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【ライズ】好試合続出!尾崎圭司が水谷、裕樹、寒川を下し、DoAトーナメント初優勝

2006/12/17



株式会社KGS
「3A-LIFE&FULLCAST PRESENTS
R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT’06」
2006年12月17日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
※オープニングファイトは15:15〜




▼第11試合 メインイベント DoAトーナメント決勝戦
尾崎圭司(チームドラゴン/全日本フルコンタクトテコンドー選手権優勝)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
寒川直喜(バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)

 1R、ジャブと右ローのコンビネーションで攻める寒川。尾崎は寒川が準決勝でローを受けた右足に照準を絞り、左ローを蹴る。寒川はジャブから右ロー、右ハイキックを飛ばす。

 尾崎は右アッパーを突き上げ、寒川のパンチをしっかりとガードし左ロー。寒川のブロックの間を狙って、ボディフックやアッパーを繰り出す。尾崎は左ローを、寒川は右ローを蹴るバチバチの展開が続いた。

 2R、尾崎は左ローを連打し、右のスイングフックを当てる。左ボディから右ローを蹴る寒川。尾崎はコツコツとローを蹴って、寒川がガードを固めるとボディと顔面に細かくパンチを打ち分けていく。

 ここまでパンチとローを中心に攻めていた寒川だったが、ここから身長差を生かして組んでからのヒザ蹴りを多用。強引に尾崎の頭を下げさせて、ヒザ蹴りを放つ。

 左右のフックから右ローにつなげる尾崎。ローの蹴り合いでは寒川に競り勝ち、徐々に尾崎の手数が増える。何とか首相撲で尾崎の動きを制そうとする寒川だったが、尾崎が組み際に左フックを当てる。

 3R、しゃにむにパンチで前に出る寒川。尾崎に圧力をかけてロープまで詰めるとヒザ蹴り。

 尾崎も寒川の体を押し返して左ローを蹴るが、寒川も強烈なヒザ蹴りをボディに突き刺す。寒川は尾崎を首相撲にとらえてヒザ蹴りを打っていくが、なかなか尾崎の体を上手くコントロールすることが出来ない。

 逆に尾崎は必殺のバックキックとバックブローを繰り出し、勝負を賭ける。そして残り30秒を切ると、尾崎が左右のストレートで前に出て、寒川を後退させる。寒川も必死にパンチを返していくが、尾崎が気迫で寒川を押し切った。判定はフルマークで尾崎! デビューから3年、遂に尾崎がR.I.S.E.で初の栄光を掴んだ。

 試合後、リング上で「これでK-1MAXに出ていない70kgの選手の中で、現時点で僕が一番強いと言えると思います。僕はすでに次の世界を見てます。R.I.S.E.代表として格闘技界で暴れたいちと思います」と語った尾崎。

 しかしインタビュースペースでは「優勝した時点でK-1MAXに照準を絞っています。今はK-1のことしか考えていません」と、明確にK-1MAXへの出撃を宣言した。

 この発言についてR.I.S.E.内田康弘プロデューサーは「尾崎選手のK-1MAX参戦はバックアップしたい」と話しており、昨年のTATSUJIに続き、DoAトーナメントを制した尾崎の07年K-1MAX日本代表決定トーナメント参戦が期待される。




▼第10試合 スペシャルワンマッチ 3分3R
TATSUJI(アイアンアックス/DEADorALIVEトーナメント’06王者)
KO 2R2分52秒 ※3ノックダウン
チェ・ジョンユン(韓国/金海ジョンイジム)

 1R、いかにも力の強そうなガッチリ体系のチェは、TATSUJIのお株を奪うように左ジャブから右アッパー、ボディから左フックなど、パンチで攻め込む。

 TATSUJIはチェがパンチで前に出て来るところに左フック、パンチを出すと頭を下げるチェにヒザ蹴りを当てる。TATSUJIの右ローをひっかけて右ストレートを当てるチェ。TATSUJIは右ストレートから左フック、ヒザ蹴りからワンツーを放つ。

 2R、チェの左フックの打ち終わりに右ストレートを当てるTATSUJI。そのままチェをロープまで詰めて一気にパンチで攻め込むが、チェも左フックを返し気持ちの強さを見せる。しかしここでTATSUJIがチェのボディにヒザ蹴りを当て動きを止めて、強烈な左のボディフック!

