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【J-NET女祭り・夜の部】成沢が女子プロの刺客を撃破、MIKUはキックデビュー戦で秒殺勝利

2007/02/04


J-NETWORK
2007年女祭り開幕戦・夜の部」
2007年2月4日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30



▼メインイベント スーパーファイト 58.5kg契約サバイバルマッチ
成沢紀予(ソーチタラダ渋谷)
判定 3−0 ※30−29、30−28、30−28
亜利弥’(フリー)


 174cmの長身を活かしたヒザ蹴りで優位に試合を展開する成沢。女子プロレスラーを本業とする亜利弥’は臆することなく踏み込んでフックを放つが、リーチ差があるために成沢の攻撃の的となってしまう。

 亜利弥’のローキックに対し、2R、3Rと成沢は首相撲からのヒザ蹴りで終始試合をリード。そのまま判定で勝利をもぎとった。

 通常より5kg重い契約体重で臨んだ試合だっただけに、マイクを握った成沢は「体が重かったです」と苦笑い。3月のバンタム級トーナメントに向けてこれから減量して臨むことになる。
 




▼セミファイナル J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦フライ級サバイバルマッチ1
林田昌子(全日本・藤原)
判定 2−0 ※30−30、30−29、30−29
杉貴美子(SOLID FIST)

 パンチで圧力をかける杉に対し、ひたすら林だはローを打つのみ。距離を縮められれば林田はクリンチにいき、相手の攻撃のリズムを崩す。

 ならばと杉はヒザ蹴りにいくが、ブレイクが早いために有効打はない。2Rには、林田のローが効きはじめ、杉が自らクリンチに行く場面が目立つようになった。

 3R、杉のパンチに付き合う林田だったが、すぐにクリンチ。杉は首相撲からのヒザ蹴り勝負に行くが捕らえることは出来なった。「初のセミ抜擢で緊張してしまった」という林田が僅差の判定で勝利をモノにし、2回戦でフライ級の優勝候補であるグレイシャア亜紀と対戦する。


▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦フライ級サバイバルマッチ1
田中佑季(全日本・BOOCH BEAT)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−28
CHIZU(MA・菅原)

 試合後に今大会のイベントプロデューサーである八島氏が語っていたように、今大会のベストバウトといえる試合となった。

 序盤、両者はローキックの打ち合い。距離を詰める田中は重いフックを当てるが、負けじとCHIZUは首相撲で捕らえ反撃の糸口を掴ませない。

 3Rには、田中の右ハイがヒットするもCHIZUは無理やり押し込んでダメージを感じさせない。お互いに休むことなく打ち合ったが、終始プレッシャーをかけ主導権を握っていた田中に軍配が上がった。この結果を受け、2回戦では田中とMIKUが対決する。




▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦フライ級サバイバルマッチ1
MIKU(クラブ・バーバリアン)
KO 1R0分22秒
大浜芳美(NJKF・OGUNI)

 MIKUはトーナメント1回戦出場6選手の中で最も注目を集めている“女子総合の超新星”。全日本柔術大会で紫帯で優勝するなど輝かしい実績を持っている。

 まず仕掛けたのは大浜。鋭いローを見舞うと、それに応えるようにMIKUはパンチのラッシュで反撃。ミドルを織り交ぜながら大浜はパンチで出る。

 うるさい大浜を首相撲で捕らえたMIKUは鋭いヒザ蹴りを4連打。モロに腹部に食らった大浜は立つことが出来ず。MIKUはキックデビュー戦を秒殺勝利で飾った。



▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦フェザー級サバイバルマッチ1
佐々木仁子(チームドラゴン)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−27
小八ヶ代真紀(フリー)

 優勝の呼び名の高い佐々木は序盤からブンブンフックを振り回す。たくましい二の腕から繰出されるだけあって何度も相手をぐらつかせる。女子ボクシングフェザー級トップランカーの小八ヶ代は意地を見せジャブで突き放す。

 チームドラゴンのリーダー・前田憲作の指示通りに動いていた佐々木は徐々に相手を攻略し、余裕の動きを見せた。小八ヶ代の顔は真っ赤に染まり、KO決着は目前に見えたのだが佐々木は捕らえることが出来なかった。


▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦フェザー級サバイバルマッチ1
尾身雅江(NJKF・上州松井)
延長判定 3−0 ※10−9、10−9、10−9
柳川舞(フォルティス)

 序盤から激しい展開となる。ローキック連打の柳川に対し、尾身はパンチラッシュを仕掛ける。お互いに休む間もない打ち合いを演じた。3Rにはパンチの手数で上回る尾身が圧倒する場面を見せたのだが、タフな柳川が持ちこたえ反撃に転じる。

 決定打のないまま本戦は終了し、延長ラウンドへと突入する。お互いに死力を尽くし手を出し合う中、パンチの回転の早い尾身が勝利を掴み3月大会へ。2回戦では、シード枠の真(全日本・峯心会)と対決する。




▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦バンタム級サバイバルマッチ1
AZUMA(y-park)
KO 1R0分32秒
石井美希子(MA・習志野)

 注目株であるAZUMAのセコンドには同門の先輩・山田純琴がついた。

 左右のミドルから入ったAZUMA。手探りのように石井もミドルからパンチでつなぐ。接近戦での打ち合いとなり、石井の左フックに対し、カウンターでAZUMAは左ストレート! 

 これが見事にクリーンヒットで当たり、石井は立てることが出来ず。これまで2戦2敗の成績だったAZUMAは、やっと掴んだ一勝に大喜びした。3月大会では、キックで6戦5勝と抜群の戦績を誇るせりと対戦することになる。



▼J−GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント1回戦バンタム級サバイバルマッチ1
佐竹のぞみ(全日本・鷹虎)
判定 2−0 ※30−30、30−29、30−29
バイソンMIHO(SB・龍生塾)

 下馬評ではシュートボクシングと女子ボクシングのライセンスを持つバイソンが有利の声が大きかったのだが……。

 開始早々から勢いがあったのは佐竹。パンチの連打と前蹴りでバイソンに攻撃するチャンスを与えない。2Rに入ると、ようやく本調子を戻した佐竹が前進するようにパンチで反撃に出る。

 3Rになると、両者ともに手数を出し合い打ち合いに。僅差の判定で佐竹が勝利した。よって3月大会では、シード枠の成沢紀予と対戦することが決定した。

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