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【全日本レスリング】山本”KID”徳郁が2回戦でまさかの負傷、全治3,4カ月と診断

2007/01/28


全日本レスリング選手権大会実行委員会
「天皇杯 平成十八年度全日本レスリング選手権大会」

2007年1月28日(日)東京・駒沢オリンピック公園総合運動場
開場8:30 試合開始10:00

▼フリースタイル60kg級 2回戦
井上謙二(自衛隊/アテネ五輪銅メダリスト)
フォール負け 第1ピリオド16秒
山本“KID”徳郁(KILLER BEE)

 見事に初戦を突破したKIDの前に立ちふさがるのは、アテネ五輪銅メダリストの井上謙二。

 井上は負傷により戦列を離れており、強化委員会推薦枠での出場となったのだが、オリンピック出場を目指すKIDにとってはライバルになりうる存在の一人だ。 再び大声援に迎えられてレスリングマットに上がったKID。1回戦では尻上がりに調子を上げていただけに、大きな期待を集めていたのだが…

 試合開始16秒、組み手争いから井上がKIDの右腕を取って巻き投げ! 井上がそのままKIDをフォールし、KIDがまさかの秒殺負けを喫してしまった。

 さらにKIDは投げられた際に右肘を負傷。脱臼するような状態となり、マット上でセコンドについた父・郁栄氏やドクターに治療を受けた後、苦悶の表情を浮かべつつ、右腕をかばいながらマットを降りた。

 当初は試合直後のインタビューも予定されていたが、KIDはドクター同行のもと救急車で病院へ直行。実行委員会を通じて「軽く怪我しちゃったんで、ガッチリ治してきます」というKIDのコメントが発表された。

 KIDの試合後、囲み取材に応じた姉の美憂は「2回戦は残念でしたね。ただし不安はあったけれど、動きが大分戻っていて、動きにキレもあって安心しました。タックルが課題だったんですが、よく動いていたと思います。2分3ピリオドの新ルールは(KIDに)合っていると思う」とコメント。

 妹の聖子も「1回戦の第1ピリオドは動きが硬くて見ている場面があったけど、第2ピリオドに入ってからはタックルを仕掛けて動きが止まらなかった。2回戦も1回戦とはかなり違っていて、短い時間だったけれど動けていたと思う。怪我を治して練習すれば、もっといいレスリングが出来ると思います」と語った。

 KIDの恩師であり、山梨学院大学レスリング部・高田裕司監督は「1回戦の第1ピリオドは緊張も見られたけど、第2ピリオドにはタックルにも入って持ち味が出ていた。2回戦がああなるとは思ってもいなかったし、もっと(KIDの)試合を見たかった。いい試合だったと思う」と、KIDのレスリングにおける可能性を評価。

 また「テーピングは本人が巻いたもので、私たちはそのままの状態で出てもいいと考えていました。かなり気をつかってくれたのだと思います」と、KIDがタトゥーを隠すためにテーピングを巻いたことについても触れた。

 今回の全日本選手権は北京五輪代表選考の最初の大会となり、1回戦に勝利したKIDは6月の『全日本選抜選手権』への出場資格を得たことになる。首の皮1枚繋がった形だが、負傷した右ヒジの回復が気になるところ。

 高田監督は「協会としては(6月の大会に)出てもらいたい」とした上で、「脱臼はしていると思うので、どのくらいひどいものなのか。あとは本人次第です」と話している。(KIDサイドから発表された診断結果は右肘亜脱臼、全治3・4カ月)


▼フリースタイル60kg級 1回戦
山本“KID”徳郁(KILLER BEE)
第1ピリオド 3-2、第2ピリオド 5-1
土田章博(自衛隊/06年全日本社会人選手権3位)

 試合前に「あと3試合で山本KID選手の試合が始まります」とアナウンスされ、アップスペースの映像がスクリーンに写し出されるなど、KIDのレスリング復帰戦はアマチュア大会としては異例の注目度を集めた。そして父・郁栄氏がセコンドとして見守る中、KIDはマットへ上がった。