 完全に動きが止まったチェのボディを滅多打ちにすると、遂にチェがダウンする。カウント9で何とか立ち上がったチェだったが、ダメージは明らか。TATSUJIは執拗なボディ攻めを繰り返し、立て続けに2度のダウンを奪い貫禄のKO勝利を収めた。

 試合後、TATSUJIは「R.I.S.E.のリングは気持ちいい。R.I.S.E.最高!! 来年は必ずK-1WORLDMAXのベルトをR.I.S.E.に持って帰ってきます」とマイクアピール。




▼第9試合 スペシャルワンマッチ 3分3R
HAYATO(日本/FUTUER_TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)
判定 3−0 ※30−29、30−28、30−28
K.MAX(韓国/STARMAX BADBOYS)

 1R、ローと前蹴りで距離を取るK.MAXに対して、HAYATOは前に出てプレッシャーをかけながら、左ミドル、右ストレートを当てる。K.MAXの左ローに右ストレートを合わせるHAYATO。

 さらにK.MAXのジャブに右ストレートをかぶせるなど、パンチを当てるHAYATOだったが、一発を狙いすぎるためか、攻撃が単発に終わってしまう。

 2R、左ミドルからバックブローを放つHAYATO。右ローを蹴って、右ストレートを当て、K.MAXのボディにヒザ蹴りを突き刺す。K.MAXも左ボディから右アッパーを出していくが、HAYATOの右ローでやや動きが止まる。

 そこにHAYATOは左フックから打ち下ろしの右ストレート、さらにK.MAXの頭が下がったところにヒザ蹴り。しかしK.MAXは倒れない。

 客席から「KOで勝てよ!」と声が上がる中、気合を入れて3Rに挑んだHAYATO。左アッパーから右ストレートを当て、下がるK.MAXに右ストレートで飛び込み、そこからヒザ蹴り、右ローを当てていく。

 その後も右ストレート、右ローを当てるHAYATOだが、ここでも攻撃が単発に終わってしまい、K.MAXを仕留め切れない。終了間際に左フック、右ストレートを当てたHAYATOだったが、判定決着となった。

 判定は終始攻め続けたHAYATOに軍配が上がったものの、K-1MAXでの活躍を目論むHAYATOにとってはインパクトのない試合内容となってしまった。




▼第8試合 DoAトーナメント準決勝第2試合
寒川直喜(バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
判定 3−0 ※29−28、30−29、30−28
川端健司(チームドラゴン)

 一回戦を1RKO勝ちした寒川と、延長までフルに戦った川端。この試合結果がどう影響するか?

 1R、左ローと左ミドルを蹴る川端。寒川は的確にジャブを当てて、左のローを当てる。必死に手数を出し左右のローを当てる川端だったが、寒川の左フック、右ストレート、左ローを受けてバランスを崩してしまう。

 前回の対戦でダウンを奪った左フックからの右ハイキックを繰り出す寒川。ジャブと前蹴りで川端の体力を削っていく。

 2R、寒川は足を使って距離を取り、川端の攻撃をかわしながらコツコツとジャブを突き刺す。そして川端がロープに詰まったところでヒザ蹴り、川端はこれで尻餅をつくが、ダウンは宣告されず。

 寒川は組みの攻防になると、川端の首をへし折らんばかりに顔面を突き放し、サバ折りでマットに転がすえげつない攻撃を見せる。さらにワンツーを当てる寒川。しかしそれでも川端の心は折れず、根性でパンチとローを繰り出していく。

 3R、しつこく蹴り続けた川端のローで、寒川がややバランスを崩す。川端はこのローを突破口にパンチにつなげたいところだったが、どうしても手数が止まってしまう。

 逆に寒川はジャブとローをコツコツ当てて、打点の高いヒザ蹴り。上手くクリンチを使って、川端に反撃のチャンスを与えない。

 しかしここで川端が寒川の組際に右アッパーを突き上げ、寒川の顔面が跳ね上がる! 大逆転勝利を狙う川端は左フックから右ハイキック、残り10秒を切ると、水町戦同様に気持ちでパンチを繰り出していった。

 判定はジャブとローを軸とした攻撃で確実にダメージを与え続けた寒川。しかしトーナメント度外視の気持ちの入ったファイトを見せた川端は“ドラゴンハート”の名に恥じない活躍を見せたと言っていいだろう。




