3票が入った。これで滝沢は掣圏真陰流トーナメントを3度制覇した。
▼第9回掣圏真陰流トーナメント1回戦第2試合 5分1R
○滝沢 充(スーパータイガージム群馬/第3回&第7回掣圏真陰流トーナメント優勝)
KO 1R0分45秒
●飛鳥一撃(ターザン後藤一派/正道会館新人戦3位)
体格で上回る飛鳥は一気にプレッシャーをかけながら滝沢をロープまで追い込んだ。連打をもらうまいと組み付いた滝沢は体を入れ替える。離れ際にパンチ連打を繰り出すと、滝沢の右ストレートがもろに顔面に突き刺さった。
この一撃でばったりと倒れこんだ飛鳥からバックマウントを取った滝沢がパンチを数発殴ったところでレフェリーが慌ててストップ! 大本命・滝沢が決勝へのチケットを手に入れた。
▼第9回掣圏真陰流トーナメント1回戦第1試合 5分1R
○加藤誠(ピンクタイガーモンスター軍/第6回掣圏真陰流トーナメント準優勝)
判定 3−0
●菅田清仁(東海南体育協会/第7回掣圏真陰流トーナメント出場)
加藤のセコンドには、11・29スマックガールで勝利した唯我がつく。
まずは両者ともにローの蹴り合い。尻餅ついた菅田に加藤はパウンドを落としていく。下の菅田は相手の足をキャッチするとアキレス腱固めへ。加藤もアキレス腱を取りに行ったところでブレイクがかかった。
加藤がジャブでプレッシャーをかけていくと、菅田はスタンドの攻防を嫌がり組み付きへ。引き込んだ菅田はアキレス腱、三角絞めを仕掛けるも、加藤は巧みにディフェンスし立ち上がる。
再び組み付きにくる菅田に、加藤は首相撲からヒザ蹴り。勢いで加藤が追い込んでいくと、菅田は下になりオモプラッタの体勢へ。加藤は反転するかたちで無理やり腕を引っこ抜くと、上からパウンド。
ブレイク後、またもやしがみ付いてくる菅田をフロントスープレックス気味に投げた加藤が上になったところでゴング。スタンドの攻防で積極性を評価された加藤に3票が入り、決勝に駒を進めた。
▼掣圏真陰流演武
桜木裕司(掣圏真陰流 掣圏会館師範)
VS
瓜田幸造(掣圏真陰流 掣圏会館師範代)
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