 第1ピリオド、試合の感覚が取り戻せていないのか、やや相手の出方を伺いながら軽く動くKID。しかし残り30秒を切ると、鋭いタックルで土田からテイクダウンを奪う。しかし倒された土田もKIDの体を後方に返したため、ポイントはVTRでの協議へ。協議の結果、KIDがポイント3-2でリードし、第1ピリオドをものにした。

 そして第2ラウンドに入ると、KIDの動きにキレが出てくる。土田を場外に押し出す形で立て続けにポイントを奪うと、第1ピリオドに続きタックルから土田の体を豪快にリフトしてポイントを重ねる。最後は土田に1ポイント与えたものの、序盤のポイントを守りきり、見事にレスリング復帰戦を飾った。


▼フリースタイル60kg級 決勝
湯元健一(日体大/05年全日本選手権)
第1ピリオド4-0、第2ピリオド4-0
井上謙二(自衛隊/アテネ五輪銅メダリスト)

 KIDの参戦で注目を集めた60kgを制したのは、05年に1年生で全日本大学王者に輝いた湯元。KIDに勝って決勝進出を決めたアテネ五輪銅メダリストの井上を相手に、湯元は第1ピリオドからタックルでバックを奪いポイントを取る。第2ピリオドに入っても同様にポイントを重ね、井上を下した。

 試合後のマット上で「いやあ良かった(笑)。すごく盛り上がっている中で、自分が一番になって良かった。北京行きます!」と湯元。インタビュースペースではKID参戦について「スピードもあって、思っていたよりも強かった。2回戦のアクシデントはかわいそうだったと思います」としたものの、「周りよりも自分のことを考えてやります」と話している。

▼男子フリースタイル60kg級
優勝 湯元健一(日体大)
準優勝 井上謙二(自衛隊)
3位 大澤茂樹(山梨学院大学)
3位 大館信也(自衛隊)


▼フリースタイル55kg級 決勝
松永共広(ALSOK綜合警備保障)
第1ピリオド1-0、第2ピリオド1-0
田岡秀規(自衛隊体育学校)

 田岡に敗れて世界選手権代表の座を逃した松永。絶好のリベンジのチャンスとなった今回、第1ピリオド終盤に奪ったポイントを守りきり、田岡を下した。

「絶対にリベンジしようと思いました。試合内容はよくなかったんですが、勝ててよかった。この勢いで選抜もとって、世界選手権でメダルを獲りたいと思います」(松永)

▼男子フリースタイル55kg級
優勝 松永共広(ALSOK綜合警備保障)
準優勝 田岡秀規(自衛隊体育学校)
3位 齋藤将士(警視庁)
3位 富田和秀(大東大)



▼グレコローマン60kg級 決勝
笹本睦(ALSOK綜合警備保障)
第1ピリオド3-0、第2ピリオド4-1
松本隆太郎(日体大)

 3大会連続の五輪出場を狙う笹本は、バックからのローリングでポイントを奪って優勝。7連覇を達成すると共に、最優秀選手に授与される天皇杯も獲得した。

「世界選手権では不甲斐ない試合をしたので、絶対に金メダルが欲しかった」と笹本。「疲れがあったので、少し休んでイチから練習します」と北京に向けての意気込みを語った。

▼男子グレコローマン60kg級
優勝 笹本睦(ALSOK綜合警備保障)
準優勝 松本隆太郎(日体大)
3位 谷岡泰幸(自衛隊)
3位 北岡秀王(日体大)




▼女子55kg級 決勝
吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)
第1ピリオド2-0、第2ピリオド4-0
坂本日登美(自衛隊体育学校)

「守り方が上手くて、入りづらかった」と、得意のタックルにいけない吉田だったが、がぶりからバックを奪ってポイントを取ると、第2ピリオドにはタックルでポイントを奪って優勝。100連勝を超える脅威の無敗記録を更新した。

 試合後、吉田は「今年は本当に大事な年なので、気合を入れてやりました。アテネに続いて北京で五輪を連覇するのが夢、金メダルを取ります!」と力強く語った。

▼女子55kg級
優勝 吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)
準優勝 坂本日登美(自衛隊体育学校)
3位 車屋綾香(宮古商業高等学校)
3位 松川知華子(日本大学)


【関連リンク】
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