▼第7試合 DoAトーナメント準決勝第1試合
尾崎圭司(チームドラゴン/全日本フルコンタクトテコンドー選手権優勝)
KO 2R1分58秒
裕樹(リアルディール/REALDEALウェルター級王者)

 1R、パンチで前に出て行く裕樹。尾崎は水谷戦でも多用した首相撲での相手の太腿へのカカト落としを見せる。左ミドル、左ハイを出す尾崎。

 裕樹は尾崎の左アッパーに左フックを返す。顔面のガードを固めてジリジリと前に出て右ローを蹴る裕樹。尾崎はフックやアッパーでガードの隙間を狙いながら、左のインロー。

 喜入戦で足にダメージを負っている裕樹は、このローでバランスを崩してしまう。その後もパンチからのコンビネーションで、裕樹の前足にローを集める尾崎。裕樹は手数こそ出すものの、クリーンヒットはない。

 2R、尾崎は前蹴りで裕樹を突き放し、裕樹がロープを背負ったところで飛びヒザ蹴り! これで裕樹がダウンを喫する。再開後、尾崎はすぐにバックキックを蹴り、ガードを固めて亀になる裕樹にバックブローとパンチの連打で襲い掛かる。

 裕樹も必死に右アッパー、左フックを返していくが、尾崎のインローを受けると、どうしてもバランスを崩してしまう。マットに膝を着いてもすぐに立ち上がり、何とかダウンは阻止してきた裕樹だったが、尾崎の執拗なローで遂にダウン。尾崎が裕樹のリベンジを退けた。




▼第6試合 DoAトーナメント一回戦 第4試合
寒川直喜(バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
KO 1R2分39秒
牧野智昭(ソーチタラダ渋谷/KANMINARIMON CLIMAX’06優勝)

 1R プロデビュー戦となる牧野は全く気負うことなくガンガン前に出て攻撃を繰り出す。寒川は冷静に防御。距離を詰める牧野はロープまで追い込みをかけるが、寒川は右ストレートでダウンを奪った。

 立ち上がる牧野に対し、寒川はパンチのラッシュ。背を向ける牧野にスタンディングダウンが言い渡され、寒川が勝利しトーナメント優勝に向け幸先よいスタートを切った。




▼第5試合 DoAトーナメント一回戦 第3試合
川端健司(チームドラゴン)
延長判定 3−0 ※10−9、10−8、10−8
水町 浩(士魂村上塾/MA日本ウェルター級1位)

 1R プレッシャーをかける水町に対し、川端は下がりながら攻撃。ストレートで盛り返す川端は強打を見舞い、前に詰めていく。

 2R 前に出てくる川端を捕らえた水町は首相撲。水町はフックを当てるも、川端は首相撲をやり返し、追撃を許さない。

 3R フルマラソンのように攻撃を出すために、両者に攻め疲れか見え始めた。水町はクリンチから左ボディ。水町は上段後ろ回し蹴りを何度か見せるがヒットせず。一進一退の攻防は判定でも決着はつかず、延長へと突入した。

 延長R 川端の左フックが水町を捕らえ後退させる。お互いに大振りのフックを出し合い、川端のフックが先に水町の顔面に突き刺さり、ダウンを奪う。

 しかしここで川端にカットが見られたためにドクターチェックが入った。再開後、持ち返そうと水町は飛びヒザ蹴り。もつれ合いながら倒れる場面が目立つ。フラフラの両者。最後に水町がコーナーに追い込み、フック連打を見舞ったところでゴング。川端が接戦の末に、準決勝行きを決めた。




▼第4試合 DoAトーナメント一回戦 第2試合
尾崎圭司(チームドラゴン/全日本フルコンタクトテコンドー選手権優勝)
判定 3−0 ※30−26、30−27、30−27
水谷秀樹(スクランブル渋谷/FLASH to CLASHトーナメント'06王者)

 1R 尾崎はロー、サイドキック、クリンチからのヒザ蹴りを仕掛け勢いにのる。水谷も負けじと突き刺すようなストレート連打からヒザ蹴りで対抗する。お互いに細かくパンチを打ち合い、尾崎がテコンドー仕込みのバックスピンキック。

 2R 距離を詰めパンチを打ち合う両者。水谷が圧力をかける中、尾崎はバックステップしながらローを効かせ自分の距離を保つ。

 パンチが激しく交錯する中、尾崎のワンツーのパンチコンビネーションが水谷の顔面を捕らえダウン奪取! ここで2R終了のゴング。

 3R 至近距離でパンチを出す両者。お互いに一歩も譲らない展開が続く。尾崎はバックスピンキックをスタートに、バックブローなどの回転系の技で畳みにかかった。水谷も意地を見せるようにパンチラッシュするも時すでに遅し。尾崎が準決勝へのチケットを手に入れた。




▼第3試合 DoAトーナメント一回戦 第1試合
裕樹(リアルディール/REALDEALウェルター級王者)
判定 2−0 ※29−27、28−28、28−27
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKスーパーライト級王者)

 1R、両者ともにパンチを入れてローを効かせる。勢いのある裕樹はローから左ハイ。さらに左ストレートを決めて先制のダウンを奪う。

 立った喜入はダメージの印象を払拭するように飛びヒザ蹴りからパンチのラッシュを仕掛けたがゴング。

 2R、巻き返そうと喜入は手数を出していく。凌ぐ裕樹は距離を詰めロー。喜入は足にダメージが蓄積されていき、ローを受けるたびに体がくの字になる場面も。

 攻め疲れの印象のある喜入をコーナーに詰める裕樹。2R終了のゴングが鳴らされると、裕樹はガッツポーズで自分の有利をアピール!

 3R、喜入はクリンチからのヒザ蹴りで突き放す。裕樹は細かいパンチ連打からロー。

 途中、喜入の突き刺すようなヒザ蹴りが裕樹の股間を直撃。ファールカップが割れるぐらいの衝撃であった。再開後、壮絶な打撃戦へ。喜入は左ハイでダウンを奪い返した。立った裕樹も左ハイでぐらつかせるが、ここでゴング。僅差ながらも裕樹が勝利し、準決勝へと駒を進めた。



▼第2試合 DoAトーナメント第二リザーブマッチ 3分3R
池井佑丞(スクランブル渋谷/KAMINARIMONアマチュア80kg級トーナメント優勝)
KO 1R2分44秒
小宮山大介(北斗会館/第20回全日本ウェイト制軽量級優勝)

 優勝回数43回、極真の2003年全日本ウェイト制大会軽量級優勝の天才空手少年・小宮山がキックデビュー! まずは空手衣姿の小宮山が登場。セコンドにはDEEP女子ライト級王者の渡辺久江がつく。

 1R 先制の攻撃を仕掛けたのは小宮山。右ミドル2連発。1発目は快音を響かせたが、2発目は空振りしてしまい転倒。小宮山は勢いよく右ストレートも出す。

 池井は距離を潰し、首相撲からヒザ蹴り。さらに左フックでぐらつかせると、小宮山は顔面にヒザ蹴りを受けダウン! しかし、これはブレイク後の池井の攻撃だったためにダウンとは見なされず。

 小宮山の間合いを潰す池井は首相撲に捕らえると、ヒザ蹴りを連打。小宮山は首相撲の対処が出来ずに防戦一方となってしまった。間髪入れず池井は左ストレートをクリーンヒットさせダウン奪取! 立ち上がった小宮山は空手仕込みの左ハイを出すが空振りに。そのまま勢いに乗る池井がパンチラッシュで畳みにかかり、右フックで小宮山を沈めた。



▼第1試合 DoAトーナメント 第一リザーブマッチ
MIKOTO(アイアンアックス)
判定 2−1 ※30−29、28−29、30−29
拳士(シルバーウルフ)

 1R序盤から両者はローの打ち合い。拳士はプレッシャーをかけながらMIKOTOを後退させるが、クリンチで凌がれた。

 2R、MIKOTOがハイを出すと、拳士に火が付き、パンチラッシュ。しかしMIKOTOはクリンチに出るために、拳士は自分のペースを掴みきれない。

 3R、MIKOTOのローが効果的にヒットし始めた。かわらず拳士は前進するも、MIKOTOのクリンチのために持ち味であるボクシングテクニックは出せない。手数の多かったMIKOTOが判定勝利し、リザーバーの権利を得た。



▼オープニングマッチ第2試合 70kg以下契約 3分3R
日菜太(湘南格闘クラブ)
30−29、30−29、30−28
大渡博之(正道会館)

▼オープニングマッチ第1試合 Kリーグチャレンジマッチ 2分2R
岩本和也(ファイティングスペースゼロ)
ドロー 判定 0−0
豊嶋亮太(リアルディール)

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